
こんにちは!四谷学院の奥野です。
「勉強しているのに成績が上がらない」と悩んでいる生徒さんや保護者の方はいませんか?実は、どれほど勉強しても成績が上がらない人にはある理由があります。一方で、結果に結びつきやすい勉強法もあります。
今回は、勉強しているのに成績が上がらない理由を徹底検証し、成績アップにつながる勉強法を探っていきましょう。



目次
勉強しても成績が上がらない理由

勉強しても成績が上がらない人は、やるべきことをやっていなかったり効率の悪い勉強をしていたりする場合がほとんどです。「勉強しているのに成績が伸びない」という人は、以下のようなことがないかチェックしてみてください。
基礎が固まっていない
成績が上がらない人は、基礎がきちんとできていないケースが多いです。
基礎が固まっていないのに難しい問題に取り組み、解けないまま時間を浪費しただけなのに勉強した気になってしまう……。心当たりはありませんか。
基礎固めが不十分なまま演習に取り組んでも、レベルが高い問題を解くことはできません。もちろん、成績が上がることもないでしょう。
インプットばかりしている
インプットに力を入れすぎている人・定期テストや受験を暗記で乗り切ろうと思っている人も成績は伸びません。
もちろん、多くの生徒は問題演習や過去問を解くなどしてアウトプットにも力を入れているでしょう。しかし、わからなかった問題・できなかった問題はどうしているでしょうか?解法を読むだけで終わっていないでしょうか?
解答を見るのは「インプット」であり、そこだけに終始していると、なかなか成績アップにはつながりません。
復習をしていない
復習をしない人も、成績はなかなか伸びません。
そもそも、学んだことを一度ですべて理解できる人・覚えてしまう人はまずいません。繰り返し復習することで、はじめて知識として定着するのです。そのため、予備校や塾の講義を聴くだけで「勉強した」と思い込んでいる人は、あまり成績は伸びません。
また、模試などで間違えた問題を復習せずに放置すると、同じミスを繰り返すことになってしまいます。着実に成績を上げたいなら、復習の習慣を身につけましょう。
参考書のレベルがあっていない
参考書のレベルがあっていないことも、成績が伸びない原因となります。
自分のレベルより低い参考書を使っていると、応用力が身につかず実力アップにつながりません。一方、難しすぎる参考書は、問題を解くのに時間がかかったり理解が追い付かなかったりするため、勉強の効率が悪くなります。
自分に何が足りないかわかっていない
自分に何が不足しているのかわかっていない人・自分の弱点を把握していない人も、成績が上がりにくいでしょう。
得意なことばかりやっていても成績アップにはつながりません。弱点をつぶして学力の底上げをしなければ成績アップは望めないのです。
成績を伸ばしたいのなら、自分が何に弱いのか・どこが苦手なのか・何が不足しているのかをまず把握しましょう。そのうえで対策を講じることが大切です。
小学生のよくある成績が上がらない理由

ここからは、小学生によくある成績が上がらない理由をご紹介します。
実は勉強をしていない
小学生の場合、そもそも「なぜ勉強をしないといけないのか」を理解していないかもしれません。
彼らが机に向かうのは、勉強して成績を高めるためではなく、親に怒られないようにするためです。自分の部屋で机に向かっているように見えても、親にばれないようにスマートフォンをいじっていたりゲームをしていたりなど、実は勉強をしていなかったケースは多くあります。
わからない問題を放置する
解けなかった問題を見直さずそのまま放置してしまうのも、小学生にありがちな行動です。「どうしたら解けるのか」を考えて解決する習慣がなく、そのまま先延ばしにして忘れてしまうケースがよくあります。
また、間違えた問題の答えを丸暗記してその場では解けるようにしたものの、「なぜそうなるのか」までは理解していないパターンもあります。答えを丸暗記するだけでは、いつまでたっても基礎力が養われず、応用問題が解けません。
読解力が足りていない
読解力不足が原因で、成績が上がらないケースもあります。読解力が足りないと、そもそも出題された問題で何を問われているのかが理解できません。
スマートフォンが普及した現代では、本や新聞に触れる機会が減り、長い文章をじっくり読むという場面が減りました。さらに親が長文を読まなくなったことにより、子どもの日常生活からも「文章を読む」というシーンが減少し、その結果読解力が低下していると考えられます。
読解力を伸ばすには、まず知っている語彙を増やすことが大切です。語彙力を高めるには、子どもとの会話を増やしたり、本を読む習慣を付けたりするとよいでしょう。多くの言葉に触れる機会を持つことができます。
必ず物語の本である必要はなく、好きな分野の図鑑や漫画など、なんでも構いません。興味のある本をワクワクしながら読むことで、自然と語彙力が身についていきます。
中学生・高校生のよくある成績が上がらない理由

続いて、中学生・高校生が勉強しても成績が上がらないのはなぜか、その理由を解説します。
勉強時間が足りていない
小学校と比べ、中学校・高校では学ぶべき学問の量がぐっと増え、難易度も上がります。
また、小学校は単元ごとにテストがありました。一方、中学校・高校では中間テスト・期末テストなど複数の単元をまとめて試験が行われます。そのため、テスト勉強にかかる時間も増加します。
さらに中学校からは部活動も始まり、帰宅してからでは勉強できる時間が限られてきます。中学生になって成績が下がったという生徒は、勉強時間がそもそも足りていない可能性があるのです。
勉強方法が間違っている
小学校と同じような方法で勉強していては、中学校・高校の学習内容についていけない可能性があります。
中学校・高校では、教科書の内容をしっかり理解したうえで、その知識を使って実際にさまざまな問題を解く応用力が重視されます。そのため、学校の教科書を丸暗記するだけでは不十分で、なかなか成績が上がらないのです。
やってはいけない成績の上がらない勉強法

勉強しているのに成績が上がらない理由を解説してきました。これらを踏まえ、成績が上がらない勉強法をご紹介します。以下のような勉強の仕方をしている人は、すぐに改めることをおすすめします。
ながら勉強をする
スマートフォンで音楽や動画を視聴しながら勉強している人はいませんか?「ながら勉強」だと、予定していた勉強がなかなか終わらず、長時間机に向かうことになってしまいます。
ダラダラ長時間勉強していると、疲れて集中力が下がってしまい効率よくありません。勉強するときは、必ず集中できる環境を用意しましょう。
複数の参考書を使って勉強をする
「できる限りたくさん問題を解いたほうが成績が上がる」と考え、あれもこれもと一度に複数の参考書に手を出すのはよくありません。さまざまな参考書を同時並行で進めるのは難しく、結局どれも中途半端になってしまう可能性が高いためです。
1冊の参考書を何度も繰り返し、完璧に解けるようになってから次の参考書に進むことをおすすめします。
問題演習の数が少ない
教科書や参考書を「読む」ことばかりに注力していませんか。知識をインプットするだけでは成績は上がりません。実際に手を動かして演習問題を解き、知識をアウトプットしていかないと応用力は身につかないのです。
「教科書を読んで理解していたつもりでも、問題を解いてみるとわかっていなかった」というケースも多くあります。こまめに問題を解いて、本当に理解できたのか確認する習慣を付けましょう。
一度解いたら満足をする
人間の脳は覚えたことをどんどん忘れていくものです。特に暗記科目は、覚えたつもりでも数日経ったら忘れていたというケースが大いにあります。そのため、復習は非常に大切です。
繰り返し復習することで、学んだ内容を脳に定着させることができます。参考書の問題も、一度解いただけで満足せず、何度も繰り返すことをおすすめします。
まとめ
勉強しているのに成績が上がらない理由はいくつか考えられますが、きちんと対処すれば成績アップは可能です。成績が伸び悩んでいる場合は塾や予備校なども上手に活用して、効率よく勉強を進めていきましょう。
しかしながら、予備校や塾では個別対応が受けにくい場合もあります。「集団指導では成績が伸びづらい……」そう感じたら、細かな要望にも応えられる四谷学院の個別指導にご相談ください。
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