成城大学の偏差値や難易度、入試科目別の受験対策とおすすめ勉強法を解説

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こんにちは!四谷学院の奥野です。

成城大学は、成城学園が設置母体の、4学部11学科を持つ人文社会系の私立大学です。

成城学園は、かつて文部官僚だった澤柳政太郎が退官後に「本当の教育」を目指し、1917年に設立した私立小学校から始まります。学園が1926年に創設した旧制成城高等学校が、現在の成城大学の前身です。旧制高等学校をルーツとする東京四大学、また準難関私立大学群である「成成明学獨國武」の一校としても知られています。

この記事では、成城大学の入試の特徴や難易度、倍率、合格するための効率的な勉強方法をご紹介します。成城大学の受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2025年9月20日現在のものです。最新の情報は必ず大学公式ホームページにてご確認ください。

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目次

成城大学の概要

成城大学を含む成城学園では、創立時から教育方針の一つとして「個性尊重の教育」を掲げており、一人ひとりの個性を輝かせる教育を行っているのが特徴です。リベラルアーツ教育やデータサイエンス教育にいち早く取り組んでおり、さまざまな分野の授業が開講されています。

2017年には創立100周年を迎え、「国際教育」「理数系教育」「情操・教養教育」という3つの柱を中心に、教育改革に力を入れています。

成城大学では、アドミッション・ポリシーとして入学希望者に以下を求めています。


本学の目的および各学部・学科における人材育成の目的を達成するために、次の条件を満たす人材を入学者として求める。
(AP1)高等学校の教育課程を通じて、大学での学修に必要な基礎学力を修得している者。(知識・技能)
(AP2)経済・社会・文化・歴史や人間に対して旺盛な関心を持ち、様々な情報に基づき考察を行い、その結果を他者にわかりやすく説明することができる者。(思考力・判断力・表現力)
(AP3)多様な文化・価値観の違いを認識し、他者を尊重し、主体的に協働する意欲を持つ者。(主体性・多様性・協働性)
引用:成城大学 人材育成の目的と3つの方針 | 成城大学

アドミッション・ポリシーは、学部ごとにも定められています。詳しくは、大学公式ホームページの人材育成の目的と3つの方針をご確認ください。

なお、成城大学は、東京都世田谷区成城に位置しています。新宿駅から小田急小田原線急行でわずか15分のほか、主要駅からの交通アクセスに優れた都心に位置しながらも、緑豊かな環境にあるのが魅力です。幼稚園から大学・大学院までをワンキャンパスに持つ成城学園のなかにあり、「成城」という地名は、成城学園が由来とされています。


大学名:成城大学
設立年:1950年
学生数:5,823名(2025年5月1日時点)
所在地:〒157-8511 東京都世田谷区成城6-1-20
公式ホームページ:成城大学
Instagram:seijo.univ
X(旧Twitter):@SeijoUniv
YouTubeチャンネル:成城大学(学校法人成城学園)

成城大学の偏差値と難易度(レベル)

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、成城大学の偏差値は54~63、大学入学共通テストの得点率は74~83%となっています(2025年9月20日時点)。

なお、学部ごとの偏差値は以下のとおりです。

学部偏差値
経済学部59~62
文芸学部54~63
法学部58~62
社会イノベーション学部58~63

参照:成城大学/偏差値・共通テスト得点率(入試難易度)【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報

成城大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学

ここでは、成城大学と近い偏差値・難易度(レベル)の私立大学をいくつかご紹介します。

■偏差値の近い大学「経済学部」
東洋大学経済学部(偏差値52~64)
明治学院大学経済学部(偏差値59~64)
駒澤大学経済学部(偏差値54~64)

■偏差値の近い大学「文芸学部」
成蹊大学文学部(偏差値53~65)
明治学院大学文学部(偏差値55~65)
専修大学文学部(偏差値53~61)

■偏差値の近い大学「法学部」
明治学院大学法学部(偏差値56~64)
成蹊大学法学部(偏差値56~64)
獨協大学法学部(偏差値54~62)

■偏差値の近い大学「社会イノベーション学部」
東洋大学社会学部(偏差値52~64)
明治学院大学社会学部(偏差値57~66)
武蔵野大学ウェルビーイング学部(偏差値55~61)

成城大学入試の特徴

成城大学では、多彩な選抜方法を設けています。ここでは、2026年度試験における主な選抜方法とその特徴をご紹介します。

一般選抜:全学部統一選抜(S方式)

「全学部統一選抜(S方式)」は、全学部共通の試験日・試験問題(英語、国語の2教科)で実施される入試方式です。試験会場は、成城大学キャンパスを含む、札幌、福岡など合計9ヵ所です。学部・学科によって配点が異なります。試験はマークシート方式です。

一般選抜:学部別選抜(A方式)

「学部別選抜(A方式)」は、学部ごとに大学独自の学力試験を行う、一般選抜の中心となる入試方式です。試験は記述式が多く、外国語と国語、選択科目(地理歴史・公民・数学から1科目選択)を受験する3教科型と、外国語と国語を受験する2教科型の2つの型があります。

経済学部と法学部は3教科型のみ実施、社会イノベーション学部は3教科型と2教科型の実施、文芸学部は学科により異なります。学部間および同一学科の3教科型と2教科型の併願が可能です。

一般選抜:大学入学共通テスト利用選抜(B方式)

大学独自の個別試験は行わず、大学入学共通テストの成績のみで合否判定を行う入試方式で、前期・後期があります。

前期は、大学入学共通テスト前日までに出願が必要です。3教科型で、すべての学部・学科に出願でき、併願の制限はありません。経済学部、文芸学部、社会イノベーション学部では英語外部検定試験の成績が利用できます。

後期は、大学入学共通テスト実施後に出願できます。文芸学部、法学部が対象です。2~3教科での出願で、文芸学部では英語外部検定試験の成績が利用できます。

一般選抜:国公立大学併願型大学入学共通テスト利用選抜(N方式)

2026年度より導入された入試方式です。大学独自の個別試験は行わず、大学入学共通テストの成績のみで合否判定を行います。

4教科型・4科目型ですべての学部・学科に出願でき、併願の制限はありません。出願は大学入学共通テストの前日まで、入学手続きは国公立大学前期の合格発表翌日までで、国公立大学と併願しやすくなっています。

総合型選抜

学力だけでなく、専門分野の研究を深める能力を秘めている人物を見出す選抜方法です。学部・学科ごとに出願資格や試験内容が異なるため、受験を希望する際は最新の募集要項を十分確認しましょう。

そのほかの選抜方法として、学校推薦型選抜(指定校制)や単位認定入試などがあります。
選抜方法の詳細は、成城大学入試情報サイトをご確認ください。

成城大学の入試科目別の出題範囲とその対策

成城大学の入試対策をするために、試験問題の特徴や傾向をつかんでおきましょう。ここでは、学部別選抜(A方式)での試験問題の特徴を科目ごとにご紹介します。

なお、学部別選抜(A方式)では試験日や試験内容だけでなく、試験時間も学部・学科によって異なる場合があるので、詳細は最新の学生募集要項をご確認ください。

英語の対策と勉強法

大問4つで構成されており、試験時間は全学部90分です。試験内容は試験日によって異なり、長文問題や文法問題、会話文問題などが出される傾向にあります。

長文問題は問題文の分量が多いため、出題部分の前後の文脈を素早く正確に読み取れるように対策しておきましょう。読解力を高めるためにも、文法の知識を固め、根拠のある解答を心がけるのがおすすめです。標準レベルのスキルが求められるため、参考書などを使って基礎を確実にすることが大切です。

試験時間が90分と十分な時間がありますが、長文問題に時間を取りすぎないように時間配分に注意しつつ、丁寧に解答して見直しをしっかりと行いましょう。

国語の対策と勉強法

大問は2つで、試験時間は試験日によって60分か90分です。60分試験の出題範囲は現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語で近代以降の文章のみ、90分試験では古典探究が含まれます。

漢字の読み書きや正誤問題、内容説明問題などが出される傾向にあるほか、指定された文字数内での記述問題もあるため、文章を端的にまとめる練習をしておくとよいでしょう。

問題の難易度は標準レベルとされていますが、問題文の分量が多く小問数も多いため、素早く要点をつかんで解答する練習が必要です。

日本史の対策と勉強法

学部別選抜(A方式)における選択科目の一つで、大問は5つ、試験時間は60分です。

政治、外交、経済、文化など、あらゆる分野からまんべんなく出題される傾向にあるので、苦手分野は早めに対策を始めましょう。重要用語を押さえつつ、史料集などを活用して広範囲に知識を増やすのがおすすめです。

世界史の対策と勉強法

学部別選抜(A方式)における選択科目の一つで、大問は4つ、試験時間は60分です。

西洋史や東洋史から幅広く出題され、重要事項の説明など100文字程度の記述問題もあります。重要用語を覚える際は、その背景もセットで覚え、自分の言葉でまとめられるようにしておきましょう。

地理の対策と勉強法

学部別選抜(A方式)において、学部・試験日によって選択できる科目の一つで、大問は4つ、試験時間は60分です。

年度によっては地図や地形図を使った問題があり、記述式や選択問題など、さまざまな出題形式が見られます。過去問で傾向をつかんでおきましょう。

公民(政治・経済)の対策と勉強法

学部別選抜(A方式)における選択科目の一つで、大問は4つ、試験時間は60分です。

憲法に関する問題や、時事問題などが出される傾向にあります。新聞やニュースを日頃から見たり、就活用の時事問題の参考書などを読んだりするとよいでしょう。

数学の対策と勉強法

学部別選抜(A方式)における選択科目の一つで、大問は3つ、試験時間は60分です。

数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B(数列のみ)・数学C(ベクトルのみ)が出題範囲となり、これらの範囲からバランスよく出題されます。出題頻度が高いのは、証明問題や二次関数、三角関数、数列などです。

問題数は多くないので、私学文系用の数学の問題集などで演習を積み、万全の準備をしておきましょう。

成城大学試験の概要


ここからは、成城大学試験の概要を解説します。

出願資格について

成城大学の出願資格は、選抜方法ごとに定められています。ここでは、一般選抜の出願資格の一部を抜粋してご紹介します。

  1. 高等学校または中等教育学校を入学年の3月卒業見込みの者
  2. 高等学校または中等教育学校を卒業した者
  3. 通常の課程による12年の学校教育(特別支援学校の高等部または高等専門学校の3年次を含む)を修了した者(入学年の3月修了見込みの者を含む)
参照:成城大学 2025年度 一般選抜学生募集要項

そのほかの出願資格や、ほかの選抜方法における出願資格については、成城大学入試情報サイトの成城ブリッジをご確認ください。

入試日と出願の受付期限

成城大学の入試日と出願の受付期限は選抜方法によって異なります。ここでは、2026年度における一般選抜の入試日と出願期間についてご紹介します。

入試方式対象学部・学科出願期間入試日
全学部統一選抜

(S方式)

全学部・全学科2026年1月5日(月)~1月22日(木)2026年2月2日(月)
学部別選抜

(A方式)

経済学部2026年2月4日(水)・2月6日(金)
文芸学部国文学科2026年2月5日(木)・2月7日(土)
英文学科

芸術学科

文化史学科

マスコミュニケーション学科

ヨーロッパ文化学科

2026年2月4日(水)~2月7日(土)
法学部2026年2月4日(水)~2月7日(土)
社会イノベーション学部2026年2月4日(水)~2月6日(金)
大学入学共通テスト利用選抜

(B方式)前期日程

全学部・全学科2026年1月5日(月)~1月16日(金)2026年1月17日(土)・1月18日(日)
国公立大学併願型大学入学共通テスト利用選抜
(N方式)
大学入学共通テスト利用選抜
(B方式)後期日程
文芸学部・法学部2026年2月16日(月)~2月26日(木)

※出願書類は最終日消印有効
参照:成城大学 入学者選抜ガイドブック2026(PDF)

入試科目や配点

成城大学の入試における試験科目や配点は、入試方式や学部・学科などで異なります。そのため、ここでは一般選抜の全学部統一選抜(S方式)と、学部別選抜(A方式)の一部学部の入試科目と配点をご紹介します。

そのほかの入試方式については、成城大学入試情報サイトの成城ブリッジをご確認ください。なお、以下のデータはすべて2025年9月20日現在のものです。

全学部統一選抜(S方式)

学部・学科教科・科目配点合計
経済学部・外国語「英語」(英語コミュニケーションⅠ/Ⅱ/Ⅲ、論理・表現Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ)

・「国語」(現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、古典探究※漢文は除く。古文の独立問題は出題しない)

外国語:200点

国語:150点

350点
文芸学部国文学科外国語:100点

国語:150点

250点
英文学科外国語:200点

国語:100点

300点
芸術学科・文化史学科・マスコミュニケーション学科・ヨーロッパ文化学科外国語:100点

国語:100点

200点
法学部外国語:100点

国語:100点

200点
社会イノベーション学部外国語:250点

国語:150点

400点

参照:成城大学 入学者選抜ガイドブック2026(PDF)

学部別選抜(A方式)

学部別選抜(A方式)は、学部や入試日によって試験内容が異なる入試方式です。そのため、ここでは3教科型の入試科目と配点を、一部学部・学科・日程を抜粋してご紹介します。

<経済学部>(2026年2月4日(水)・2月6日(金)実施分)

教科科目配点合計
外国語英語(英語コミュニケーションⅠ/Ⅱ/Ⅲ、論理・表現Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ)150点350点
国語(現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語※近代以降の文章のみ)100点
地理歴史/公民/数学「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」「公共,政治・経済」「数学Ⅰ/Ⅱ,数学A/B(数列のみ)/C(ベクトルのみ)」から1科目選択100点

<文芸学部英文学科>(2026年2月5日(木)実施分)

教科科目配点合計
外国語英語(英語コミュニケーションⅠ/Ⅱ/Ⅲ、論理・表現Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ)300点550点
国語(現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語、古典探究)150点
地理歴史/公民/数学「地理総合,地理探究」「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」「公共,政治・経済」「数学Ⅰ/Ⅱ,数学A/B(数列のみ)/C(ベクトルのみ)」から1科目選択100点

<法学部>(2026年2月4日(水)・2月6日(金)・2月7日(土)実施分)

教科科目配点合計
外国語英語(英語コミュニケーションⅠ/Ⅱ/Ⅲ、論理・表現Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ)150点400点
国語(現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語※近代以降の文章のみ)150点
地理歴史/公民/数学「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」「公共,政治・経済」「数学Ⅰ/Ⅱ,数学A/B(数列のみ)/C(ベクトルのみ)」から1科目選択100点

<社会イノベーション学部>(2026年2月4日(水)実施分)

教科科目配点合計
外国語英語(英語コミュニケーションⅠ/Ⅱ/Ⅲ、論理・表現Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ)200点400点
国語(現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語※近代以降の文章のみ)100点
地理歴史/公民/数学「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」「公共,政治・経済」「数学Ⅰ/Ⅱ,数学A/B(数列のみ)/C(ベクトルのみ)」から1科目選択100点

参照:成城大学 2026年度 試験教科・配点等一覧(PDF)

出願者数や合格者数のデータ

成城大学の出願者数や合格者数をご紹介します。なお、ここで取り上げるのは2025年度学部別選抜(A方式)の結果です。

学部出願者数受験者数合格者数実質倍率
経済学部1,6631,5433784.1
文芸学部1,9361,8066093.0
法学部7877132163.3
社会イノベーション学部1,6601,5655043.1

参照:成城大学 学部別選抜(A方式)過去3年の選抜結果データ(PDF)

成城大学の受験料と学費目安

成城大学の受験料は、入試方式によって以下のように異なります。

  • 全学部統一選抜(S方式):30,000円(併願2件目以降1件10,000円)
  • 学部別選抜(A方式):35,000円(併願2件目以降1件30,000円、同一学科の2教科型・3教科型の併願は以降1件10,000円)
  • 大学入学共通テスト利用選抜(B方式):15,000円(併願2件目以降1件10,000円)
  • 国公立大学併願型大学入学共通テスト利用選抜(N方式):1件5,000円
また、複数の入試方式を併願すると、5,000円割引となります(B方式後期と他方式の併願、B方式とN方式の併願は対象外)。

なお、総合型選抜は一次試験が15,000円、二次試験(一次試験合格者のみ出願可能)は20,000円です。

また、2025年度入学生の納付金の総額と内訳は、以下のとおりです。

入学金200,000円
授業料800,000円
施設費250,000円
教育充実費70,000円
学習図書整備費10,000円
諸会費等(学友会費、父母の会費等)12,500~15,500円(※)
初年度納付金総額1,342,500~1,345,500円

※学部によって費用が異なります。
参照:成城大学 学費・特待生制度・奨学金 | 成城ブリッジ

成城大学卒業後の進路

2024年度卒業生の進路を見ると、就職希望者の就職率は98.4%でした。1年次からのキャリア教育・支援が行われており、高い就職率につながっています。大手企業への就職実績も多数です。

就職先の業種は学部ごとに特徴があります。経済学部では、「建設・不動産・運輸・情報・通信・エネルギー業」が29.8%と最多で、「マスコミ・教育・サービス業」が23.3%、「金融業」が17.3%と続きます。

法学部も「建設・不動産・運輸・情報・通信・エネルギー業」が26.4%、「マスコミ・教育・サービス業」が22.7%、「金融業」が17.1%と、経済学部と同様の傾向が見られますが、他学部に比べ「公務・その他」が16.7%と割合が高くなっています。

文芸学部では「マスコミ・教育・サービス業」が36.7%、社会イノベーション学部では「建設・不動産・運輸・情報・通信・エネルギー業」が37.5%で、それぞれ最多でした。

成城大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ

成城大学への進学をお考えの方は、積極的にオープンキャンパスや入試説明会に参加するのがおすすめです。

成城大学のオープンキャンパスは予約制で、例年夏に開催されています。2025年は、7月20日(日)、8月2日(土)、8月3日(日)の3日間でした。大学紹介や学部・学科説明、ミニ講義、個別相談のほか、キャンパスツアーや学生食堂の利用など、盛りだくさんな内容となっています。

在学生と交流できる機会も多くあるため、成城大学の魅力や大学生活をより具体的にイメージできるでしょう。なお、成城大学では、オープンキャンパス以外でも随時学内見学が可能です。

また、全国の進学相談会にも多数出展しており、オープンキャンパスへの参加が難しい方でも、直接職員に相談や質問ができます。

これらのほか、2025年は11月9日(日)に文芸学部のミニオープンキャンパスが新潟で開催されます。

オープンキャンパスや入試説明会に関する最新情報は、成城大学入試情報サイトの成城ブリッジをご確認ください。学部学科説明動画やキャンパスライフムービーなども掲載されているので、こちらも見ておくとよいでしょう。

成城大学に合格するための勉強方法


ここからは、成城大学に合格するための勉強方法をご紹介します。

成城大学に入るにはどのような対策をすればいい?

成城大学には入試方式が複数あり、出願のチャンスが多くあります。受験を有利に進めるには、どの入試方式で受験し併願するかをしっかりと計画しましょう。

また、大学の独自試験では、全体として試験範囲が共通していることが特徴です。文系大学であり、どの学部・入試方式でも英語・国語については配点が高いため、重点的に対策をしておきましょう。

試験問題の難易度は標準的ですが、偏差値などを見ると決して楽に入れる大学とは考えにくいため、できるだけ取りこぼしなく解答できる力をつけておきたいものです。基礎を徹底するのはもちろん、どれだけミスなく解き切るかが問われます。過去問で出題傾向をしっかりと把握しておきましょう。

また、多くの方が受験するA方式は記述式のため、誤字脱字にも注意が必要です。

受験期の過ごし方と勉強のコツ

受験勉強は早く始めるほうが有利とされますが、大切なのは受験期である高校3年生の過ごし方です。志望校に合格できる可能性が変わってきます。

受験本番まで1年あるとはいえ、勉強に使える時間は限られています。ただひたすら勉強を進めるのではなく、1年間を通して長期的なスケジュールを立て、合格に向かって受験勉強を進めることが大切です。

計画的な学習は進度を管理しやすくなるだけでなく、精神的にも安定して勉強に取り組めるというメリットがあります。以下のスケジュールを目安に、スケジュールを立てることから始めてみましょう。

  • 春(4~5月):基礎を徹底的に身につける時期です。教科書を中心に丁寧に学習しながら、苦手範囲のチェックもします。また、暗記物はできるだけ早く取りかかったほうが定着しやすくなるので、単語集や用語集を使って進めましょう。新学期によるモチベーションの高まりを上手に活用してください。
  • 夏(6~8月):まとまった時間が取りやすい夏は、苦手分野を克服する時期です。夏休みの使い方によって合否が左右されるといわれることもあります。着実に勉強を進めるには、「週に問題集を10ページ進める」など、短いスパンでスケジュールを立てるのがおすすめです。基礎の総復習に加えて集中的に苦手分野に取り組むことで、成績アップが狙えます。苦手分野を克服し、秋からの勉強をスムーズに進められるようにしましょう。
  • 秋(9~11月):本格的にアウトプットを始め、大学入学共通テストを受ける場合は対策を始める時期です。問題演習に力を入れて、基礎固めと応用力アップを目指しましょう。実力を測るために、模試を活用するのもおすすめです。
  • 冬(12月~):過去問に集中的に取り組み、演習を積む時期です。成城大学の入試の出題傾向をつかみ、時間配分に気を付けつつミスなく問題を解く練習をします。得意分野はより強化できるよう復習して、最後の仕上げをしましょう。自信がないところは基礎に立ち戻り、知識を確実にしておくことも大切です。

成城大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう

独学で受験勉強を進めるのは、継続する意志と情報収集力がないと、厳しい戦いになってしまうでしょう。そのため、成城大学合格を目指すには、予備校へ通うのがおすすめです。

ただし、自分に合った予備校を選ばなければ、学力が向上しないことも考えられます。一般的な予備校では、集団授業が行われています。集団授業は受験に特化した質の高い授業が受けられることがメリットですが、講師の授業をただ聞くだけで終わってしまうこともあります。このような状態では、知識が定着しづらいでしょう。

また、集団授業はカリキュラムどおりに進められるため、スピードについていけず、自分の苦手分野がそのままになってしまうこともあります。一人ひとりへの手厚いフォローは難しく、授業でわからないところがあった場合は、自分で講師に聞きに行くなどの積極性がないと、期待したような学習効果は得られないでしょう。

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校の授業にありがちな欠点をカバーできるのが、四谷学院独自の「ダブル教育」です。以下では、ダブル教育の2つのポイントをご紹介します。

科目別能力別授業

多くの予備校では、入塾テストの結果や志望校によってクラス分けが行われます。それに対し、四谷学院の科目別能力別授業は、科目ごとのレベルに合わせて「基礎クラス」「選抜クラス」といったクラス分けを行うのが特徴です。

これによって、授業についていけなくなったり、内容が簡単すぎたりする心配がなく、効率的に理解力を高められます。

また、毎月行う「レベル診断テスト」により、学力の伸びに合わせてクラスレベルも上がっていきます。

55段階個別指導

科目別能力別授業で得た理解力を解答力につなげるのが、55段階個別指導です。

55段階個別指導では、過去の入試問題を分析して作成した55テストを通じて、解答の仕方が不完全なところや理解が不足しているところをチェックします。

チェックした箇所については、プロの講師がその場で解説するため、着実に解答力を高められます。講師との1対1のやりとりで、できていなかったところの理解はもちろんのこと、思考力や記述力アップも期待できます。

成城大学に合格するには丁寧に解く力が重要!

【成城大学の入試概要】

  • 主な選抜方法である一般選抜では、全学部統一選抜(S方式)、学部別選抜(A方式)、大学入学共通テスト利用選抜(B方式)、国公立大学併願型大学入学共通テスト利用選抜(N方式)など、多くの入試方式が選択可能
  • 入試の難易度は標準レベル

【成城大学の入試データまとめ】

  • 2025年度試験における学部別選抜(A方式)の倍率は3.0~4.1倍。学部によって差がある

【勉強方法まとめ】

  • 教科書や用語集を丁寧に学習して基礎固めをする
  • 試験時間は比較的余裕があるので、落ち着いて正確に解く

成城大学は準難関私立大学という位置付けで人気が高く、簡単には合格を得られないでしょう。そのため、基礎を徹底したうえで、いかにミスを少なくして問題を解くかが重要になります。

成城大学への合格を目指すために予備校に通うなら、四谷学院がおすすめです。科目別能力別授業と55段階個別指導の「ダブル教育」により、自分の学習レベルに合った授業で、効率的に実力を伸ばせます。気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2025年9月20日現在のものです。最新の情報は必ず大学公式ホームページにてご確認ください。

失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!

どの予備校に通うかは、大学入試の合否に大きな影響を与える要素の一つです。

予備校を選ぶ際、パンフレットやインターネットの口コミを参考にする方も多くいますが、それだけでは得られる情報に限りがあります。また、合格実績が豊富な予備校に通えば、必ず合格できるというわけではありません。志望校合格を勝ち取るには、目標に向かって適切な方法で頑張り続ける必要があります。

そのためには、実際に説明会・相談会に参加して、教育システムや学習環境などを確かめ、自分に合った予備校を選ぶことが大切です。

以下の記事では、予備校の説明会・相談会について詳しく解説しています。説明会・相談会に参加する際の疑問や不安を解消するためにも、ぜひご覧ください。

予備校の入学説明会って何をやるの?どうやって参加する?

大学受験合格ブログ編集部A

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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