岡山大学の受験対策!難易度や合格に向けての勉強法を解説

  公開日:2021/08/27


※この記事は約13分で読めます。


岡山大学は、岡山県岡山市北区に本部を置く国立大学です。

1870年に設置された旧岡山藩医学館を起源とする岡山医科大学と、岡山師範学校などの県内の旧制諸学校を包括する形で、1949年に発足しました。

大学の活動としてSDGs(持続可能な開発目標)の達成を推進しており、政府主催の「ジャパンSDGsアワード」を、国公立大学で唯一受賞しています。

この記事では、岡山大学の入試の特徴や難易度、倍率、合格するための効率的な勉強方法をご紹介します。岡山大学の受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2021年8月27日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

岡山大学の入試問題で問われる能力

初めに、岡山大学が求めている人物像と、入試の難易度について解説します。

 

岡山大学はどのような人材(学生)を望んでいるのか

岡山大学は、大学の理念を「高度な知の創成と的確な知の継承」とし、次のように表明しています。

人類社会を安定的、持続的に進展させるためには、常に新たな知識基盤を構築していかねばなりません。岡山大学は、公的な知の府として、高度な知の創成(研究)と的確な知の継承(教育と社会還元)を通じて人類社会の発展に貢献します。

引用:岡山大学ホームページ 岡山大学の理念・目的・目標

そのような大学理念を受けて、岡山大学のアドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)は、以下のようになっています。

教育内容・特色

岡山大学は社会に開かれた大学として,質の高い教育と先導的な研究を実践し,「高度な知の創成と的確な知の継承」を実現するための中核的な役割を担っています。

教養教育科目および専門教育科目を体系化したカリキュラムの形で学生に提供することにより,本学のディプロマ・ポリシーに掲げる学士力(人間性に富む豊かな教養,目的につながる専門性,効果的に活用できる情報力,時代と社会をリードする行動力,生涯にわたる自己実現力)を備え,持続可能な社会の実現に貢献できる人材を養成しています。

求める人材

岡山大学は,本学での教育に必要な資質と基礎学力を有し,本学での主体的な学修を通じて持続可能な社会の実現に向けた新たな価値を地域・世界と共創する能力を身に付けることに強い意欲を持つ人を,多様な入試方法により国内外から広く受け入れます。

引用:岡山大学ホームページ アドミッション・ポリシー

また、10学部を擁する総合大学なので、学部単位で詳細なアドミッション・ポリシーを設定しています。岡山大学ホームページ アドミッション・ポリシーから学部の資料も閲覧可能です。興味のある場合はご一読ください。

 

岡山大学入試の特徴

岡山大学は国立大学なので、大学入学共通テストを受験後、個別学力検査に進む一般選抜(前期日程、※後期日程)を受験するのが一般的な入試方法です。

※後期日程は、2023年度入試より全学部で募集が停止される予定。

それ以外では、総合型選抜(旧AO入試)、国際バカロレア選抜、学校推薦型選抜などがあります。

大学入学共通テストの受験教科・科目は基本的に5教科7科目ですが、学部・学科により選択内容が異なります。また、5教科8科目や6教科7科目、6教科8科目を課す場合もあるので、受験予定の場合は、最新の募集要項で必ず確認してください。

●一般選抜
大学入学共通テストと個別学力検査、論文・面接などで合否判定します。個別学力検査は前期日程・後期日程があり、前期日程は全学部でおこなわれますが、※後期日程は教育学部以外の学部が対象になります。

※医学部医学科は後期日程なし。また、2023年度入試より全学部で後期日程の募集が停止される予定。

また、医学部医学科のみ、出願者数が募集人員の約4倍になった場合、2段階選抜になります。

●総合型選抜
教育学部、法学部、薬学部で設けられており、大学入学共通テストも受験します。
それ以外に、理学部物理学科の「物理チャレンジ」(2022年度入試より募集停止)、全学一括募集の「グローバル・ディスカバリー・プログラム 国際入試(4月入学)(10月入学)」「グローバル・ディスカバリー・プログラム ディスカバリー入試」といったユニークな選抜方式もあります。いずれも出願資格や専攻内容が独自の内容になっています。

●国際バカロレア選抜
一部専攻・コースを除き、ほぼ全学部が対象です。

●学校推薦型選抜
文学部、教育学部、経済学部、医学部、歯学部、工学部、農学部で導入しています。大学入学共通テストを課す「学校推薦型選抜Ⅰ」と、課さない「学校推薦型選抜Ⅱ」があり、導入学部・学科が異なります。

いずれも詳細は岡山大学2022年度入学者選抜要項をご覧ください。

 

各科目の試験問題の特徴

岡山大学では、学部により大学入学共通テストと個別学力検査の配点は大きく異なります。おおむね共通テストの配点が高いですが、学部・学科によっては個別学力検査の配点がかなり高い場合も。例えば、理学部前期の配点は共通テスト900点に対し、個別学力検査の配点は1400点となっています。

 

英語

岡山大学の英語は、全学部共通問題となっています。解答時間は120分で記述式。共通テストの前身であるセンター試験でリスニングが導入以降、英作文が重点的に出題される傾向です。大問は近年4問で、長文読解問題が2問、英作文問題が2問の内訳。

 

数学

文系・理系とも大問4つで構成されており、試験時間は120分、難易度は標準レベルです。問題数の割に解答時間が長く、見直し時間が充分にあるため、ケアレスミスのないようにしましょう。

理系では範囲に数Ⅲが入っており、特に微積分にやや難易度の高い問題が出題されることがあり、充分な対策をしておきましょう。

 

国語

国語が課される文系学部で、全学部共通問題となっています。試験時間は120分で、大問は現代文(評論・小説が1問ずつ)、古文、漢文の4問構成。記述問題が大半で、出題意図をつかみにくい設問もあり、過去問対策は必須です。古文・漢文は内容読解と現代語訳が中心になります。

 

理科

理系学部で、物理・化学・生物とも全学部共通の内容となっています。学科により、選択で2科目もしくは1科目を受験します。いずれも解答時間は60分、大問4問の構成です。

物理は近年、力学・電磁気学・熱力学・波動から各1問出題され、空欄補充と作図・論述問題で構成。基礎~標準レベルの問題ですが、まんべんなく出題されるので、苦手分野を作らないようにしておきましょう。

化学は、理論分野・無機分野から1問ずつと、有機分野から2問が例年の出題パターン。難易度はさほど高くありませんが、60分の試験時間で化学を4問解答するのはかなり厳しいため、確実に得点できる問題から正確に解答するのが得点を上げるコツです。

生物は選択式と記述式の混合で、知識問題は基礎内容が中心になっているため、取りこぼしのないようにしましょう。差がつくのは作図や考察問題なので、幅広く対応できる学力をつけておく必要があります。

 

岡山大学入試の難易度

岡山大学の入試の偏差値は、医学部で50.0~65.0、歯学部で57.5、文学部も57.5。大学入学共通テストの得点率は、医学部で70.0%~87.0%、歯学部では76.0%~82.0%、文学部は76.0%~79.0%となっています。

ちなみに、医学部は学科によって、偏差値や共通テストの得点率にだいぶ開きがあります。

偏差値 共通テスト得点率
医学科 65.0 87.0%
保健学科 看護学専攻 50.0 70%
保健学科 放射線技術科学専攻 52.5 73%
保健学科 検査技術科学専攻 50.0 74%

 

岡山大学試験の概要


ここからは、岡山大学の入試概要を解説します。

 

受験資格について

岡山大学を受験するには、出願資格を満たしたうえで、大学入学共通テストの必要教科・科目を受験する必要があります。

一般選抜の出願資格は次のようになっています。

1.高等学校(中等教育学校の後期課程を含む)を卒業した者及び入学年3月までに卒業見込みの者
2.通常の課程による12年の学校教育を修了した者および入学年3月までに修了見込みの者
3.学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)第150条の規定により高等学校(中等教育学校の後期課程を含む)を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び入学年3月31日までにこれに該当する見込みの者
参照:岡山大学2022年度入学者選抜要項

なお上項3番に該当する場合と、一般選抜以外の選抜方式については、詳細を岡山大学2022年度入学者選抜要項でご確認ください。

 

試験科目や合格要件

岡山大学の学部ごとの試験科目や配点は、以下のとおりです。ここでは一般入試の前期日程における試験科目などを、一部学部を抜粋して紹介します。なお、以下のデータはすべて2021年8月27日現在のものです。

 

個別学力検査の教科、科目の範囲

岡山大学の個別学力検査では、教科・科目の範囲が共通となっています。出題範囲は以下のとおりです。なお、教科書において「発展的な学習内容」として記載されている内容からは出題されません。

教科
国語 国語総合、現代文B、古典B 全範囲
数学 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A 全範囲
数B 数列、ベクトル
理科 物理 物理基礎、物理
化学 化学基礎、化学
生物 生物基礎、生物
英語 コミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、英語表現Ⅰ、Ⅱ 全範囲

学部、学科ごとで必要な教科・科目は別途入学者選抜要項でご確認ください。

 

文学部

区分 大学入学共通テスト 個別学力検査 配点
国語 200 200 400
地歴公民 200 200
数学 100 100
理科 50 50
外国語 200 200 400
合計 750 400 1,150

 

医学部

区分 大学入学共通テスト 個別学力検査 配点
国語 100 100
地歴公民 100 100
数学 100 400 500
理科 100 300(選択2科目) 400
外国語 100 400 500
面接
合計 500 1,100 1,600

 

出願者数や合格者数のデータ

岡山大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは2021年度一般選抜(前期日程)の結果です

学部 学科 募集人数 倍率 出願者数 合格者数
文学   118 2.3 270 132
教育 151 2.3 344 153
152 2.3 343 180
経済 146 2.9 427 169
114 2.3 265 129
医学科 98 2.8 359 99
保健学科

看護学専攻

49 1.3 63 49
保健学科

放射線技術科学専攻

24 3.0 71 27
保健学科

検査技術科学専攻

24 2.2 53 27
学部合計 195 2.8 546 202
  30 2.2 65 31
54 2.7 144 68
429 2.0 862 465
86 2.6 226 103

出典:2021年度岡山大学入学試験実施状況 一般選抜(前期日程)(PDF)

 

岡山大学に合格するための勉強方法


ここからは、岡山大学に合格するための学習方法をご紹介します。

 

岡山大学に入るには、何をすればいい?

岡山大学の入試で特徴的なのは、10学部ありながらも、個別学力検査で同じ科目は共通問題になっている、という点。特に英語は全学部必須で、かつ共通問題のため、岡山大学に進学したいけど志望先の決定に悩む、といった場合も早くから対策を始められます。

一方で、大学入学共通テストの配点が高い学科が少なくないため、共通テストでしっかり得点するのも重要です。

個別試験の出題傾向は例年大きな変化はないようなので、受験生は過去問などから自分の志望する学部・学科で求められる学習内容がつかみやすくなっています。したがって、絞り込んで勉強して入試に臨むので、1つのミスが合否を分ける事態になりがちです。

基礎を徹底するのはもちろん、どれだけミスなく解き切るかが問われます。

 

受験期の過ごし方

高校3年生の受験期の過ごし方次第で、志望校への合否確率が変わってきます。やみくもに勉強するのではなく、まずは長期的なスケジュールを立て、年間を通じて効果的に受験勉強を進めましょう。

●春(4〜6月):基礎を徹底して攻略する時期です。教科書を中心に丁寧に学習を始めるのがポイント。暗記ものは単語集や用語集を使って、できるだけ早く始めるのがおすすめです。合わせて苦手分野の洗い出しもしておきましょう。
●夏(7〜9月):夏は、苦手分野を克服する時期と考えましょう。自分のペースで学習に取り組めるので、効率よく成績アップが狙えます。夏休みには短いスパンでスケジュールをたて、「1日に問題集を10ページ進める」など目標を持って取り組んでください。
●秋(10〜12月):大学入学共通テストの対策を進める時期です。私大入試や個別学力検査の対策にもなるので、共通テストに必要な基礎固めをしつつ、応用力も磨いておきます。
●冬(1月〜):入試直前の時期なので、過去問を集中的に学習しましょう。個別学力検査対策には、時間配分に気をつけて問題を解く練習をし、入試に向けて最後の仕上げをします。

 

予備校で勉強する場合

独学で受験勉強に取り組むのは、継続する意志はもちろんのこと情報収集力も必要で、孤独な戦いになってしまいます。しかし「予備校にさえ通っていれば安心」とも言いきれないのをご存じですか?

その理由は、予備校の集団授業にあります。大手予備校ともなれば、一度に多くの生徒が一つの教室で同じ授業を受けることも珍しくありません。講師の授業を受け身で聞いてわかった気になっている場合もあり、実は知識が定着していない、というケースもあります。

また集団授業に流されてしまい、苦手分野が取り残される可能性も。一斉授業でわからなかったところは、あとから自分で講師に聞きに行くなどの積極性がないと、思うような学習の成果が出ない場合もあります。

 

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校の授業に起こりがちな欠点をカバーしてくれるのが、四谷学院の「ダブル教育システム」です。ダブル教育システムで取り入れている「2つのポイント」をチェックしてみましょう。

 

科目別能力別授業

大抵の予備校では、志望校やテストの総合得点でクラス分けします。そのため、苦手科目の授業についていけなかったり、得意科目の授業が物足りなかったりする「科目ごとのレベルの不一致」が起こりがち。

四谷学院の科目別能力別授業は、科目と能力の2つでクラス分けするのが特徴です。つまり科目ごとに自分に合ったレベルの授業が受けられる仕組み。自分のレベルに合った授業を受けられるので、無理なく理解が進み、効率的に成績向上を目指せます。

 

55段階個別指導

科目別能力別授業で得た理解を、解答力につなげるのが55段階個別指導です。

55段階個別指導では、過去の入試問題を徹底分析して作られた55テストを受験し、理解に穴があるところ、考え方が不完全なところ、表現が不適切なところを段階的にチェック。解答力が身についているかを確認しながら、級を進めていきます。中学レベルから東大レベルまでの55段階を、スモールステップで無駄なく学べるよう体系化して指導しています。

 

岡山大学入試は丁寧に解く力が重要!

【岡山大学の入試概要】
●国立大なので、大学入学共通テスト+個別学力検査の一般選抜が主流。
●難易度は標準的だが、高得点が求められる学部・学科も含まれる。

【岡山大学の入試データまとめ】
● 2021年一般選抜(前期日程)で倍率は2.0〜2.9倍。おおむね2.4倍程度。

【勉強方法まとめ】
●基本的な知識から標準レベルの問題を、取りこぼしなく丁寧に学習しておくのがおすすめ。
●試験時間は充分な科目が多いが、その分見直し確認を徹底し、ミスなく解答できるようにする。

岡山大学は超難関校ではありませんが、国立大学なのでハイレベルな戦いになりやすい大学です。基礎を徹底するのはもちろんのこと、いかにミスを少なく問題を解くかが重要になってきます。そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育システム」。

自分の学習レベルに合った授業で、効率よく成績向上が望めます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2021年8月27日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。


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