MARCHとはどこの大学群?各大学の特徴や難易、偏差値の高い学部について解説!

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こんにちは!四谷学院の奥野です。
首都圏の難関私立大学群「MARCH」は、明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の頭文字を取った呼称で、受験生だけでなく世間にも広く知られています。

本記事では、MARCHの各大学の特徴や難易度、偏差値の高い学部について解説します。また、MARCHとよく比較される、ほかの大学群についてもご紹介しますので、志望校選びや併願校検討の参考にしてください。

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MARCHとは?

MARCH(マーチ)とは、明治大学(M)・青山学院大学(A)・立教大学(R)・中央大学(C)・法政大学(H)の頭文字を取った、首都圏を代表する難関私立大学群の通称です。いずれの大学も長い歴史と高い人気を誇り、毎年多くの受験生が志望校や併願校として選択しています。

各大学は東京都内を中心にキャンパスを構え、学部や学科によって偏差値や特徴もさまざまです。MARCHは大学受験や就職活動の場面でも広く認知されており、同レベルのほかの大学群と比較されることも多い存在です。

各大学の特徴や難易度、学部ごとの偏差値をご紹介!

次に、MARCHの各大学の特徴や難易度、学部ごとの偏差値をご紹介します。

【M】明治大学

明治大学は、約34,000人の学生が通う首都圏有数のマンモス大学です。和泉・駿河台・中野(いずれも都内)と生田(神奈川/川崎)の4つのキャンパスがあります。2023年の六大学野球で野球部が優勝するなど、学業だけでなく部活動にも力を入れているのが特徴です。

明治大学の偏差値は学部によって異なりますが、看板学部の政治経済学部で60.0~65.0となっています。明治大学の学部ごとの偏差値は、以下のとおりです。

学部偏差値
法学部60.0〜62.5
商学部60.0〜62.5
政治経済学部60.0〜65.0
文学部57.5〜65.0
理工学部55.0〜62.5
農学部57.5〜62.5
経営学部60.0〜65.0
情報コミュニケーション学部60.0〜62.5
国際日本学部60.0〜65.0
総合数理学部57.5〜65.0

参照:パスナビ|明治大学/偏差値・共テ得点率(ボーダーライン)|2025年度入試|大学受験|旺文社

【A】青山学院大学

青山エリアにある青山学院大学は、MARCHの中でも特にオシャレなイメージのある大学です。(※現住所は渋谷ですが、創立当時は青山という地名だったことが大学名の由来となっています。)

青山学院大学には、青山キャンパスと相模原キャンパス(神奈川/相模原)の2つのキャンパスがあり、青山は主に人文系、相模原は理工系などの学部に分かれています。近年は、ミスコンで有名な青山学院大学ですが、学業面でも秀でていることはいうまでもありません。

青山学院大学の学部ごとの偏差値は、以下のとおりです。

学部偏差値
文学部57.5〜65.0
教育人間科学部60.0
経済学部60.0〜62.5
法学部57.5〜60.0
経営学部57.5〜62.5
国際政治経済学部57.5〜65.0
総合文化政策学部60.0
地球社会共生学部57.5
理工学部55.0〜57.5
社会情報学部55.0〜60.0
コミュニティ人間科学部55.0

参照:パスナビ|青山学院大学/偏差値・共テ得点率(ボーダーライン)|2025年度入試|大学受験|旺文社

【R】立教大学

1874年に創立された立教大学では、約20,000人の学生が勉強しています。キャンパスは池袋と新座(埼玉県/新座)の2箇所です。新座キャンパスには現代心理学部・観光学部・コミュニティ福祉学部・スポーツウエルネス学部があり、それ以外の学部は池袋キャンパスにあります。

立教大学の一番の特徴は、女子生徒数が多いこと!MARCHの中で女子生徒数>男子生徒数となっているのは立教大学だけなのです。

気になる偏差値は、人気の高い経営学部で62.5~65.0、異文化コミュニケーション学部で65.0となっています。立教大学の学部ごとの偏差値は、以下のとおりです。

学部偏差値
文学部57.5〜65.0
経済学部57.5〜62.5
法学部60.0〜62.5
経営学部62.5〜65.0
社会学部60.0〜62.5
観光学部57.5〜60.0
現代心理学部60.0〜62.5
コミュニティ福祉学部57.5
異文化コミュニケーション学部65.0
理学部57.5
スポーツウエルネス学部55.0

参照:パスナビ|立教大学/偏差値・共テ得点率(ボーダーライン)|2025年度入試|大学受験|旺文社

【C】中央大学

中央大学は、1885年に法律学校として設立された大学です。そのような背景から、多くの優秀な弁護士や裁判官を輩出している大学としても知られています。中央大学は多摩・後楽園・茗荷谷・市ヶ谷田町にキャンパスを持っており、学部によって通うキャンパスが異なります。

気になる看板学部の偏差値は、法学部が57.5〜62.5、総合政策学部で55.0〜57.5となっています。中央大学の学部ごとの偏差値は、以下のとおりです。

学部偏差値
法学部57.5〜62.5
経済学部55.0〜60.0
商学部55.0〜57.5
文学部52.5〜60.0
総合政策学部55.0〜57.5
国際経営学部52.5〜60.0
国際情報学部57.5~60.0
理工学部50.0〜60.0

参照:パスナビ|中央大学/偏差値・共テ得点率(ボーダーライン)|2025年度入試|大学受験|旺文社

【H】法政大学

約28,000人の学生数を誇る法政大学は、15の学部と3つのキャンパスを持つ大学です。キャンパスは、市ヶ谷・多摩・小金井(いずれも都内)にあり、市ヶ谷がメインキャンパスとなっています。

明治大学と同様、法政大学もMARCHのほか東京六大学にも属しており、全国的に知名度が高く、留学生が多いことが特徴です。

気になる学部の偏差値は、法学部が57.5〜62.5、と国際文化学部が60~65.0、文学部が55.0~65.0となっています。法政大学の学部ごとの偏差値は、以下のとおりです。

学部偏差値
法学部57.5〜62.5
経済学部55.0〜57.5
経営学部55.0〜60.0
文学部55.0〜65.0
社会学部55.0〜62.5
国際文化学部60.0〜65.0
人間環境学部57.5〜60.0
現代福祉学部52.5〜60.0
スポーツ健康学部55.0〜57.5
デザイン工学部52.5〜60.0
理工学部52.5〜57.5
生命科学部52.5〜57.5
グローバル教養学部57.5~60.0
情報科学部52.5〜57.5
キャリアデザイン学部57.5~60.0

参照:パスナビ|法政大学/偏差値・共テ得点率(ボーダーライン)|2025年度入試|大学受験|旺文社

MARCHとよく比較される大学群

MARCHは首都圏の難関私立大学群として高い人気を誇りますが、全国にはほかにもさまざまな大学群が存在し、受験生の志望校選びや進路検討の際に比較されています。

ここでは、旧帝大、関関同立近、SMART、成成明学獨國武、東京六大学といった代表的な大学群の特徴や難易度を解説します。

旧帝大

旧帝大とは、「旧帝国大学」の略称で、北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学の7校を指します。これらの大学は日本の国立大学の中でもトップレベルの難易度と伝統を誇り、研究力や社会的評価も非常に高いのが特徴です。

特に東京大学・京都大学は国内最高峰の難関校として知られています。各大学は地域の学術・産業の中心的役割も担っており、全国から優秀な学生が集まります。旧帝大は国立大学ということもあって、MARCHと比較すると、入試難易度や学術レベルの面で一段上とされる傾向です。

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関関同立近

関関同立近は、関西地方を代表する私立大学群で、関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学・近畿大学の5校を指します。特に、近畿大学を除いた4校の「関関同立」は、MARCHと並び称されることが多く、関西圏の難関私立大学として高い人気と実績を持っています。

しかし近年、近畿大学が規模や学生数の多さ、実学志向の教育で注目を集めており、「関関同立近」として紹介される機会が増えています。

MARCHと関関同立近は、首都圏・関西圏という地域性の違いはあるものの、偏差値や就職実績などで比較されることの多い大学群です。

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SMART

SMARTは、上智大学(Sophia)、明治大学(Meiji)、青山学院大学(Aoyama Gakuin)、立教大学(Rikkyo)、東京理科大学(Tokyo University of Science)の頭文字を取った大学群です。主に首都圏の難関私立大学として位置づけられており、特に理系分野で高い評価を受ける東京理科大学が含まれているのが特徴です。

MARCHと重複する大学もありますが、上智大学や東京理科大学は国際性や研究力などの面で独自性があり、志望校選びの際にMARCHとSMARTを比較検討する受験生も多く見られます。難易度や人気の高さはMARCHと同等、あるいはそれ以上とされることも多いです。

成成明学獨國武

成成明学獨國武は、成蹊大学、成城大学、明治学院大学、獨協大学、國學院大學、武蔵大学の6校からなる私立大学群です。MARCHよりやや難易度は下がるものの、首都圏の中堅上位私立大学として安定した人気があります。

各大学は伝統や特色ある教育方針を持ち、少人数教育や国際交流にも力を入れています。MARCHの併願校や滑り止めとして選ばれることが多く、学部によってはMARCHと同等の難易度となる場合もあります。キャンパスの雰囲気や学習環境は大学ごとに異なるため、志望校選びの際は実際に訪問して比較することが大切です。

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東京六大学

東京六大学は、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、立教大学の6校からなる大学群です。本来は大学野球リーグの加盟校を指しますが、現在では首都圏の伝統的な有力大学群としても認知されています。

各大学は長い歴史と高い知名度を持ち、学問・スポーツ・文化活動など多方面で実績を上げています。MARCHの明治・法政・立教が含まれており、早慶や東大と並んで進学先として人気が高いのが特徴です。学部や学科によっては非常に高い偏差値を誇るところもあり、全国から多くの受験生が集まります。

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まとめ

MARCHは、明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の5校からなる、首都圏を代表する難関私立大学群です。各大学が独自の歴史や特色、学部構成を持ち、幅広い学問分野で高い評価を得ています。学部ごとの難易度や偏差値に違いはありますが、文系学部は全国的にも高いレベルを誇り、理系も安定した人気があります。

また、MARCHは全国のほかの大学群ともよく比較され、志望校や併願校を選ぶ際の重要な選択肢となっています。自分に合った大学や学部を見つけるためにも、各大学の特徴や違いをしっかり把握しておくことが大切です。

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大学受験予備校「説明会」の参加の仕方と確認ポイント

大学受験合格ブログ編集部A

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