2023年度面接のある大学 医・看以外も!面接試験対策の4つのポイント
最終更新日:2023/12/25
こんにちは、受験コンサルタントの田中です。
今回は、大学の一般試験で面接が必要な受験生に向けて、面接対策について解説していきます。
「まだ、勉強だけに集中したい」という気持ちが強いかもしれませんが、いよいよ出願大学を決めて志望校対策を考え始めたときに、面接試験についての疑問や不安が湧いてきます。そんな時に焦らず、ポイントを押さえて準備を進めていただきたいと思います。
目次
面接が必要な学部
大学入試においては、面接試験が課される学部は、医学部医学科を含めた医療・保健系学部、教育学部など、意外に多くあります。「面接はそれほど重視されないのでは?」と軽視している受験生も、現時点ではいるかもしれません。しかし「なぜ面接試験があるのか?」ということに思い至れば、面接試験を軽んじることはできない、とわかっていただけるかと思います。
後から「もっとちゃんと対策しておけばよかった…」と後悔することのないように、準備を進めておきましょう。
面接を実施する国公立大学(2023年度)
面接試験が行われる国公立の大学の一部を紹介します。すべて網羅しているわけではありませんので、志望大学のホームページ等で必ず確認しましょう。
学科・専攻は割愛しています。
面接を実施する私立大学(2023年度)
面接試験が行われる私立の大学の一部を紹介します。すべて網羅しているわけではありませんので、志望大学のホームページ等で必ず確認しましょう。
学科・専攻は割愛しています。
面接を実施するそのほかの大学校(2023年度)
面接試験が行われるそのほかの大学校の一部を紹介します。すべて網羅しているわけではありませんので、志望大学のホームページ等で必ず確認しましょう。
学科・専攻は割愛しています。
※カッコ内は学部
防衛医科大学校(医・看護) |
防衛大学校(人文社会科学・理工学) |
国立看護大学校 |
面接の形式
個人面接
受験生1名に対して行われる個人面接の形式は、面接試験の中でも最もスタンダードです。面接官が複数名いる場合も多く、質問に対して様々な角度で掘り下げていきます。
集団面接
受験生2~6名程度の集団で行われる面接試験です。全員に同じ質問をされ、順番に答えることもあれば、一人ずつ異なる質問をされる場合もあります。
集団討論面接(グループディスカッション)
受験生5~6名程度が1つのグループとなり、与えられたテーマについて討論を行います。複数の面接官がその様子を観察するという形式が一般的です。
口頭試問
口頭試問とは、志望学部・学科についての知識や論理的思考を持っているかを図る目的で行われる質問のことを指します。正しい答えが存在する場合もありますが、解答に至るまでのプロセスが重視されているものがほとんどです。
口頭試問と面接の違いについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
面接試験で問われること
大学入試で課される面接試験で問われるのは、あなたがどれだけ自分に向き合い、なりたい自分の姿を明確にできているか?ということ。面接官からの質問に対する唯一の正解はありません。あなたの回答にある「あなたらしい考え方」や「コミュニケーション能力」を面接官は見ています。
あなたが中高時代の思い出を聞かれて、最初に思い浮かべるのは何ですか?
それはなぜですか?
初めてチャレンジして、大会の度にタイムが縮まるのがうれしかった陸上部!
来てくれた人を感動させられた吹奏楽部の演奏会!
周りの人と一緒に1つのものを作り上げるのが楽しかった文化祭!
将来のために英語を話せるようになりたくて通った英会話スクール!
あなたが一番に思い浮かべる思い出には、必ずワクワクする魅力があったはずです。何に魅力を感じるのか、ここにあなたらしさを知るヒントがあります。
特に医学部では強い志望理由が必要
ご存じの通り、医学部ではすべての大学で面接試験が必須になっています。その理由は「医師」という職業の特殊性にあります。医学部での6年間、そして研修医としての2年間、非常に長い時間をかけて「医師」になるため学びます。もちろん、そのあとも医師として学び続けていかなければなりません。大学入試の面接とは、「医師になる」ということの覚悟や適性を確認する場と言えます。
多くの受験生は、筆記試験対策に多くの時間を費やすことでしょう。しかし、こうした面接試験の重要性を理解していれば「対策ゼロで面接に臨む」「直前の対策だけで面接を乗り切ろうとする」という姿勢がいかに無謀なものか想像がつくかと思います。
勉強と両立しつつ、面接のポイントを押さえて、効率よく面接対策を実施していきましょう。
面接対策で必要なこと
面接においては、面接官の質問意図を的確に把握し、質問に対して具体的な回答ができるように対策をしておく必要があります。
そのために、まずはこれまでの自分の体験を振り返っておきましょう。そして、以下の4つの対策を行います。
②自分の興味関心の源泉から、大学進学の志望動機を明確化する
③高校時代の体験を深掘りして、面接官にアピールできるエピソードを見つける
④繰り返し練習し、自信をもって答えられるようにする
すべて一人で行う必要はありません。家族や友達、学校の先生にも相談しながら、あなたの体験を振り返りつつ、相手に十分に伝えられるように言葉にしていきます。
まとめ
今回は、大学の一般試験の「面接対策」についてお話ししました。入試において面接を課す大学はたくさんあります。これから面接試験対策を始める受験生はもちろん、高校1年生2年生の方にも対策の重要性が伝われば幸いです。筆記試験も面接も、抜かりなく準備をして自信をもって本番を迎えましょう!
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大学受験合格ブログ編集部
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