浪人生が失敗しないための予備校選び10のポイント

最終更新日:2024/03/16

※この記事は約9分で読めます。

こんにちは、四谷学院の受験コンサルタント、田中です。
いよいよ新しいスタートの春がやってきますね。

今回は「失敗しないための予備校選び10のポイント」について解説していきます。

浪人生は絶対にチェック!予備校選びの10のポイント

予備校選びにおいて重要なポイントは、以下の10個です。

コレをチェック!
☑基礎から学べるか
☑プロの先生か
☑授業のレベルは今の自分に合っているか
☑質問はしやすいか
☑逆質問してもらえるか
☑弱点を見つけられるか
☑勉強に関連する相談サポートがあるか
☑進路指導をしてもらえるか
☑自習室を活用できるか
☑やる気が出る環境か
それぞれについて詳しく見ていきましょう!

基礎から学べるか


予備校の講師や学校の先生など、大学受験に精通した人が必ず言う言葉、それは「基礎固めの大切さ」です。難関大学に合格した人の体験談でも「基礎に穴があった」「基礎を見直して成績が上がった」「苦手科目は基本から学び直した」というようなコメントは多く見かけますよね。基礎ができていなければ応用問題は解けません。

とはいえ、基礎固めが十分かどうかの判断は自分一人では難しかったり、基礎をやり直す時間がうまく確保できなかったりすることもあります。そのため、「できたことにして、とりあえず先に進む」とか「応用問題をやりながら基礎を見直す」という方法に流れていきがちです。しかし、勉強に近道はありません。基礎を固められるカリキュラムになっているか?という点を、予備校選びの際に必ずチェックしておきましょう。

プロの先生か


授業を担当してくれる講師がプロか否かは非常に重要なポイントです。大学生の先生には、親しみやすく相談しやすいというメリットがありますが、知識と経験がモノを言う大学受験においてやはりプロには及びません。予備校によっては「授業はプロ講師、質問対応は大学生」という場合もありますが、質問こそプロに対応してもらいたい部分です。疑問を残したままでは成績アップは到底望めません。授業も質問もすべてをプロが担当するかどうかをしっかり確認しておきましょう。

授業のレベルは今の自分に合っているか

千種校_クラス

予備校には、様々なコースが用意されています。国立理系コースや私立文系コース、医学部コースなど。確認しておくべきことは、授業は今の自分のレベルに合っているかどうか?ということです。ポイントは「今」ということ。志望校が医学部だからという理由で医学部コースに入ったけれど、レベルが高すぎて授業に全くついていけない…ということでは、成績は伸びません。また、出身高校の名前だけでクラスを振り分けられたけれど内容が易しく感じるとか、英語は上のクラスでいいけれど数学は厳しいとか。

レベルに合っていない授業は非効率です。科目ごとに、「今の」自分のレベルに合った授業が受けるということは、効率よく成績を伸ばしていくために欠かせません。コース選択やクラス選択についてあらかじめチェックしておくとよいでしょう。

質問はしやすいか

本質を身につける

勉強していると、当然ながら疑問点が出てきます。それは理解が進んでいる証拠です。疑問を解消していくことで一層理解が深まっていきます。しかし、そのためには、分からないことが出てくるたびに、すぐに先生に質問できる環境が必要です。

失敗事例
① 授業中、先生に声をかけられる雰囲気でない。
② 講師控室は長蛇の列、質問する気も起きなくなる。
③ 大学生の先生しかいなくて、質問してもいまいち解説がわかりにくい。
こんな失敗事例を聞くことがあります。予備校の説明会で「質問はできるか?」と確認すると「できますよ!」と返事があると思いますが、実際はそういう環境でないということもありますから、「質問ができるか?」だけでなく、「どんな方法があるか?」「どのぐらい待つか?」などを確認しておきましょう。質問対応の講師がプロなのかどうかもあわせて確認しておくと安心です。

逆質問してもらえるか

四谷学院

「自分から質問するのが苦手です」という生徒は多いものです。そもそも何を質問したらいかわからないとか、わかったつもりで抜け漏れに気づかないケースもあります。そんな時に先生の方から「ここ大丈夫?」とか「なぜこの答えにしたか説明できるかな?」と逆質問してもらえたらいいですよね。先生に質問してもらうことで、「先生とやり取りする」ことに慣れて、少しずつ質問できるようになります。そうすると質問の仕方もスムーズになってくるので、さらに質問しやすくなります。先生に質問するハードルがどんどん下がってきますから、疑問を解消しやすくなりますよ。
特に質問するのが苦手な方は、先生から逆質問してもらえる機会があるかどうかも確認しておくと安心です。

弱点を見つけられるか

基礎固め

受験勉強では「苦手をなくす」ということが非常に大切になってきます。高校での定期試験とは違って、大学入試ではヤマをハルということはできません。模試やテストでも自分の弱点を見つけられますが、その頻度は月に1回あるかないか。普段の勉強の中で、理解の穴が自分で見つけられるといいですね。そこで、予備校のカリキュラムに自分の足りないところを見つけられる特長・工夫があるかどうかを聞いておきましょう。あなたの弱点をなくし、得意を伸ばしていくことが、大学受験を有利にします。

勉強に関連する相談サポートがあるか

予備校を見極めるポイントのひとつとして、「受験生活をフォローしてもらえるか」が挙げられます。予備校の授業を受けてそれで終わり。ではもったいない!

「授業の予習はどうやったらいいか?」
「復習はいつやるべき?」
「苦手分野の克服法を教えてほしい」
「初めての浪人生活が不安…」

受験勉強には「悩み」がつきものです。一人ひとり色々な悩みが出てくるかと思います。例えば英語の問題で、解答については講師に質問すれば解決できるかもしれませんが、「重点科目との比重の違い」とか「夏までの学習計画」「併願校の決め方」などは、それぞれの教科の講師では、なかなか対応が難しいかもしれませんよね。学習アドバイスをもらえるかどうかは、受験の合否を大きく左右します。
ただし、「学習サポートはありますか?」と聞くと、どの予備校も「それはもちろんあります!」と答えますから、自分の期待するサポートをしてもらえるかどうかを見極めましょう。体験談などもチェックしてみて、「大学受験のプロのコンサルタントがサポートしてくれる」「月に一度は学習計画の進捗確認がある」など、誰がどんな頻度で、何をしてくれるか、具体的なサポートの深さも確認してください。

進路指導をしてもらえるか

進路指導と言うと、「進みたい大学や学部を決めるための相談」というイメージがあるかもしれません。高校などでは、出願直前の一時期にだけ実施することもあるかもしれません。実は、出願校を決めるにあたっては考えることは山ほどあり、出願のずっと前から準備が必要です。例えば、同じ大学の同じ学部を受けるにしても複数の試験方式があり、そこからどれを選ぶかも考えておかなければいけません。共通テスト利用入試もうまく活用したいですよね。近年では大学入試システムが複雑化していますから、一人ですべてを調べ切るにはかなりの労力が必要です。将来を左右するような非常に大切なことであるにも関わらず、予備校の中には進路指導にあまり力を入れないケースも多いのです。

例えば進路指導の相談内容として、以下のようなものが挙げられます。

【進路指導の相談例】
・どんなことに興味があり、どんな学部が適していそうか
・いつ、どの大学のオープンキャンパスに参加すべきか
・「安全校」というのは自分にとってどのレベルか
・どの大学学部をどの試験方式で受験すべきか
・共通テスト利用入試はどう活用すべきか
など

大学受験に関して知りたい情報や相談したいことは、ほかにもたくさんあるでしょう。不安なく勉強に集中するためにも、進路指導面も予備校でサポートしてもらえるかしっかり確認しましょう。

自習室を活用できるか

自宅では集中できないから、予備校の自習室を使いたいと考えている方は多いはずです。自習室は予備校や塾を選ぶ上での優先度が高いですよね。浪人生であれば、朝早くから自習室に毎日通って生活リズムを整えている人も少なくありません。
自習室はあるけれども、満席で順番待ち…私語が多く落ち着かない…机が狭くて勉強しにくい…こうした理由で自習室が使えないのであれば、あっても意味がありません。いつでも気軽に待ち時間なしで自習室を使えるか?そして静かで快適なスペースで勉強に集中できるか?自分の目で確かめておきましょう。

やる気が出る環境か

「この予備校、なんとなくいいな」「ここならがんばれそう!」その直感を大切にしましょう。あなたが説明会に参加して「良いな」と感じる予備校は、絶対に良い予備校です。ある大学の研究によると、人間の直感の的中率は90%。直感は、脳がこれまでにインプットした経験や学習といったデータから導き出された答えである、と言われています。つまり、
直感で良いなと感じる = 脳の記憶に基づく論理的判断
ということ。
後悔のない受験生活を過ごすためにも、自分の直感を信じてみるのもよいでしょう。

四谷学院で志望校に合格した先輩たちに、「四谷学院のどこが良かった?」と質問しています。もちろん大学に合格したことは一番ではあるのですが、そのほかにこんな答えが返ってきました。

「自習室に来るたびに『頑張ってるね!』と挨拶してもらえた」
「つらいときに話を聞いてくれて、背中を押してくれた」
「合格した先輩のエピソードを話してくれた」
「いつも真剣に相談に乗ってくれた」
「校舎で顔を見かけると、笑顔で挨拶してくれた」

だれも挨拶をしないような、殺伐とした予備校ではモチベーションが上がりません。灰色の受験生活になってしまいそうです…。予備校の「雰囲気」は、勉強に直接かかわることではありません。でも、よい雰囲気があったからこそ勉強を頑張れたのだと、みんな口をそろえて言います。予備校に来れば「よし、やるぞ!」とスイッチが入るのが理想です。

「大変だったけど、浪人生活は楽しかった!」
志望校に合格した後、こんな風に言える日々を「あなたの選んだ予備校」で送っていただきたいと思います。

まとめ「浪人生が失敗しないための予備校選び10のポイント」

今回は、後悔しない浪人生の予備校選びについてお話ししました。もしあなたが、予備校選びで迷っているならば、10個のポイントを1つずつ確認していってください。

また、四谷学院は、第一志望校に合格するための進学サポートも充実しています。最新の入試情報や自分に合う大学の選び方、勉強のやり方まで、年間を通じた指導・サポートが可能です。

四谷学院に興味のある方はぜひ個別相談会へ参加し、各校舎の学習環境やダブル教育の仕組み、教材などを確認してみてください。

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大学受験合格ブログ編集部

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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