【2026年度入試】国公立大学 2段階選抜 実施状況まとめ【足切りって本当にあるの?】

大学受験情報
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基本的に共通テスト各大学の個別試験(二次試験)という2度の試験で合否を判定する国公立大学

しかし、だれでも二次試験に進めるとは限りません。
大学によっては2段階選抜(二段階選抜)を実施しており、一次試験である共通テストの成績において基準を超えていないと、次の試験に進むことができないのです。

いわゆる「足切り」と呼ばれ、いくら二次試験に自信があっても、挑戦することができません。
その仕組みに関しては、以下の記事を参考にしてください。

大学受験でよく聞く「足切り」とは?足切りの仕組みをわかりやすく解説
大学合格を目指す受験生ならば、「足切り」という言葉を聞いたことがあると思います。 「足切り」とは大学受験用語の一つで、おもに国公立大学で実施される選抜方法です。...

本記事では、2025年度入試から過去3年間で「2段階選抜の実施状況を大学ごとにまとめています。(2023~2025年度データ)
目次から各エリアのページに飛べるので、出願計画を立てるヒントにしてください。

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目次

北海道地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【北海道】
・小樽商科大学
・帯広畜産大学
・北見工業大学
・釧路公立大学
・公立はこだて未来大学
・北海道教育大学
・室蘭工業大学

旭川医科大学(北海道)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科では、後期日程で毎年2段階選抜を実施しています。
ただし、2026年度入試より後期は廃止となり、前期日程の募集人員にプラスされます。

2025年度入試より予告倍率が5倍⇒4倍と下がりました
前期日程もこれまで毎年実施されていましたが、2025年度は志願倍率が3.7倍まで下がり、実施されることはありませんでした。

二次試験で理科の受験が不要という点も受験生が集まりやすい理由でしたが、2027年度入試からは理科2科目が課されるようになります。

看護学科では後期の志願者が予告倍率の4倍を上回ることが多いものの、実施していません

旭川市立大学(北海道)

過去2年 実施ナシ(2024年度より実施)

実施状況

保健福祉学部の2学科のみ予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えても実施していません

公立千歳科学技術大学(北海道)

過去3年 実施ナシ

実施状況

経済学部の中期日程のみ予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えても実施していません

札幌医科大学(北海道)

過去3年 実施ナシ

実施状況

医学部・保健医療学部ともに予告倍率を設定していますが、志願倍率が超えていません。

北海道大学(北海道)

過去3年 実施ナシ

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、後期日程では志願倍率が超えることもありますが実施していません。

東北地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【青森県】
・青森県立保健大学
・青森公立大学
【岩手県】
・岩手大学
【宮城県】
・宮城大学
・宮城教育大学
【秋田県】
・秋田県立大学
・秋田公立美術大学
・国際教養大学
【山形県】
・山形県立米沢栄養大学
【福島県】
・会津大学
・福島大学

弘前大学(青森県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されており、2025年度入試では久しぶりに志願倍率が上回りました
予告倍率は8倍で、志願倍率が一般枠9.2倍、青森県定着枠が8.1倍となり、2段階選抜を実施しています。

岩手県立大学(岩手県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

ソフトウェア情報学部・ソフトウェア情報学科の中期日程のみ予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

東北大学(宮城県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は2段階選抜を行います
ただし、大幅に上回ることはほぼなく、各学部で不合格になる人数は多くないため、ある程度の得点がとれていれば出願はできるでしょう。

2025年度入試では、経済学部の前期(理系)・後期(文系)、理学部の後期で実施されています。

秋田大学(秋田県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科の後期日程では毎年2段階選抜を実施しています。
また、2025年度入試前期日程でも予告倍率の5倍を上回り、100名近くが不合格となっています。

山形大学(山形県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されており、後期日程では2年続けて2段階選抜を実施しています

前期日程の予告倍率は5倍で、志願倍率が一般枠5.8倍、地域枠が3.4倍となっていますが、実施はありませんでした。

山形県立保健医療大学(山形県)

過去1年において 2段階選抜実施アリ(2025年度より実施)

実施状況

2025年度入試より、保健医療学部の3学科ともに予告倍率が設定されました。
倍率は4倍で、理学療法学科のみ上回ったために2段階選抜を実施しています。
※保健医療学部のみ設置している大学

福島県立医科大学(福島県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

医学部と保健科学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学部は予告倍率の4倍を毎年超えていましたが、2025年度は下回り、実施がありませんでした。

保健科学部でも学科によっては超えることがあります。
2025年度は診療放射線科学科のみ、2段階選抜が実施されました。

関東地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【茨城県】
・茨城大学
・茨城県立医療大学
・筑波技術大学
【栃木県】
・宇都宮大学
【群馬県】
・群馬県立県民健康科学大学
・群馬県立女子大学
・高崎経済大学
【埼玉県】
・埼玉大学
【東京都】
・東京外国語大学
・東京海洋大学
・東京学芸大学
・東京芸術大学
・東京農工大学
【神奈川県】
・横浜国立大学(2025年度入試より廃止)

筑波大学(茨城県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
ただし、数字が超えている学部はいくつかありますが、過去3年で実際に2段階選抜を実施しているのは医学部医学科と芸術学部と体育学部のみです。

群馬大学(群馬県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科では毎年2段階選抜を実施しています。

「一般枠と地域医療枠の志願者の合計が募集人員の3倍を超えた場合、一般枠で187名程度、地域医療枠で32名程度を合格者とする」と、具体的な1次試験の合格者数を設定しています。

前橋工科大学(群馬県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

中期日程のみ予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えても実施していません
2025年度より、予告倍率が25倍から40倍へ変更となりました。
※工学部のみ設置している大学

埼玉県立大学(埼玉県)

過去2年 実施ナシ(2024年度より実施)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えても実施していません

千葉大学(千葉県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

医学部医学科では前期・後期ともに毎年2段階選抜を実施しています。
後期の倍率は非常に高いものの、前期は大きく超えることもなく、2025年度の一般枠では予告倍率を下回りました。
また、文系の看板学部でもある法政経学部にも予告倍率が設定されており、2025年度は2段階選抜を実施しています。

千葉県立保健医療大学(千葉県)

過去3年連続 2段階選抜実施(健康科学部)

実施状況

健康科学部のすべての学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
学部のなかでどの学科に志願者が集まるかは、年によって大きく異なります。
※健康科学部のみ設置している大学

お茶の水女子大学(東京都)

過去3年 実施ナシ

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えても実施していません
後期の志願倍率は各学部で非常に高くなっています。

電気通信大学(東京都)

過去3年 実施ナシ

実施状況

情報理工学部のみ設置している大学で、後期日程のみ予告倍率8倍を設定しています。
ただし、2024年度のように、志願倍率が超えても実施していません

東京大学(東京都)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部(学類)で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
予告倍率を大きく上回ることは少なく、年によっては実施しない学類もあります。

ただし、2025年度より理科Ⅲ類以外は予告倍率が下がり、すべての学類で2段階選抜を実施しています。

東京科学大学(東京都)

過去1年 2段階選抜実施(複数学部)(2025年度より統合)

実施状況

2025年度より東京医科歯科大学と東京工業大学が統合し、誕生しました。
医学部・保健衛生学科、歯学部・口腔保健学科以外は、予告倍率が設定されています。

医学部歯学部は志願者倍率が上回っており、2段階選抜が実施されています。
また、理工学系はすべての学部(学院)を合計して判断されており、2025年度は2段階選抜を実施しています。

東京都立大学(東京都)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
受験者が集まりやすく、東大や一橋大と同様、多くの不合格者が出ています。

一橋大学(東京都)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

前期で大きく倍率を上回ることはありませんでしたが、2023年度に新設されたソーシャル・データサイエンス学部では、多くの志願者が2段階選抜において不合格となっています。

神奈川県立保健福祉大学(神奈川県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

保健福祉学部で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。
※保健福祉学部のみ設置している大学

川崎市立看護大学(東京都)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(看護学部)

実施状況

看護学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
2023年度は予告倍率の4倍を志願倍率が超えたため実施しましたが、2024・2025年度は実施していません。
※看護学部のみ設置している大学

横浜市立大学(神奈川県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

理学部・データサイエンス学部の後期日程と、医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

医学部では予告倍率のほかにも「750/1000点」という基準点が設定されていますが、人数によっては基準点を下回っていても合格する場合があります。

甲信越地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【山梨県】
・都留文科大学
・山梨県立大学
【長野県】
・公立諏訪東京理科大学
・長野大学
・長野県看護大学
【新潟県】
・三条市立大学
・上越教育大学
・長岡技術科学大学
・長岡造形大学
・新潟県立大学
・新潟県立看護大学

山梨大学(山梨県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科では毎年2段階選抜を実施しています。

後期日程のみで前期日程の試験を実施しない、珍しい医学部と言えるでしょう。
二次試験の配点が高いため、逆転合格の可能性を信じ、多くの受験生が集まります。

信州大学(長野県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

2024年度は100名以上が足切りとなりましたが、2023・2025年度は予告倍率を下回っています。

長野県立大学(長野県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

健康発達学部・こども学科の前期日程のみ予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。
中期日程でも設定されていましたが、2025年度入試よ中期の募集自体が廃止となりました。

新潟大学(新潟県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

例年実施されていましたが、2025年度は予告倍率の4倍ちょうどだったため、実施がありませんでした。

北陸地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【富山県】
・富山県立大学
【石川県】
・石川県立大学
・石川県立看護大学
・金沢美術工芸大学
・公立小松大学
【福井県】
・敦賀市立看護大学

富山大学(富山県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科の前期と教育学部の後期で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学部では2023・2025年度に2段階選抜が実施されています。
教育学部は3年とも志願倍率が下回っているため、実施されていません。

金沢大学(石川県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医薬保健学域・医学類)

実施状況

医薬保健学域・医学類で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

2023・2024年度に2段階選抜が実施されていますが、2025年度は予告倍率の3倍ちょうどだったため、実施がありませんでした。

福井大学(福井県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

後期日程は毎年2段階選抜を実施していますが、前期日程では3年続けて志願倍率が下回り、実施されていません。

福井県立大学(福井県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(複数学部)

実施状況

看護福祉学部・看護学科と生物資源学部・創造農学科では、前期・後期日程ともに予告倍率が設定されています。
2025年度は、看護学部の後期で目安の100名を上回ったために2段階選抜を行いました

また、2025年度新設の恐竜学部では、後期日程で30名を超えた場合に実施すると予告されていました。
大幅に志願者が集まったため、半数以上が2段階選抜で不合格となっています。

東海地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【岐阜県】
・岐阜県立看護大学
・岐阜薬科大学
【静岡県】
・静岡大学
・静岡県立農林環境専門職大学
・静岡文化芸術大学
【愛知県】
・愛知教育大学
・愛知県立芸術大学
・豊橋技術科学大学
【三重県】
・三重県立看護大学

岐阜大学(岐阜県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

2023・2024年度に2段階選抜が実施されましたが、2025年度は志願倍率が予告の3倍を下回り、実施されませんでした
また、2023年度より後期日程の試験自体がなくなっています。

静岡県立大学(静岡県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(経営情報学部)

実施状況

看護学部の前期日程、経営情報学部の後期日程、薬学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

経営情報学部では過去2年も予告倍率の5倍は超えていながら2段階選抜を実施しませんでしたが、2024年度は志願倍率が18.6倍とあまりにも上回ったためか、30名ほどが不合格となりました。
その影響もあってか、2025年度からは予告倍率が22倍に上がっています。

浜松医科大学(静岡県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

2022年度は志願倍率が下回り実施されませんでしたが、以降は前期・後期ともに2段階選抜を実施しています

愛知県立大学(愛知県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

名古屋大学(愛知県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科では毎年2段階選抜を実施しています。

前期日程では予告倍率ではなく、共通テストに「650/950点」という基準点を設定しているのが特徴です。

名古屋工業大学(愛知県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

工学部で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えても実施していません
※工学部のみ設置している大学

名古屋市立大学(愛知県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科では毎年2段階選抜を実施しています。

3倍の予告倍率だけでなく、共通テストに「450/600点」という基準点を設定しているのが特徴です。

三重大学(三重県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科では前期・後期日程ともに予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

前期日程では2024年度に2段階選抜を実施していますが、2023・2025年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。
2024年度は予告倍率5倍に対し、志願倍率が例年を大きく上回る8倍まで膨れ上がり、200名以上の不合格者を出しています。

近畿地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【滋賀県】
・滋賀県立大学
【京都府】
・京都教育大学
・京都工芸繊維大学
・京都市立芸術大学
・京都府立大学
・福知山公立大学
【大阪府】
・大阪教育大学
【兵庫県】
・神戸市外国語大学
・神戸市看護大学
・兵庫教育大学
【奈良県】
・奈良教育大学
・奈良県立大学
・奈良女子大学
【和歌山県】
・和歌山大学(和歌山県)

滋賀大学(滋賀県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(データサイエンス学部)

実施状況

経済学部の前期・後期日程で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。

2025年度から新設されたデータサイエンス学部では、後期日程で共通テストに「450/600点」の基準を設定しています。
明確ではありますが、1名のみ不合格となっています。

滋賀医科大学(滋賀県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

医学科では、2023・2024年度は志願倍率が下回りましたが、2025年度は実施しています。
看護学科は3年とも2段階選抜を実施していません。

京都大学(京都府)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
また、医学部医学科のみ、共通テストに「700/1000点」という基準点を設定しています。

最難関大学であることから、無謀な出願をする受験生が少ないのか、大きく志願倍率が上回ることはなく、結果的に2段階選抜を実施しない学部の方が多い状況です。
また、総合人間学部では、共通テストの得点を二次試験で考慮しない(2段階選抜の判断材料としてのみ扱う)科目があるため、注意しましょう。

京都府立医科大学(京都府)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学科では2023年度に2段階選抜が実施されましたが、2024・2025年度は志願倍率の3倍を下回り実施されませんでした。
看護学科は3年とも2段階選抜を実施していません。

大阪大学(大阪府)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

歯学部以外の理系学部と外国語学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

医学部医学科のみ、共通テストに「700/1000点」という基準点を設定しています。

また、外国語学部は学科(言語)ごとではなく、学部全体の志願者が予告倍率の2.3倍を超えた場合のみ、2.3倍を超えた学科ごとに2段階選抜を実施する形式です。
基準点のある医学科と、人気の高い薬学部では毎年2段階選抜が実施されています。

大阪公立大学(大阪府)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

医学部医学科のみ、共通テストに「700/1000」点という基準点を設定しています。

前期日程で不合格になるのは医学部医学科の十数名程度で、ほかの学部では実施されていません。
一方、工学部の中期日程と、法学部の後期日程では毎年2段階選抜を実施しています。

芸術文化観光専門職大学(兵庫県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

芸術文化・観光学部で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。
※芸術文化・観光学部のみ設置している大学

神戸大学(兵庫県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

2025年度は、医学部医学科で久しぶりに2段階選抜が実施されました。

後期日程はほかの学部でも志願倍率が超えることはありますが、実施していません。

兵庫県立大学(兵庫県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

国際商経学部の前期日程と理学部・社会情報科学部の中期日程で予告倍率が設定されており、中期日程では志願倍率が超えることもありますが実施していません。

奈良県立医科大学(奈良県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

医学部医学科の前期日程のみ、共通テストに「730/900」点という基準点を設定しています。
2025年度は、前期でも久しぶりに2段階選抜が実施されました。
後期日程では、毎年200名以上の不合格者が出ています。

看護学科は、志願倍率が下回り2段階選抜を実施していません。

和歌山県立医科大学(和歌山県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います
医学部医学科のみ、共通テストに「630/900点」という基準点を設定しています。

保健看護学部の後期日程は、倍率を上回っても2段階選抜を実施していません。

中国地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【鳥取県】
・公立鳥取環境大学
【島根県】
・島根県立大学
【岡山県】
・岡山県立大学
・新見公立大学
【広島県】
・叡啓大学
・尾道市立大学
・県立広島大学
・広島市立大学
・福山市立大学
【山口県】
・下関市立大学
・市立山口東京理科大学
・山口県立大学

鳥取大学(鳥取県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科では、毎年2段階選抜を実施しています。

予告倍率ではなく、共通テストに「613/900点」という基準点を設定しており、不合格になるのは毎年10名前後となっています。

島根大学(島根県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(複数学部)

実施状況

人間科学部の後期日程と医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

医学科では2023年度に2段階選抜が実施されましたが、2024・2025年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。
人間科学部は、2024年度に2段階選抜を実施しています。

岡山大学(岡山県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

2025年度は、2022年度以来となる2段階選抜が実施されました。

広島大学(広島県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

2025年度は予告倍率の5倍を上回り、久しぶりに2段階選抜が実施されました。

周南公立大学(山口県)

過去2年 2段階選抜実施アリ(2024年度より実施)

実施状況

人間健康科学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

予告倍率は5倍で、2024年度は3名が不合格となりました。
2025年度は倍率を下回り、実施していません。

山口大学(山口県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科では前期・後期日程ともに予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

後期日程では毎年2段階選抜が実施されており、2025年度は300名近くが不合格となりました。
前期日程は志願倍率が下回っているため、過去3年では実施されていません。

四国地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【徳島県】
・鳴門教育大学
【香川県】
・香川県立保健医療大学
【愛媛県】
・愛媛県立医療技術大学
【高知県】
・高知県立大学(高知県)
・高知工科大学(高知県)

徳島大学(徳島県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

医学部医学科・歯学部・薬学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

予告倍率だけでなく共通テストに基準点を設定しており、医学部医学科では「600/900点」、薬学部の後期日程では「500/750点」を下回ると、不合格となってしまいます。

歯学部・薬学部の前期日程では、志願倍率が少し上回っていても実施されないことがあります。

香川大学(香川県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部のうち医学科臨床心理学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います。

医学科では2024年度に2段階選抜が実施されましたが、2023・2025年度は志願倍率が下回り実施されませんでした。
臨床心理学科は3年とも2段階選抜を実施していません。

愛媛大学(愛媛県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

2023年度まで志願倍率が下回り実施されませんでしたが、その反動か2024年度には大幅に出願者が増え、200名以上が不合格となりました。
2025年度も2段階選抜を実施しており、190名近くが不合格となっています。

高知大学(高知県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

一般枠・地域枠ともに実施しており、毎年100名前後が不合格となっています。

九州・沖縄地方

【一覧】2段階選抜を実施しない大学

【福岡県】
・北九州市立大学
・九州工業大学
・福岡教育大学
・福岡県立大学
・福岡女子大学
【長崎県】
・長崎県立大学
【熊本県】
・熊本県立大学
【大分県】
・大分県立看護科学大学
【宮崎県】
・宮崎県立看護大学
・宮崎公立大学
【鹿児島県】
・鹿屋体育大学
【沖縄県】
・沖縄県立看護大学(沖縄県)
・沖縄県立芸術大学(沖縄県)
・名桜大学(沖縄県)

九州大学(福岡県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

すべての学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

前期日程では、医学部医学科のみ志願倍率を上回ることがあり、数十名が不合格となっています。
2025年度は倍率を下回り、実施されませんでした。

後期日程では、いくつかの学部で志願倍率が上回っていますが、少しのオーバーであればそのまま不合格者を出さずに二次試験を実施するケースも珍しくありません。

九州歯科大学(福岡県)

過去3年 実施ナシ

実施状況

歯学部歯学科で予告倍率が設定されていますが、志願倍率が超えていません。
※歯学部のみ設置している大学

佐賀大学(佐賀県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

後期日程のみ、毎年50名前後の不合格者が出ています。
前期日程では、志願倍率が下回り2段階選抜を実施していません。

長崎大学(長崎県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

薬学部薬学科の前期日程と医学部医学科で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

医学部では2023年度は志願倍率が下回り実施されませんでしたが、2024年度は200名以上。2025年度も70名近くが不合格となっています。
また、2026年度入試からは、予告倍率が5倍から5.5倍に変わります。

薬学部は後期日程のみ予告倍率を設定していましたが、2025年度から募集自体が廃止となりました。
以来、前期日程のみの設定に変わっています。

以前は多文化社会学部と水産学部でも2段階選抜を実施していましたが、現在は倍率がなくなっています。

熊本大学(熊本県)

過去3年において 2段階選抜実施アリ(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科薬学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

医学科の前期日程は、100名前後の不合格を出しています。
ただし、2023年度は志願倍率が少し上回ったものの、実施されませんでした。

2025年度から薬学部の2学科でも予告倍率が設定されましたが、いずれも下回っています。

大分大学(大分県)

過去3年連続 2段階選抜実施(複数学部)

実施状況

医学部・福祉健康科学部で予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

多くの学科で2段階選抜を実施しているため、ボーダー付近の場合は出願状況をよく確認してから決定すると良いでしょう。

宮崎大学(宮崎県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

前期日程では、2024年度は志願倍率が下回り実施されませんでしたが、2023年度は10名ほど、2025年度は100名以上の不合格者を出しました。
後期日程は毎年2段階選抜を実施しており、特に2023年度は志願者の半数を超える500名以上の不合格者が出ています。

鹿児島大学(鹿児島県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

2025年度は前期日程でも予告倍率を上回っており、久しぶりに2段階選抜が実施されました。
後期日程は毎年2段階選抜を実施しており、150名前後の不合格者が出ています。

琉球大学(沖縄県)

過去3年連続 2段階選抜実施(医学部医学科)

実施状況

医学部医学科のみ予告倍率が設定されており、志願倍率が上回った場合は選抜を行います

前期日程では、2023年度は70名ほどの不合格者を出しましたが、2024・2025年度と続けて実施がありませんでした。
後期日程は毎年2段階選抜を実施しており、200名以上の不合格者が出ています。

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大学受験合格ブログ編集部F

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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