
こんにちは、四谷学院の世界史担当、加藤です。
今回は、早稲田大学の世界史の試験についてお話しします。次に学部ごとの出題傾向についても解説します。早大を志望している受験生の方は、ぜひじっくり読んでみてください。

早稲田大学の世界史の特徴
早稲田大学に合格するためには、
②各学部の出題傾向の把握
が必要になります。
①は全学部について共通して言えることですが、②については学部によって異なる点が多々あります。『孫子』の中に「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」という教訓がある通り、出題傾向を知ることで受験勉強を有利に進めることができます。さっそく、早稲田大学の各学部について「世界史」の出題傾向を見ていきましょう。
早稲田大学 各学部の出題傾向
法学部
法学部では中国史が頻出で、明・清以前からの出題が目立ちます。ただ、どの地域・年代からも万遍なく出題されるため、全体的な対策が欠かせません。
また、250~300字程度の論述問題が出題され、内容は一国・一地域の歴史的推移を問うものが多いです。キーワードの指定もあるので、どのような内容を書くべきか分かりやすいと言えるでしょう。ただし、アフリカや中央アジアといった通史で見落としがちな地域からの出題もあるため、各国史や歴史的事象の背景・影響を常に意識しながら学習をしましょう。
全体的に求められる知識は標準レベルまでで問題なく、正誤問題や空所補充問題も冷静に対処すれば解答できます。合格するためには、正誤問題や空所補充問題での失点を防ぎ、論述問題で部分点をもぎとっていく必要があります。
商学部
商学部の問題では西洋史の比重が大きく、特にアメリカ史からの出題が多いです。年代については近現代史からの出題が比較的多く、時事問題などが問われることもあります。また、商学部という特性から、経済史からの出題が非常に多く、ほぼ毎年出題されています。
また、100~120字程度の論述問題が出題されており、時代は19世紀以降、地域はアメリカ、分野は経済史に関する問題が多いです。
普段から正確な知識と歴史の流れをおさえるように心がけましょう。一部、教科書に載っていない用語や高校世界史の内容から逸脱した問題が問われることもありますが、その多くも消去法で答えを絞り込むことができるため、諦めずに自分の知識と照らし合わせて解くことが大切です。
文学部
文学部の問題は他学部と比べると、近現代の出題比率が高くなく、幅広い地域・年代・テーマから出題されています。中国史や古代史は毎年大問で出題され、頻出です。また、文学部という特性から文化史の比重が大きく、毎年最後の大問では文化史が出題されています。絵画・建築・彫刻などの写真を使った問題もあるため、普段から図説・資料集を確認するようにしましょう。
合格ラインに必要な点数は、標準レベルまでの内容を問う問題を解答できれば確保できます。稀にかなり細かい内容が問われることもありますが、そのような問題で点差はつきませんので、解答できなくとも気にする必要はありません。
文化構想学部
文化構想学部の出題傾向は文学部と似ており、古代から現代まで万遍なく出題されています。文学部と同様、文化史が重視されており、最後の大問では美術作品の写真を利用する問題が出題されています。作品そのものの知識がなくても解答できる問題もあるため、問題文をよく読んで、何が問われているか確認して正解を導き出しましょう。
難易度は文学部と同程度で、標準レベルまでの問題を取りこぼしなく解答することが合格へのカギとなります。ただ、内容がやや細かい問題もいくつかあるため、その点は注意が必要です。
教育学部
教育学部の問題は全問が選択問題で構成されています。西洋史関連2題、東洋史を中心としたその他の地域2題となることが多いです。時代は万遍なく出題されており、一国・一地域の長い時代が問われることが多いため、特定の時代のみならず、各国史や同年代で何が起こったかを把握しながら勉強するようにしましょう。
大部分は教科書レベルですが、用語集の説明文レベルの知識を必要とする問題が出題されることもあります。また、文化史や政治史などは背景知識や年代まで詳しくおさえる必要があるため、内容の理解を徹底した学習を心がけましょう。
ほかの科目の対策もチェック
早稲田大学の入試は、問題数が多く試験時間が長い傾向にあり、しかも学部によって入試内容も異なります。早稲田合格のためには出題傾向をしっかり分析して効率よく対策をしていく必要があります。
早稲田大学の科目ごと、学部ごとの入試対策について、詳しい記事がありますので、ぜひご覧ください。
まとめ「早稲田の世界史 入試対策 学部別の特徴と難易度を解説!」
今回は早稲田大学の世界史について解説しました。
早稲田大学の世界史を攻略するためには、基礎~標準レベルの問題を確実に解答することが欠かせません。そのために、基礎的な用語でも内容の理解や年代、地図といった関連する部分までおさえることを心がけましょう。
その上で、実戦問題、さらに早稲田大学に特化した問題に取り組んでいきます。四谷学院で早稲田大学合格への最短ルートを歩みましょう!







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