高校生必見!推薦入試について知ろう!Part.6
公開日:2017/07/20
最終更新日:2019/08/13
皆さんこんにちは。四谷学院の奥野です。
前回は推薦入試のメリットについてお話ししていきました。
1.受験のチャンスを増やせる
2.進路を早い段階で決められる
3.競争率がやや低め
4.学力以外の面も重視してもらえる
これが、推薦入試のメリットでしたね。
前回の記事でも言いましたが、もう一度言わせてください。
推薦入試にはメリットはありますが、デメリットも同じくらい多いのです。
今回は、推薦入試のデメリットについてお話ししていきます。
デメリット1
まず推薦入試のデメリットの一つ目は、「専願制が多い」ということです。
「専願制」というフレーズは聞いたことがあるでしょうか?
専願制とは、合格した場合は必ずその大学に入学をしなければいけないということです。
つまり、合格した後に「やっぱり入学しません。べつの大学に行きます」ということが認められません。
必ず入学することが前提な以上、複数の大学を掛け持ちして受験できないということでもあります。
ちなみに、専願制とは逆の「併願制」の推薦入試を実施する大学もありますが、数は僅かです。
しかも、入学辞退できたとしても、入学金の一部や全額求められる場合もあるので、注意が必要です。
ほとんどの推薦入試は「合格したら必ず入学」と覚えておいてください。
デメリット2
続いてのデメリットは、「準備に多くの時間がかかる」というものです。
これまでの記事でも紹介しましたが、推薦入試にはいくつか種類があり、入試形態もさまざまです。
面接・志望理由書・自己PR・小論文・グループディスカッション、どれをとっても何週間も前から入念に準備をし、練習をこなしていかなければいけないものばかりです。
ただでさえ推薦入試は、選考の時期が一般入試より早かったですよね。
それに間に合うように早急な準備と対策が求められるということです。
デメリット3
三つめのデメリットは、二つ目のデメリットと関連するものです。
準備に多くの時間がかかるゆえに、「一般入試の勉強との両立が大変」なことです。
これまでいくつかの記事で推薦入試の話をしてきましたが、あくまで大学入試は「一般入試」の方が主流です。
なぜなら、推薦入試は一般入試のように「これが出来れば合格」というラインが見えにくいためです。
合格基準が非常に不透明な推薦入試に力を注ぎすぎて、一般入試の勉強をまったくしないというのは、結局どっちつかずの状態になりかねません。
推薦入試への覚悟
このように、推薦入試には多くのデメリットもあります。
決して否定しているわけではありません。
ですが、受けるならそれ相応の覚悟を持って受けるべきです。
「楽に合格したい」
「早く受験勉強終わらせて遊びたい」
このような人は推薦入試を受けても受かりません。
安易な気持ちでなんとなく受験して受かるほど、甘いものではないのです。
「この大学でいいや」ではなく「この大学が良い!」と胸を張って言えない限り、受験をするべきではない。
厳しいですが、そういってもいいくらいのものが推薦入試なのです。
みなさんも、慎重に判断しましょう。
四谷学院では推薦にむけたアドバイスを、受験のプロが担当します。無料の面接対策も行っています。
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