【大学受験】志望理由書の書き方!添削してくれる塾・予備校選びのポイントは?推薦対策を今すぐ始めよう!

最終更新日:2023/09/20

※この記事は約7分で読めます。

こんにちは。四谷学院の受験コンサルタント、田中です。
10月、11月は推薦入試、特に総合型選抜の出願ラッシュです。私たち受験コンサルタントも、出願や面接対策についての相談を受けることが多くなる時期です。面接対策講座も開講中ですが、「学校でアドバイスをもらったが、具体的にどう書き直せばいいのか全然わからない!」と慌てて駆け込んでくる受験生もいます。

そこで今回は、推薦入試における「志望理由書・作成のポイント」についてお話をします。

志望理由書を正しくとらえる

大学の推薦入試において、そもそも「志望理由書」とはどういったものなのかを、改めて考えてみましょう。志望理由書について正しく理解できていなければ、「受かる志望理由書」を書くことができないからです。

とりあえず自己流で書いてみたものの、「本当にこれでイイのかな?」と不安に感じてしまったり、学校の先生から「もっと深掘りしてみなさい」などと抽象的な指導を受けたり…するともう、どうしていいかわからなくなってしまいますよね。

あなたの不安は、「大正解」です。

総合型選抜でも学校推薦型選抜でも、志望理由書の出来は合否に大きく関わります。不安な気持ちになる志望理由書では、合格できる可能性が低くなってしまいます。
重要な志望理由書だからこそ、あなたの強みや情熱、意欲を100%盛り込んだものにしなければなりません。

大学が求める学生像

大学側は「優秀な人材を求めている」だけでなく、大学の思いや方針を理解して、よく学び、将来活躍できる学生を求めています。さらに言えば、「絶対うちの大学に入りたいと思っている学生」を求めています。ですから受験生は、最低限、以下のことを把握しておく必要があります。

【最低限把握しておくべきこと】
・大学の雰囲気やカリキュラム
・自分のどういうところが大学に合っているか

十分な情報を集め、説得力を持って語ることは、「この大学に絶対行きたいんだ!」という熱意を伝えることにつながってきます。

「志望理由書とは大学へのラブレターである」

これは、四谷学院の先輩の名言です。熱い気持ちを込めて行動し、そして書く。志望理由書の作成においては、それが一番大切なことと言えます。

嬉しいラブレター・嬉しくないラブレター


志望理由書をラブレターに例えましたが、実はとても的を射ているんです。少し詳しく見ていきましょう。

以下の4つのうち、あなたが一番「もらって嬉しいラブレター」はどれでしょうか?

(1) 好きだ!好きだ!好きだ!
(2) 容姿端麗で、言葉遣いもきれい、話題も豊富で知的、そしてとても優しいあなたが大好きです!
(3) 私は優しくて気配りもできます。ファッションセンスもあります。だから、あなたの恋人にぴったりです!
(4) 遊園地に遊びに行ったとき、映画の話をしましたね。話が合ってとても楽しくて、あなたは魅力的です!

どうでしょうか?どのラブレターが一番心に響きましたか?この中では(4)を選ぶ人が多いのではないでしょうか?

それはなぜなのか、1つずつ見ていきましょう。

(1)好きだ!好きだ!好きだ!

短くて端的、熱意は伝わるような気がします。しかし、説得力はあるでしょうか?単なる思い込みで突っ走っている印象です。この後、お付き合いすることになっても、「思っていたのと違う…」と言われてしまいそうな予感もします。
志望理由書でも、自分の思い、熱意ばかりを押し付けてはいけません。志望「理由」書なのですから、なぜこの大学なのか?について言及する必要があるでしょう。

(2)容姿端麗で、言葉遣いもきれい、話題も豊富で知的、そしてとても優しいあなたが大好きです!

良いところを伝えてくれていますから、その点、読んでいて嬉しいかもしれません。しかし、やはりこれも「理由」ではありません。この条件に当てはまれば、誰でもいい…という風にも読めます。なぜ「私」を選んだのか?という点が不足しています。

(3)私は優しくて気配りもできます。ファッションセンスもあります。だから、あなたの恋人にぴったりです!

ひとつ前と正反対で、自分語りに終始しています。素晴らしい人であることはわかりましたが、ただそれだけ。自分を売り込むセールストークになっており、なぜ私(大学)を好きなのか(入学したいのか)について一切触れられていません。
志望理由書に置き換えれば、大学研究が全くなされていない状況ですと、このような文章になりがちです。

(4)遊園地に遊びに行ったとき、映画の話をしましたね。話が合ってとても楽しくて、あなたは魅力的です!

この文章だけが、具体的なエピソードをもとにして、好きな理由が述べられています。さりげなく、自分がどういう人なのか(映画が好き)も書かれています。
志望理由書は、面接前にチェックされることが多いため、大学側に「もっとこの生徒について知りたい」、つまり「会って話してみたい」と思わせる志望理由書を書くということも意識できるといいでしょう。

志望理由書を書いてみよう

イメージができたところで、早速、志望理由書を書いてみましょう。
検討する事例として、それぞれのラブレターに当てはまる志望理由書を作ってみました。こんな感じです。

(1) 合格したい!合格したい!合格したい!
(2) 実験設備が整っていて、カリキュラムが充実している、すばらしい環境の貴学に合格したいです!
(3) 私はコミュニケーション力があり、積極的な人間です。語学も堪能です。だから、貴学にぴったりです!
(4) 貴学のオープンキャンパスに参加したとき海外留学のカリキュラムを知りました。自分の希望している留学先や学び方と合致しており、とても魅力を感じました。

いかがでしょうか。
最初は、「この大学に行きたい!合格したい!」という言葉しか出てこないかもしれません。もちろんそれでOK!いよいよ志望理由書を書こうとして、いきなり(4)のようなエピソードを盛り込んだ文章を書くのは難しいかと思います。(2)や(3)のような、知っていることを書くだけ、自己アピールだけ、というケースが圧倒的に多いんです。

こうした志望理由書に対して、学校の先生から「その大学じゃないといけない理由が足りないよ!」と指摘されるかもしれませんね。でも、「足りない」のはわかっていますよね?「エピソードを見つけなさい」と言われてもどうしたらいいのかわからない、という受験生が多いんです。

納得のいく志望理由書を書くには?

上手くエピソードを見つけることができず、ここでつまづく受験生が非常に多い、というのは事実です。そのまま一人でがんばっても、結局、納得いかない志望理由書を出してしまうことになりかねません。

そこで、おすすめなのが、自分以外の第三者に相談する、添削してもらうということです。
もちろん、相手は誰でもいいわけではありません。志望理由書について相談できる、添削してもらう相手を選ぶ3つのポイントを紹介します。塾・予備校選びの参考になさってください。

ポイント1.信頼できる指導者

あなたのことをよく知っている家族や友達からのアドバイスは、とても貴重だと思いますが、残念ながら、推薦入試対策という点では、プロの視点を持っていません。ですから、参考にする際には注意が必要です。
大学受験、それも推薦入試についてアドバイスしてくれる人を、相談先に選びましょう。具体的には、志望理由書の添削指導経験がある人です。傾向が変わることもあるので、最新の合格実績のある塾や予備校の先生にお願いするのがベストです。

ポイント2.志望大学・分野とマッチしている

総合型選抜の志望理由書の形式や項目は、各大学、学部ごとにバラバラです。また、医学部は医学部の、国際関係学部は国際関係学部の「注目ポイント」というものがあります。普段医学部受験生の志望理由書の指導をメインとされている先生であれば、やはり医学部が一番強いはずですよね。大学の特性ばかりでなく学部の特性に精通していている指導者を見つける必要があります。

ポイント3.継続的でかつスピード感のある指導

いくらプロであっても、たった1度指導を受けるくらいでは、あなたの思いをよく理解できないでしょう。あなたも1回の指導では、すぐに志望理由書に反映できないと思います。そこで、継続的に指導を受けられるということも大切な条件です。

また、志望理由書を添削してもらうのに、何週間もかかってしまうようでは困ります。例えば学校の先生は、添削指導がメイン業務ではないので対応に時間がかかりがちです。受験生の時間は有限で貴重ですから、待ち時間が少なくスピード感をもって指導を受けられる塾や予備校を探すとよいでしょう。

志望理由書は合否に直結

総合型選抜、学校推薦型選抜などの推薦入試において、「志望理由書」の優先順位は高いといえます。一人ひとり、志望理由書のテーマや深めるべきポイントが異なりますから、個別での対策が必須となります。納得のいかない志望理由書を提出してしまうと、一生後悔が残るかもしれません。悔いの内容今できることをやりつくしましょう!

四谷学院では、推薦入試で志望校に合格するため、現在の状況をもとに、一人ひとりに最適な合格プランを提案します。まずは、個別相談会にご参加ください。あなたが今お持ちの疑問や不安にお答えします。

大学受験合格ブログ編集部

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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