成城大学の受験対策!難易度や合格に向けての勉強法を解説

  公開日:2021/05/28


※この記事は約13分で読めます。


成城大学は、「成城学園」が設立した4学部11学科を持つ人文社会科学系の私立大学。
かつて文部官僚だった澤柳政太郎が、「本当の教育」を目指して1917年に設立した私立小学校を起源に持ちます。幼稚園から大学・大学院までを、ワンキャンパスで東京都世田谷区成城に構える「成城学園」は、地名の由来にもなっています。

この記事では、成城大学の入試の特徴や難易度、倍率、合格するための効率的な勉強方法をご紹介します。成城大学の受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2021年5月28日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

成城大学の入試問題で問われる能力

初めに、成城大学が求めている人物像と、入試の難易度について解説します。

 

成城大学はどんな人材(学生)を望んでいるのか

成城大学は、成城学園創設者の澤柳政太郎が述べた「人生は真善美を理想とすると言われるが、学校は真理行われ道徳が通りまた美的の所でありたい」という言葉を、建学の精神としています。

これは、真実と道徳、表裏なく気高く柔和な姿を理想とし、それを実現する社会こそが学校である、という意味だそう。

道徳を身に付け天分を伸ばした、知性や心情豊かな「独立独行」の人材育成を目指す成城大学では、アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)を次のように定めています。ここでは一般選抜でのアドミッション・ポリシーを一部ご紹介します。

【文芸学部 入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)】
1.文芸学部の学問を学修する上で必要な基礎学力を有する人
2.文芸学部の学問について、旺盛な関心を持つとともに、自ら課題を発見しその解決に向けて探求し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力を有する人
3.自らの個性を自覚し、その研鑽に意欲的であるとともに、多様な人々と共同して主体的に学ぶ態度を有する人

引用:成城大学 学生募集要項(PDF)

経済学部、法学部、社会イノベーション学部についても「入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)」が定められているほか、「人材育成の目的」「教育課程の編成および実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)」「卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)」についても各学部各学科で表明しています。詳しくは大学HP成城大学 学生募集要項(PDF)でご確認ください。

 

成城大学入試の特徴

成城大学で導入されている入試方式は、大きく分けて次の3つです。

 

一般選抜

多くの学生が受験する方式で、一般選抜の中に4つの受験方式があります。

「全学部統一選抜(S方式)」は、全学部共通の試験日・試験問題(英語、国語の2教科)で実施する試験方式です。本学を含み、札幌、福岡など合計8か所で受験可能です。

「学部別選抜(A方式)」は学部ごとに独自に選抜試験を行う方式です。どの学部でも外国語(英語)、国語、地歴公民・数学からの選択で合計3教科受験ですが、文芸学部と社会イノベーション学部は外国語と国語の2教科選択も可能です。

「大学入学共通テスト利用方式(B方式)前期日程」と「大学入学共通テスト利用方式(B方式)後期日程」は、大学の独自試験は行なわず、大学入学共通テストの成績で合否判定を行います。B方式後期日程は法学部のみ対象なので、ご注意ください。

 

総合型選抜(旧AO入試)

専門分野の研究に適した能力を秘めた人材を、単なる学力試験でない方法で選抜する方式です。学部・学科ごとの出願資格や試験内容をよく確認してください。

その他の試験方法として、学校推薦型選抜(指定校制)などがあります。

選抜方式の詳細は成城大学入試情報サイト「成城ブリッジ」から閲覧できます。

 

各科目の試験問題の特徴

成城大学の入試対策をするために、試験問題の特徴や傾向を掴んでおきましょう。ここでは、成城大学「学部別選抜(A日程)」での試験問題の特徴を科目ごとにご紹介します。

なお成城大学の入学試験は、「全学部統一選抜(S方式)」ではすべてマークシート方式、「学部別選抜(A方式)」ではすべて記述式となっています。「学部別選抜(A方式)」では試験時間も学部・学科により違う場合がありますので、詳細は成城大学 学生募集要項(PDF)でご確認ください。

 

英語

大問4つで構成されており、試験時間は全学部90分。例年、長文問題が2問、文法1問、英作文1問の内訳になっています。

長文問題は特に1問目にボリュームのある文章が出題されます。出題部分の前後の文脈を正確に読み取りできるよう、長文対策が必要。文法問題は学部により出題傾向に多少の差があります。過去問で志望する学部の出題傾向を掴んでおきましょう。英作文(社会イノベーション学部は出題なし)も配点が高いため、基礎的な文法や構文、定型文などをしっかり身に付けてください。

試験時間が90分と長く充分な時間がありますので、丁寧に解答して見直しをしっかり行いましょう。

 

国語

大問は2つで、試験時間は学部により60分か90分です。出題範囲は国語総合(近代以降の文章)と現代文Bですが、文芸学部のみ古典Bが入ります。漢字の読み書きは頻出で、正誤問題や文法問題、記述問題など問題は多数。標準レベルの問題とされますが、素早く要点を掴んで解答するトレーニングが必要です。

 

日本史

選択問題の一つです。大問は5つで試験時間は60分。全時代がまんべんなく出題されるので、苦手分野は早めに対策を始めましょう。重要用語を押さえつつ、史料集などを活用して広範囲に知識を増やすのがおすすめです。

 

世界史

選択問題の一つです。大問は4つで試験時間は60分。西洋史や東洋史から幅広くすべての時代から出題されます。重要事項の解説など100文字程度の論述問題もあり、重要用語を覚える際は、内容の説明もセットで覚えるようにしましょう。

 

地理

選択問題の一つです。大問は4つで試験時間は60分。統計やグラフ、地形図を使った問題など、さまざまな出題形式が見られます。過去問などで傾向を掴んでおきましょう。

 

公民(政治・経済)

選択問題の一つです。大問は4つで試験時間は60分。時事問題が多く出題され、教科書に載っていないような用語を問われることもあります。新聞やニュースを日頃から気を付けて見るようにし、念のために就活用の時事問題の参考書などを読むのもオススメです。論述問題も多く出題されます。

 

数学

選択問題の一つです。大問は2つで試験時間は60分。数ⅠA、数ⅡBの範囲から基本的な出題がされます。証明問題が多く、数列、二次関数、三角関数も頻繁に出題されます。問題数が少ないので、私学文系用の数学の問題で演習を積み、充分な準備をしておきましょう。

 

成城大学入試の難易度

成城大学の入試の偏差値は、52.5~60.0。大学入学共通テストの得点率は、70%~83%になっています。

 

成城大学試験の概要


ここからは、成城大学の入試概要を解説します。

 

受験資格について

成城大学の受験資格は、入試方式によってそれぞれ定められています。ここでは一般選抜における受験資格(出願資格)を紹介します。

1.高等学校または中等教育学校を受験年3月卒業見込みの者
2.高等学校または中等教育学校を卒業した者
3.通常の課程による12年の学校教育を修了した者、または受験年3月に修了見込みの者

その他の受験資格や、他の入試方式における受験資格については、成城大学 学生募集要項(PDF)成城大学入試情報サイト「成城ブリッジ」でご覧ください。

 

試験科目や合格要件

成城大学の学部ごとの試験科目や配点は、以下の通りです。ここでは一般選抜の全学部統一選抜(S方式)と、学部別選抜(A方式)の一部学部について、試験科目などを解説します。
その他の選抜方式については、成城大学 学生募集要項(PDF)成城大学入試情報サイト「成城ブリッジ」でご確認ください。

なお、以下のデータは全て2021年5月28日現在のものです。

 

全学部統一選抜(S方式)

全学部統一選抜(S方式)は、全学部共通の試験日・試験問題で受験する選抜方法です。

試験科目は外国語、国語の2教科。試験内容は同一ですが、配点は学部、学科により異なるのでご注意ください。合格発表の期日が4回設定されており、第1回目の合格発表のあと、欠員に応じて第4回目(欠員があればそれ以降も)まで合格発表が行われる可能性があります。

科目内容と学部・学科ごとの配点は以下のとおりです。

教科 科目 配点
社会イノベーション 文芸 経済
国文 英文 その他
外国語(英語) コミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、英語表現Ⅰ、Ⅱ 250 100 200 100 200 100
国語 国語総合、現代文B、古文B 150 150 100 100 150 100
合計得点 400 250 300 200 350 200

 

学部別選抜(A方式)

学部別選抜(A方式)は、学部ごとの独自問題で試験を行います。基本は外国語、国語、選択教科の3教科を受験しますが、社会イノベーション学部と、文芸学部の一部学科では外国語、国語のみで合否判定する2教科型が選択できます。

学部 教科 科目 配点
教科 合計
社会イノベーション学部 外国語 英語(コミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、英語表現Ⅰ、Ⅱ) 200 3教科型400

2教科型(外国語、国語のみ)300

国語 国語総合、現代文B 100
地歴公民数学 日本史B、世界史B、政治・経済、数学(数ⅠA、数ⅡB)から1科目選択 100
文芸学部 外国語 英文学科 英語(コミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、英語表現Ⅰ、Ⅱ) 300 【英文学科】3教科型550、2教科型(外国語、国語のみ)450

【英文学科以外】3教科型400、2教科型(外国語、国語のみ)300

英文学科以外 英語(コミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、英語表現Ⅰ、Ⅱ)、独語、仏語から1科目選択 150
国語 国語総合、現代文B、古典B 150
地歴公民数学 日本史B、世界史B、政治・経済、数学(数ⅠA、数ⅡB)から1科目選択 100
経済学部 外国語 英語(コミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、英語表現Ⅰ、Ⅱ) 150 350
国語 国語総合、現代文B 100
地歴公民数学 日本史B、世界史B、政治・経済、数学(数ⅠA、数ⅡB)から1科目選択 100
法学部 外国語 英語(コミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、英語表現Ⅰ、Ⅱ) 150 400
国語 国語総合、現代文B 150
地歴公民数学 日本史B、世界史B、政治・経済、数学(数ⅠA、数ⅡB)から1科目選択 100

 

出願者数や合格者数のデータ

成城大学の出願者数や合格者数は以下の通りです。なお、ここで取り上げるのは2020年度一般選抜(S方式、A方式)の結果です。

学部 倍率 募集人数 志願者数 合格者数
社会イノベーション学部 3.2 220 3230 975
文芸学部 3.5 375 4560 1275
経済学部 4.0 350 3948 954
法学部 2.2 230 2686 1166

出典:大学受験 パスナビ

 

成城大学に合格するための勉強方法


ここからは、成城大学に合格するための学習方法をご紹介します。

 

成城大学に入るには、何をすればいい?

成城大学の入試で特徴的なこととしては、選抜方法が多数あり出願のチャンスが多い点と、大学の独自試験では全体として試験範囲が共通しており、分かりやすい点が挙げられます。

独自試験も良問が多く、教科書レベルの学習をしっかり行ってきたかどうかが重視されますが、一方で偏差値などを見ると、決して楽に入れる大学ともいえません。学部別選抜(A方式)の枠には系列校の内部推薦など推薦入学者も含まれるので、一般の受験生には見かけの定員よりも狭き門になっている可能性が高いです。

したがって、受験生はできるだけ取りこぼしなく解答できる力を付けておきたいもの。良問の多い試験内容ほど、1つのミスが合否を分ける事態になりがちです。基礎を徹底するのはもちろん、どれだけミスなく解き切るかが問われます。

 

受験期の過ごし方

高校3年生という受験期の過ごし方によって、志望校の合否確率は変わってきます。無計画に勉強を進めるのではなく、1年間を通して長期的なスケジュールを立て、合格に向かって受験勉強をすすめましょう。

・ 春(4〜6月):基礎を徹底して身に付ける時期です。教科書を中心に丁寧に学習しながら、苦手範囲をチェックしておきます。暗記物はできるだけ早く取り掛かったほうが定着しやすくなります。単語集や用語集を使って進めておきましょう。

・ 夏(7〜9月):まとまった時間が取りやすい夏は、苦手分野を克服する時期です。夏休みには「1日に問題集を10ページ進める」など、短いスパンでスケジュールを立てるのもおすすめ。集中的に苦手に取り組むことで、成績アップが狙えます。

・ 秋(10〜12月):大学入学共通テストの対策を開始する時期です。共通テストの範囲をしっかり行うことは、私大入試の対策にもなります。基礎固め+応用力を磨きましょう。

・ 冬(1月〜):過去問を集中的に学習し、演習を積む時期です。成城大学の入試の出題傾向を掴みつつ、ミスなく時間配分に気をつけて問題を解く訓練をします。得意分野をより強化し、苦手の復習をして、最後の仕上げをします。

 

予備校で勉強する場合

独力で受験勉強に取り組むのは、継続する意志と情報収集力がないと、かなり厳しい戦いになってしまいます。しかし、だからと言って「予備校にさえ通っていれば安心」とも言えません。

その理由は、多くの予備校の授業が集団授業という点にあります。大手予備校ともなれば、ひとつの授業に大勢の生徒が集中することも少なくありません。集団授業では講師の授業を受け身で聞いて分かった気になっている場合もあり、知識が定着しない心配があります。

また、集団授業に流されて、苦手分野が取り残される可能性も否定できません。授業で分からなかったところがあった場合は、自分で講師に聞きに行くなど積極性がないと、思うような学習の効果が出ない場合があります。

 

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校の授業に起こりがちな欠点をカバーしてくれるのが、四谷学院の「ダブル教育システム」です。ダブル教育システムで取り入れている「2つのポイント」をチェックしてみましょう。

 

科目別能力別授業

大抵の予備校では、志望校やテストの総合得点でクラス分けします。そのため、苦手科目の授業についていけなかったり、得意科目の授業が物足りなかったりする「科目ごとのレベルの不一致」が起こりがち。

四谷学院の科目別能力別授業は、科目と能力の2つでクラス分けするのが特徴です。つまり科目ごとに自分に合ったレベルの授業が受けられる仕組み。自分のレベルに合った授業を受けられるので、無理なく理解が進み、効率的に成績向上を目指せます。

 

55段階個別指導

科目別能力別授業で得た理解を、解答力につなげるのが55段階個別指導です。

55段階個別指導では、過去の入試問題を徹底分析して作られた55テストを受験し、理解に穴があるところ、考え方が不完全なところ、表現が不適切なところを段階的にチェック。解答力が身についているかを確認しながら、級を進めていきます。中学レベルから東大レベルまでの55段階を、スモールステップで無駄なく学べるよう体系化して指導しています。

 

成城大学入試は丁寧に解く力が重要!

【成城大学の入試概要】
・「独立独行」の人材育成を目指す
・ 全学部統一選抜、学部別選抜、大学入学共通テスト利用選抜など多くの入試方式
・ 難易度は標準~やや難

【成城大学の入試データまとめ】
・ 倍率は2.2〜4.0倍。学部や学科によって差がある。

【勉強方法まとめ】
・ 良問が多いので、教科書や用語集を丁寧に学習して基礎固め。特に英文の長文対策は念入りに行いましょう。
・ 試験時間は比較的余裕があるので、落ち着いて正確に解くようにしましょう。

成城大学は、難易度は標準~やや難という位置付けですが、得点率も高めでハイレベルな戦いになりやすい大学。基礎を徹底した上で、いかにミスを少なくして問題を解くかが重要になってきます。そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育システム」。

自分の学習レベルにあった授業で、効率的な成績向上が望めます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2021年5月28日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。


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