昭和大学の偏差値や難易度、入試科目別の受験対策とおすすめ勉強法を解説

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こんにちは!四谷学院の奥野です。

昭和大学は、東京都品川区に大学本部を置く、私立の医系総合大学です。医学部・歯学部・薬学部・保健医療学部の4学部を有し、医療にかかわる多くの人材を育成しています。

この記事では、昭和大学に合格するためにチェックしておきたい入試の特徴や難易度、倍率などをご紹介します。

記事の後半では効率のよい勉強法についてもご紹介するので、昭和大学の受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2024年6月26日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

昭和大学の概要

医・歯・薬・保健医療の4学部を擁する「医系総合大学」である昭和大学は、大学院、専攻科、看護専門学校に加えて、8つの附属病院とクリニックを備えています。

そして、「教育」「研究」「診療」の3つを通して社会の文化と公共の福祉、人材の育成に貢献しています。

その歴史は、医学博士である上條秀介が1928年に設立した、昭和医学専門学校から始まります。

大学ではなく専門学校からスタートした背景には、学問・研究に偏りがちだった当時の医学教育があります。実学をおろそかにする現状に危機感を抱いた上條博士が、優れた臨床医を育成する重要性を訴え、開学に向けて尽力しました。

こうした時代背景を持つ昭和大学の建学の精神は、「至誠一貫」です。

これは「常に相手の立場にたって、まごころを尽くす」という意味で、医療に携わる者の信念を表しています。

さらに、昭和大学の入学者の受入方針(アドミッション・ポリシー)は、次のようになっています。

医系総合大学である昭和大学は、「至誠一貫」の精神を体現する医療人の育成を目的に次のような学生を広く求めます。

  • 常に真心を持って人に尽くす意欲と情熱のある人
  • チーム医療を担うための協調性と柔軟性のある人
  • 医療や健康に関わる科学に強い興味を持つ人
  • 自ら問題を発見し解決する積極性のある人
  • 医療を通じた国際社会への貢献に関心のある人
  • 1年次の全寮制共同生活・学修に積極的に取り組める人

引用:昭和大学 三つのポリシー|昭和大学
昭和大学では、学部・学科ごとの入学者の受入方針(アドミッション・ポリシー)も、詳細に定められています。

詳しくは大学公式ホームページの三つのポリシーから確認できますので、受験を考えている方はぜひご一読ください。

なお、昭和大学のキャンパスは全部で4つあり、学部や年次によって通うキャンパスが変わります。
例えば1年次では、全学部生が富士吉田キャンパスで1年間の寮生活を送ります。


大学名:昭和大学(2025年4月1日には「昭和医科大学」に校名変更)
設立年:1928年
学生数:3,159名(2024年5月1日現在)
所在地:
・旗の台キャンパス
〒142-8555
東京都品川区旗の台1-5-8

・洗足キャンパス
〒145-8515
東京都大田区北千束2-1-1

・横浜キャンパス
〒226-8555
神奈川県横浜市緑区十日市場町1865

・富士吉田キャンパス
〒403-0005
山梨県富士吉田市上吉田4562

公式ホームページ:昭和大学
X(旧Twitter):@ShowaUniv_press
YouTubeチャンネル:昭和大学Showa University

 

昭和大学の学部別偏差値と難易度(レベル)

Benesseの「マナビジョン」によると、昭和大学の偏差値は47~73であり、大学入学共通テストの得点率は57~75%です(2024年7月24日時点)。

また、各学部の具体的な偏差値は以下のとおりです。

学部偏差値
医学部医学科73
歯学部62~64
薬学部57~61
保健医療学部47~57

参照:昭和大学/偏差値・入試難易度【2024年度入試・2023年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報

上表の偏差値を見ると、昭和大学は学部によっては難易度が高いといえます。
特に医学部の入試では、ミスを抑えて確実に得点を積み上げる必要があるでしょう。

 

昭和大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学

ここでは、昭和大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学をいくつかご紹介します。

■偏差値の近い大学「医学部医学科」
愛知医科大学 医学部医学科(偏差値72~73)
大阪医科薬科大学 医学部医学科(偏差値72~73)
関西医科大学 医学部医学科(偏差値70~73)

■偏差値の近い大学「歯学部」
東京歯科大学 歯学部(偏差値61)
日本歯科大学 生命歯学部(偏差値58~60)
日本大学 歯学部(偏差値55~64)

■偏差値の近い大学「薬学部」
大阪医科薬科大学 薬学部(偏差値58~60)
京都薬科大学 薬学部(偏差値58~62)
神戸薬科大学 薬学部(偏差値54~60)

■偏差値の近い大学「保健医療学部」
北海道科学大学 保健医療学部(偏差値46~60)
日本医療大学 保健医療学部(偏差値44~56)
国際医療福祉大学 保健医療学部(偏差値47~56)

 

昭和大学の入試の特徴

昭和大学には、一般選抜入試などさまざまな選抜方式があります。

医学部とほかの学部では導入されている選抜方式が異なるため、募集要項などでしっかりと確認しましょう。おもな選抜方式は以下のとおりです。

 

一般選抜入試(Ⅰ期・Ⅱ期)

全学部で行われる試験で、Ⅰ期・Ⅱ期に分かれています。

医学部では一次試験・二次試験があり、一次試験は学力試験、二次試験はⅠ期だと小論文と面接、Ⅱ期だと面接です。ほかの学部では、学力試験と面接が行われます。

また、「医学部一般選抜入試(Ⅰ期)利用の薬学部併願入試」では、2学部への出願が可能で、保健医療学部の「リハビリテーション学科理学療法学専攻一般選抜入試利用の作業療法学専攻第二希望併願入試」では、2専攻への出願が可能です。

 

大学入学共通テスト利用入試

医学部以外で実施される選抜方式です。大学入学共通テストの結果に基づき、科目の総合点と面接により合否判定されます。

例えば、大学入学共通テストが高得点であっても、面接による評価が著しく低い場合は不合格となります。

 

学校推薦型選抜入試

全学部で行われますが、医学部は特別協定校のみが対象です。
医学部の選抜方法は非公開で、対象となる高校に対してのみ詳細案内があります。ほかの学部では、基礎学力試験と小論文、面接が実施されます。

 

卒業生推薦入試

全学部対象で、祖父母または両親のいずれかが、昭和大学医学部、歯学部、薬学部、保健医療学部(昭和大学医療短期大学含む)の卒業生の場合に出願できます。
選抜方法は、基礎学力試験と小論文、面接です。

 

総合型選抜入試

医学部以外で実施される選抜方式です。一次試験・二次試験があり、選抜方法は学部により異なります。
例えば歯学部の場合、一次試験では書類審査、二次試験では模擬授業および理解度の確認、面接が行われます。

選抜方式の詳細は、大学公式ホームページの入試情報で最新の情報をご確認ください。

 

昭和大学の入試科目別の出題範囲とその対策

昭和大学への合格を目指すのであれば、入試科目別に試験問題の出題範囲や特徴、傾向をつかみ、しっかりと対策することが大切です。

ここでは、一般選抜入試における医学部の試験問題の特徴を、科目を抜粋してご紹介します。

 

英語の対策と勉強法

昭和大学医学部の英語は、2020年度に大問の出題数が3題に減り、以降はその形式を維持しています。試験時間は数学または国語と合わせて140分です。

大問1は空所補充問題で、短文完成や短い会話文などが出され、文法や語法、熟語の習熟度が問われます。

一部、難易度の高い問題も含まれますが、基本・標準レベルの問題も出されているため、取りこぼしがないように得点する必要があります。

大問2・3は長文で、医療に関する文章が多く出題される傾向です。医療関連の専門的な知識が必要なわけではありませんが、記述式で和訳や説明問題が出されます。

全体的な難易度は年度による違いがあるものの、バランスのよい良問であるといえます。国公立大学の二次試験や、上位私立大学医学部向けの対策が有効でしょう。

また、数学(または国語)に時間を残すためには、50分程度で解答を終えるのが理想です。スピード感を持って解答できるようにしておきましょう。

 

数学の対策と勉強法

昭和大学医学部の数学では難問がほとんどなく、上位私立大学レベルの典型問題の解法を学習しておけば解けるような問題が中心です。

大問4つの構成で、複素数平面やベクトル、確率などが頻出分野ですが、珍しい分野から出題されることもあります。特定の分野のみに狙いを絞るのではなく、幅広い分野の解法をまんべんなく身につけておくことが大切です。

なお、結果のみを解答欄に記入する形式のため、部分点は狙えません。時間配分に注意しつつ、ケアレスミスなく素早く計算する練習も重ねておきましょう。

 

国語の対策と勉強方法

昭和大学では医学部において、2021年度入試から国語受験が可能になりました。
これにより、数学が苦手な場合には、国語を利用して受験できます。

2023年度入試は大問2つの構成でした。医学・医療に関する評論が多く、空所補充の問題をメインに、本文に即した内容説明や、理由説明の設問が選択式で出されています。

記述問題も多く、全体的な難易度はやや難しいレベルです。

対策・勉強方法としては、大学入学共通テストの過去問を使うほか、国公立大学二次試験対策用の問題集を活用し、記述問題の対策をするとよいでしょう。

 

理科の対策と勉強方法

理科の試験時間は2科目140分です。科目ごとに詳細を見ていきましょう。

物理:大問4つで、2022年度・2023年度は難易度のやや低いレベルから標準レベルの出題でした。

出題範囲は力学や熱力学、電磁気、波動、原子と幅広く、分野は年度によって偏りがあります。解答形式は記述式で、計算問題や作図、論述問題などが出されます。

各分野をバランスよく学習し、基本をしっかりと身につけることが大切です。
問題を見ただけで解法がすぐにわかる程度には公式を理解し、適切に活用できるようにしましょう。

化学:大問4つで構成されており、解答形式は基本的に記述式で、一部選択式を含みます。例年、理論と有機がよく出題されるのが特徴です。

計算問題が出ることも多く、ミスなく素早く計算できるかどうかが重要となります。

基礎知識が必要になる問題が多いため、しっかりと基本を押さえておきましょう。

また、計算問題のパターンを身につけることや、値が大きい分子量や式量をあらかじめ覚えておくことで、試験中の計算量を減らしましょう。

生物:大問4つで構成されており、空所補充や選択問題、計算問題、作図などさまざまな出題形式があります。

2022年度・2023年度は、難易度のやや低いレベルから標準レベルの出題が多く見られました。

ただし、一部にやや難しいレベルの論述問題も出されており、論述力が求められます。

医学と関連する体内環境や遺伝情報などからの出題が比較的多く、出題範囲は幅広いといえるでしょう。

まずは教科書レベルをしっかりと身につけてから、問題集を使って記述問題や考察問題に取り組むのがおすすめです。

 

小論文の対策と勉強法

二次試験の小論文は試験時間60分で、提示された短い課題文について簡単に意見論述するものです。
2023年度試験では、「AI」や「ダイバーシティ」について出題されました。

課題文そのものから得られる情報は基本的に少なく、ある程度の知識があらかじめ必要です。
課題のテーマについて自分なりに論点を明確にし、具体例を1つ挙げて説明しましょう。

医療系の基礎知識がなければ書けないテーマも出されるため、医療系テーマの小論文対策の参考書で準備をしておくのがおすすめです。

 

昭和大学の入試の概要


ここからは、昭和大学の入試概要を解説します。

 

出願資格について

昭和大学の出願資格は、選抜方式ごとに細かく定められています。ここでは一般選抜入試についてご紹介します。

一般選抜入試の出願資格は以下のとおりです。

  1. 高等学校または中等教育学校を卒業した者、もしくは入学年の3月卒業見込みの者
  2. 通常の課程による12年の学校教育を修了した者、または入学年の3月修了見込みの者
  3. 高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者、または入学年の3月31日までにこれに該当する見込みの者
参照:昭和大学 令和7(2025)年度入学試験要項(PDF)

なお、上記の3番に該当する場合の詳細や、ほかの選抜方式の出願資格については、大学公式ホームページの入試情報から、最新の入学試験要項をご確認ください。

 

入試日と出願の受付期限

入試日と出願期間は選抜方式によって異なるため、ここでは2024年度の一般選抜入試についてご紹介します。

学部/選抜方式出願期間入試日
医学部/一般選抜入試(Ⅰ期)2023年12月6日(水)~2024年1月10日(水)一次試験:2024年2月2日(金)

二次試験:2024年2月10日(土)・11日(日)

医学部/一般選抜入試(Ⅱ期)2024年2月1日(木)~2月17日(土)一次試験:2024年3月2日(土)

二次試験:2024年3月9日(土)

医学部一般選抜入試(Ⅰ期)利用の薬学部併願入試2023年12月6日(水)~2024年1月10日(水)一次試験:2024年2月2日(金)

二次試験:2024年2月10日(土)・11日(日)

歯学部・薬学部・保健医療学部/一般選抜入試(Ⅰ期)・リハビリテーション学科理学療法学専攻一般選抜入試(Ⅰ期)利用の作業療法学専攻第二希望併願入試2023年12月6日(水)~2024年1月16日(火)2024年2月1日(木)
歯学部・薬学部・保健医療学部/一般選抜入試(Ⅱ期)・リハビリテーション学科理学療法学専攻一般選抜入試(Ⅱ期)利用の作業療法学専攻第二希望併願入試2024年2月1日(木)~2024年2月17日(土)2024年3月3日(日)

参照:昭和大学 令和7(2025)年度入学試験要項(PDF)

ほかの選抜方式や最新の入学試験要項については、大学公式ホームページの入試情報をご確認ください。

 

昭和大学の入試科目や配点

ここからは、昭和大学の学部ごとの入試科目や配点を、一部学部・学科を抜粋してご紹介します。

今回取り上げるのは、一般選抜入試(Ⅰ期)の内容です。ほかの学部・学科の試験内容については、大学公式ホームページの入試情報をご確認ください。

なお、以下のデータはすべて2024年6月26日現在のものです。

 

医学部の教科・科目・配点

教科科目・範囲配点
一次試験
英語コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ100点
数学または国語

(1教科選択)

数学:数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B

国語:国語総合(現代文のみ)

100点
理科

(3科目から2科目選択)

物理(物理基礎・物理)

化学(化学基礎・化学)

生物(生物基礎・生物)

200点(1科目100点)
二次試験
小論文20点
面接100点
合計520点

 

歯学部の教科・科目・配点

教科科目・範囲配点
英語コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ100点
数学または国語

(1教科選択)

数学:数学Ⅰ(データの分析を除く)、数学Ⅱ、数学A、数学B(数列・ベクトル)

国語:国語総合(現代文のみ)

100点
理科

(3科目から1科目選択)

物理(物理基礎・物理)

化学(化学基礎・化学)

生物(生物基礎・生物)

※物理の『物理』は「原子」を除く

100点
面接100点
合計400点

参照:昭和大学 令和7(2025)年度入学試験要項(PDF)

 

出願者数や合格者数のデータ

昭和大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは、2024年度の一般選抜入試の結果です(2024年4月5日時点)。

学部出願者数受験者数合格者数実質倍率
医学部(Ⅰ期)一次試験198517804064.4
二次試験4063662171.7
歯学部(Ⅰ期)224212932.3
薬学部(Ⅰ期)2262151551.4
保健医療学部(Ⅰ期)5049381.3

※「医学部一般選抜入試(Ⅰ期)利用の薬学部併願入試」と「リハビリテーション学科理学療法学専攻一般選抜入試利用の作業療法学専攻第二希望併願入試」は除く

参照:昭和大学 入試データ|昭和大学 受験生特設サイト

 

昭和大学の受験料と学費目安

昭和大学の一般選抜入試における入学検定料は、以下のとおりです。

学部金額
医学部60,000円
歯学部50,000
薬学部35,000円

※医学部一般選抜入試(Ⅰ期)利用の薬学部併願入試は70,000円

保健医療学部35,000円

※リハビリテーション学科理学療法学専攻一般選抜入試利用の作業療法学専攻第二希望併願入試は50,000円

また、入学金と授業料は以下のとおりです。

学部入学金授業料(初年度)
前期後期
医学部1,500,000円1,500,000円1,500,000円
歯学部1,500,000円1,500,000円1,500,000円
薬学部600,000円700,000円700,000円
保健医療学部500,000円525,000円525,000円

参照:昭和大学 令和7(2025)年度入学試験要項(PDF)

このほかに、1年次の寮生活費として800,000円や、学生会・父兄会などの年会費がかかります。詳しくは大学公式ホームページの入試情報から、最新の入学試験要項をご確認ください。

 

昭和大学卒業後の進路

大学公式ホームページで公開されているデータによると、医学部・歯学部では、多くの卒業生が昭和大学附属病院に勤務しています。
また、大学院に進むケースも多い傾向です。

薬学部では、多くの卒業生が昭和大学附属病院に勤務しますが、大学院に進むケースのほか、薬局や製薬企業、臨床試験受託機関などに就職するケースも見られます。

保健医療学部では、看護学科の多くの卒業生が昭和大学附属病院に勤務します。
ほかの学科では、昭和大学附属病院やそのほかの医療機関に就職するケースが多い傾向です。

卒業後の進路について詳しく知りたい場合は、大学公式ホームページの教育から各学部の進路データをご確認ください。

 

昭和大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ

昭和大学への進学を検討している方は、オープンキャンパスや入試説明会に参加しましょう。

2024年は、対面開催のオープンキャンパスのほか、学部によってはオンラインでのオープンキャンパスや、入試説明会の動画配信が実施されます。

オープンキャンパスの内容は学部によって異なりますが、在学生とのフリートークや教員個別相談、体験コーナー、キャンパス見学などが予定されています。

オープンキャンパスは、実際に大学の雰囲気を感じられる貴重な機会です。気になる方は、大学公式ホームページのOPEN CAMPUS 2024をチェックしてください。

 

昭和大学に合格するための勉強方法


ここからは、昭和大学に合格するための勉強方法をご紹介します。

 

昭和大学に入るにはどのような対策をすればいい?

昭和大学の入試は、総合型選抜や卒業生推薦入試などユニークなものもありますが、基本的には、一般選抜入試や大学入学共通テスト利用入試(医学部以外)が中心になります。

特に、医学部の一般選抜入試でほかの学部を併願できる制度もあることから、医学部の一般選抜入試の対策をする方も多いと考えられるでしょう。

入試科目ごとに多少の難易度の違いはありますが、おおむね上位私立大学レベルの問題で、難問奇問は少ない傾向です。

したがって、高得点を争う戦いになりやすいといえます。

受験する方は、過去問などから自分の志望する学部・学科で求められる内容をつかみ、絞り込んで勉強して入試に臨みます。

そのため、1つのミスが合否を分ける事態になりがちです。

昭和大学の受験対策では、基礎の徹底はもちろん、どれだけミスなく問題を解き切るかを意識して日々の学習に取り組みましょう。

 

受験期の過ごし方と勉強のコツ

受験期の過ごし方により、合否の確率が変わるといっても過言ではありません。やみくもに勉強していたのでは、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

ぜひ年間を通じた長期的なスケジュールを立てたうえで、受験勉強に取り組んでください。

  • 春(4~5月):徹底して基礎を身につける時期です。教科書の内容を丁寧に学習し、早めに苦手分野の洗い出しをしましょう。暗記ものは単語集や用語集を活用し、早い時期から毎日取り組むのがおすすめです。
  • 夏(6~8月):苦手分野を徹底して克服する時期です。まとまった学習に取り組める長期休暇を有効に使い、成績アップを狙いましょう。「週に問題集を○ページ進める」など、短期スケジュールを組むのも、モチベーションを保つコツといえます。
  • 秋(9~11月):夏までに築いた基礎力をもとに、応用力を磨く時期です。これまで学んだ知識や解法を、問題演習でアウトプットする訓練をしましょう。大学入学共通テストを利用する場合は、この辺りの時期から対策に着手します。
  • 冬(12月~):過去問を集中的に学習し、演習を積む時期です。時間配分に注意して解くようにしましょう。ミスなく解答できるように工夫をして、最後の仕上げをします。

 

昭和大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう

1人で受験勉強に取り組む場合、強い意志に加えて情報収集力がないと、かなり厳しい戦いになると考えられます。そのため、昭和大学への合格を効率よく目指すには、予備校に通うのがおすすめだといえます。

ただし「予備校に通っていれば安心」とも言い切れません。

その理由は、集団授業にあります。大手予備校ともなれば、一度に多くの生徒が同じ授業を受けることは珍しくありません。

講師の授業を受け身で聞いて、理解できた気になっているだけの場合もあり、知識が定着しないおそれもあるでしょう。

また、集団授業では苦手分野が取り残されるリスクもあります。授業でわからなかったところは自分で講師に質問に行くなどの積極性がないと、思うような学習の効果が出ない場合もあります。

 

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校の授業に起こりがちな欠点をカバーしてくれるのが、四谷学院の「ダブル教育」です。ダブル教育で取り入れている「2つのポイント」をチェックしてみましょう。

 

科目別能力別授業

大抵の予備校では、志望校や入塾テストの総合得点でクラス分けします。
そのため、苦手科目の授業についていけなかったり、得意科目の授業が物足りなかったりする「科目ごとのレベルの不一致」が起こりがちです。

四谷学院の科目別能力別授業は、科目と能力の2つでクラス分けをするのが特徴です。つまり、科目ごとに自分に合ったレベルの授業が受けられるため、無理なく理解が進み、効率的に成績向上を目指せます。

 

55段階個別指導

科目別能力別授業で得た理解を、解答力につなげるのが55段階個別指導です。

55段階個別指導では、過去の入試問題を徹底分析して作られた55テストを受験し、理解に穴があるところ、考え方が不完全なところ、表現が不適切なところを段階的にチェックします。

解答力が身についているかを確認しながら、中学レベルから東大レベルまでの55段階を、スモールステップで無駄なく学べるよう体系化して指導しています。

 

昭和大学に合格するには丁寧に解く力が重要!

【昭和大学の入試概要】

  • 一般選抜入試が中心だが、総合型選抜や、卒業生推薦入試、大学入学共通テスト利用入試などがある
  • 難易度は標準~やや難しい

【昭和大学の入試データまとめ】

  • 2024年入試での実質倍率は1.3~4.4倍

【勉強方法まとめ】

  • 基本的な知識を網羅的に身につけ、教科書や用語集を活用し、丁寧に学習するのがおすすめ
  • 時間が足りなくなる科目が多いので、スピードを持って解答できるようにし、さらに時間配分の練習もしておく

昭和大学の入試問題の難易度は標準からやや難しいレベルですが、高得点を狙いやすい教科もあり、ハイレベルな戦いになりやすい大学です。

基礎を徹底したうえで、いかにミスを少なくして問題を解くかが重要になります。そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育」です。

自分の学習レベルに合った授業で、効率的な成績向上が望めます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2024年6月26日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

失敗しない予備校選びは相談会・説明会参加が重要!

予備校選びは合否に直結するといっても過言ではありません。インターネットで口コミを調べたり、パンフレットを見たりするだけでは、得られる情報に限界があります。

そのため、自分に合った予備校を選ぶには、説明会に参加して自身の目で確かめることをおすすめします。

以下の記事では、予備校の説明会について疑問や不安がある方に向けて、予備校の説明会について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

大学受験予備校「説明会」の参加の仕方と確認ポイント

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