中央大学の偏差値や難易度、入試科目別の受験対策とおすすめ勉強法を解説

大学受験情報
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こんにちは!四谷学院の奥野です。

中央大学は、「GMARCH」と呼ばれる首都圏の6つの難関私立大学群に含まれており、毎年大勢の方が受験する人気の私立大学です。

1885年の創設当初は、英吉利法律学校(イギリス ホウリツ ガッコウ)という名称でしたが、1905年に「中央大学」へと改称しました。イギリス流の経験主義・合理主義をベースとした、実学の伝統を受け継いでいるのが特徴です。

この記事では、中央大学の入試の特徴や難易度、倍率、合格するための効率的な勉強方法をご紹介します。中央大学への受験を考えている方、精一杯勉強しているのに成績が思うように伸びない方は、ぜひ参考にしてください。

さらに、中央大学文学部の「小林 謙一」教授と「山田 昌弘」教授から、学生に向けたメッセージもいただきました。

「これから中央大学を受験したい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2026年8月27日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

中央大学文学部の「小林 謙一」教授から学生へのメッセージ

高校時代は自分の好きなことへの集中も大事ですが、さまざまな経験を積むことも大切です。受験勉強以外にも、自分から何かを調べることをぜひやってみてください。独自のスキルを身につけられます。

大学受験に必要な高校での勉強は、学問の基礎であるだけでなく、その後の長い人生を豊かにし、人類社会における相互理解にも不可欠です。もちろん、大学においても、研究分野と直接関係がない知識が役立つ場面は多くあります。

苦手な科目の受験勉強は苦しいかもしれませんが、好きな科目とのバランスを取り、食事や睡眠など、休息も十分に取りながら進めてください。

より詳しいインタビューは、以下のページをご覧ください。

氷河期にも「土器」は存在した!縄紋文化を科学で読み解く考古学

中央大学文学部の「山田 昌弘」教授から学生へのメッセージ

「たかが受験、されど受験」です。自ら計画を立てて勉強し、テストで成果を確認する習慣は、社会人になってからも必ず役立ちます。また、受験勉強を通じて身につける英語や国語、数学、理科、社会に関する基礎知識は、のちの学びにとっても重要です。充実した大学生活を目指して、目の前のハードルを乗り越えてください。

より詳しいインタビューは、以下のページをご覧ください。

ペットも生成AIも「家族」?――現代家族の在り方を読み解く家族社会学研究

ほかの中央大学の教授インタビューはこちら。

変わる社会、変わる犯罪 元・警察官僚が挑む、新しい法学のかたち

スポーツやゲームをするように人々が楽しく企業で働くには?

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中央大学の概要

中央大学は、建学の精神に「實地應用ノ素ヲ養フ」を掲げており、以下を教育目標としています。

本学は、イギリス流の経験主義・合理主義を基礎とした実学の伝統を継承しつつ、学術の中心として広く知識を授けるとともに、深く専門の理論及び応用を教授・研究することによって、個性豊かな人材の育成を通じた文化の創造・発展と、社会・人類の福祉に貢献するという使命の下に、実地応用の素を養うために求められる基礎・基本を重視した教育、社会の課題を自らの課題として捉えられる問題発見・解決力を涵養する実地応用教育を展開することで、幅広い教養と異文化に対する理解力・コミュニケーション能力を基礎とする豊かな感性と人間力を備え、高度な専門性を有し国際社会に貢献できる人材の育成を教育目標とする。
引用:中央大学 教育目標 | 中央大学

さらに、入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)は、以下のように定めています。

本学は、社会の課題を自らの課題として捉え、「行動する知性」をもってこれを解決することにより社会に貢献したいと考える学生を広く受け入れます。学生の受け入れにあたっては、様々なバックグランドを持つ学生を積極的に受け入れるため、個々の学生の知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性・協働性、入学前における学習経験等の多様性に即して、多様な選抜制度を設けます。
引用:中央大学 教育活動に関する三つの方針(全学方針) | 中央大学

アドミッション・ポリシーを見ると、中央大学では社会的な課題に関心を持ち、主体的に行動しながら解決に取り組む意欲のある学生を求めていることがわかります。

このほかに、中央大学では学部ごとに異なるアドミッション・ポリシーを掲げています。詳しくは、大学公式ホームページの求める人材をご確認ください。

また、中央大学には、多摩キャンパス・後楽園キャンパス・市ヶ谷田町キャンパス(中央大学ミドルブリッジ)・茗荷谷キャンパス・駿河台キャンパス・小石川キャンパスの6つのキャンパスが存在します。いずれも東京都内にあり、キャンパスごとに異なる学部・施設が設置されています。

大学名:中央大学
設立年:1885年
学生数:26,302名(2026年5月1日時点)
所在地:

  • 多摩キャンパス
    〒192-0393
    東京都八王子市東中野742-1
  • 後楽園キャンパス
    〒112-8551
    東京都文京区春日1-13-27
  • 市ヶ谷田町キャンパス(中央大学ミドルブリッジ)
    〒162-8478
    東京都新宿区市谷田町1-18
  • 茗荷谷キャンパス
    〒112-8631
    東京都文京区大塚1-4-1
  • 駿河台キャンパス
    〒101-8324
    東京都千代田区神田駿河台3-11-5
  • 小石川キャンパス
    〒112-8586
    東京都文京区春日一丁目4-11
公式ホームページ:中央大学
X(旧Twitter):@Chuo_PR
YouTubeチャンネル:中央大学公式YouTube

中央大学の学部別偏差値と難易度(レベル)

Benesseの「マナビジョン」のデータによると、中央大学の偏差値は63~76で、大学入学共通テストの得点率は79~91%です(2026年8月27日時点)。

学部ごとの偏差値は以下のとおりです。

学部偏差値
法学部67~76
経済学部69~74
商学部67~72
基幹理工学部63~69
社会理工学部64~69
先進理工学部66~71
文学部65~73
総合政策学部67~72
国際経営学部68~71
国際情報学部67~72

参照:中央大学/偏差値・共通テスト得点率(入試難易度)【2026年度入試・2025年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報

中央大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学

ここでは、中央大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学をいくつかご紹介します。

なお、学部・学科や入試方式によって受験科目は異なります。科目数の違いは偏差値(難易度)の数値にも影響するため、志望校選びの際は入試科目も必ず確認しましょう。

■偏差値の近い大学「法学部」
青山学院大学 法学部(偏差値68~73)
学習院大学 法学部(偏差値69~72)
法政大学 法学部(偏差値68~74)

■偏差値の近い大学「経済学部」
立教大学 経済学部(偏差値69~72)
学習院大学 経済学部(偏差値68~71)
青山学院大学 経済学部(偏差値70~76)

■偏差値の近い大学「理工学部」
青山学院大学 理工学部(偏差値60~72)
法政大学 理工学部(偏差値62~67)
明治大学 理工学部(偏差値64~71)

■偏差値の近い大学「文学部」
立教大学 文学部(偏差値67~75)
法政大学 文学部(偏差値66~74)
学習院大学 文学部(偏差値65~74)

中央大学入試の特徴

中央大学では、一般選抜が主な選抜方法です。ここでは、2026年度の入試情報をもとに各選抜方法の特徴をご紹介します。

【一般選抜】5学部共通選抜

5学部共通選抜は、中央大学独自の個別試験の結果のみで合否を判定する選抜方法です。法学部、経済学部、商学部のフリーメジャー(学科自由選択)・コース、文学部、総合政策学部で実施されています。試験内容はどの学部も共通です。

受験科目は基本的に3教科3科目ですが、法学部のみ4教科4科目でも受験できます。

【一般選抜】学部別選抜

学部別選抜には、一般方式・英語外部試験利用方式・大学入学共通テスト併用方式の3つの方式があります。

一般方式

学部別選抜の一般方式では、中央大学独自の個別試験の結果のみで合否を判定します。全学部で実施され、受験科目は2教科2科目または3教科3科目です。法学部のみ4教科4科目でも受験できます。

英語外部試験利用方式

学部別選抜の英語外部試験利用方式は、中央大学独自の個別試験の結果と、指定の英語資格・検定試験の級・スコアから合否を判定する方法です。経済学部・商学部・基幹理工学部・社会理工学部・先進理工学部・文学部・総合政策学部・国際経営学部・国際情報学部で実施されます。

個別試験の問題は、同日に行われる一般方式と共通です。

英語外部試験利用方式では、指定の英語資格・検定試験の級・スコアにより、中央大学独自の個別試験「英語」が学部によって受験免除もしくは得点換算、または加算される仕組みです。求められる英語資格・検定試験の種類および級・スコアは、学部によって異なります。

大学入学共通テスト併用方式

学部別選抜の大学入学共通テスト併用方式は、大学入学共通テストの指定教科・科目の得点と、中央大学独自の個別試験の得点を合計して、合否を判定する方法です。法学部・経済学部・商学部・基幹理工学部・社会理工学部・先進理工学部・総合政策学部・国際経営学部・国際情報学部で実施されます。

受験科目は学部によって異なります。個別試験の問題は一般方式と共通(基幹理工学部・社会理工学部・先進理工学部を除く)です。

【一般選抜】大学入学共通テスト利用選抜(単独方式)

大学入学共通テスト利用選抜(単独方式)では、大学入学共通テストの指定した教科・科目の得点のみで合否判定をします。前期選考と後期選考に分かれていますが、理工学部では後期選考を実施していません(※基幹理工学部数学科は前期選考・後期選考のどちらも実施なし)。

特別入試

上記以外には、特別入試として以下の選抜方法があります。

  • チャレンジ入学試験
  • 自己推薦入学試験
  • 高大接続入学試験
  • 高大接続型自己推薦入学試験
  • 英語運用能力特別入学試験
  • 外国語能力特別入学試験
  • 指定校推薦入学試験
  • 附属推薦入学試験

それぞれ対象となる学部が異なります。

詳しい情報は、大学公式ホームページの特別入試(多様な入試制度)をご確認ください。

中央大学の入試科目別の出題範囲とその対策

中央大学の合格を目指すなら、試験問題の特徴や傾向をつかんでおきましょう。ただし、中央大学では学部ごとに受験科目や大問数、対策すべきポイントなどが異なります。

ここでは、法学部の試験問題を中心に、3科目の傾向をご紹介します。ほかの学部や科目については、大学公式ホームページの「一般選抜 試験問題、解答又は解答例、出題の意図の公表」をご確認ください。

英語の対策と勉強法

学部別選抜の法学部の英語は大問8つから構成され、記述問題が3つ、選択・マーク形式の問題が5つ出されます。試験時間は90分です。ほかの学部と比べると記述問題の割合が高く、難易度も高めに設定されています。

5学部共通選抜の英語は大問6つから構成されています。すべて選択・マーク形式で、試験時間は80分です。長文読解ではあらゆる題材が取り上げられています。

英語では1つの問題に多く時間をかけてしまうと、試験時間が足りなくなるおそれがあります。英単語を徹底的に覚え、語彙力を増やせるよう心がけましょう。

長文読解では、該当箇所を素早く特定できるかがカギになるため、参考書などを用いてさまざまな長文を読む練習をするのがおすすめです。段落ごとに要点をメモしておくと、該当箇所が見つけやすくなります。

国語の対策と勉強法

法学部の学部別選抜・5学部共通選抜の国語はどちらも大問3つで構成され、現代文と古文が試験範囲になっています。試験時間は60分で、難易度は標準よりも高めです。

現代文は評論が中心で、毎年さまざまな題材を取り扱っていますが、社会・思想・文化に関する評論がよく出題される傾向にあります。

漢字の書き取りや空所補充、内容真偽などもあるため、漢字・語彙・用語をしっかり覚えておくことが大切です。

基本的に選択・マーク形式ですが、記述式の問題演習も忘れずに取り組みましょう。自分なりの答えを考えてから、それに近い解答を選ぶよう心がけると、解答力が鍛えられます。

また、古文は中古(平安)や中世の時代の文章が多く、有名な物語を中心に幅広く出題されます。文法・語彙については頻出傾向にあるため、まず基本の250~350語程度を覚えたあと、関連語へ広げていきましょう。文法は、初期に習うような要素が最後まで必要になります。

現代文も古文も、基本的な部分を完璧にしつつ、さまざまなジャンルの文章や作品に触れることが大切です。

数学の対策と勉強法

法学部の数学は大問3つから構成されており、試験時間は60分です。図示・証明問題も出される傾向にあり、試験時間と問題の難易度・分量を考えると、制限時間内に解き終わらない可能性もあるでしょう。

5学部共通選抜の数学は4つの大問で構成されており、試験時間は60分です。選択・マーク形式になっています。

奇問は出されないものの、基礎をしっかり固めているからこそ解ける問題が多く出されます。そのため、教科書の内容を完璧にしたあと、過去問に取り組むのが効果的だといえます。

基幹理工学部・社会理工学部・先進理工学部・5学部共通選抜以外はほかの学部の問題形式と似ているため、法学部を受験する方は、ほかの学部の過去問も活用するとよいでしょう。

中央大学の試験の概要


ここからは、中央大学の試験の概要を解説します。

出願資格について

中央大学の一般選抜の出願資格は以下のとおりです。

なお、下記「注1」において12年未満の課程の場合は、さらに文部科学大臣が指定した準備教育課程または研修施設の課程を修了しなければなりません。

また、「注2」における個別の入学資格審査についての詳細は、最新の要項をご確認ください。

入学年の3月31日までに、以下①~⑫のいずれかに該当する者(見込み含む)。
①高等学校または中等教育学校を卒業した者。
②特別支援学校の高等部または高等専門学校の3年次を修了した者。
③外国において、学校教育における12年の課程を修了した者(注1)。
④外国における、12年の課程修了相当の学力認定試験に合格した18歳以上の者(注1)。
⑤外国において、文部科学大臣が指定した11年以上の課程を修了したとされるものであること等の要件を満たす高等学校に対応する学校の課程を修了した者。
⑥文部科学大臣が外国の高等学校相当として指定した外国人学校を修了した者(注1)。
⑦高等学校と同等と認定された在外教育施設の課程を修了した者。
⑧文部科学大臣が指定した専修学校の高等課程を修了した者。
⑨文部科学大臣が指定した外国の大学入学資格を保有する者。
⑩文部科学大臣が指定した国際的評価団体の認定を受けた教育施設の12年の課程を修了した者。
⑪高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格した18歳以上の者。
⑫本学において個別の入学資格審査により認めた18歳以上の者(注2)。
参照:中央大学 2026年度入学試験要項〈一般選抜〉(PDF)

一般選抜以外の出願資格については、大学公式ホームページの特別入試(多様な入試制度)をご確認ください。

入試日と出願の受付期限

入試日や出願期間は選抜方法や学部によって異なるため、ここでは2027年度の一般選抜(5学部共通選抜)の日程をご紹介します。

学部出願期間試験日
法学部・経済学部・商学部・文学部・総合政策学部2027年1月6日(水)~1月25日(月)2027年2月9日(火)

参照:中央大学 一般選抜 入試日程(PDF)

上記の情報は、2026年5月時点での情報です。そのほかの選抜方法・学部含め、最新の情報については、大学公式ホームページをご確認ください。

入試科目や配点

中央大学の入試科目や配点は、選抜方法や学部によって異なります。ここでは、2026年度における一般選抜(5学部共通選抜)の入試科目や配点をご紹介します。

なお、学部・学科・専攻によって換算する点数が変わる場合があるため、詳しくは大学公式ホームページで最新の要項をご確認ください。

<一般選抜(5学部共通選抜)>

教科・科目名配点
外国語「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ,論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」150点
国語「現代の国語,言語文化(漢文を除く)」100点
地理歴史・公民「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」「公共,政治・経済」から1科目選択100点
数学「数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学A〈図形の性質,場合の数と確率〉,数学B〈数列〉,数学C〈ベクトル〉」100点

参照:中央大学 2026年度入学試験要項〈一般選抜〉(PDF)

出願者数や合格者数のデータ

中央大学の2026年度における一般選抜(5学部共通選抜)の出願者数や合格者数は、以下のとおりです。

学部出願者数受験者数合格者数実質倍率
法学部2,5652,4044315.6
経済学部1,2881,2133273.7
商学部1,1601,1052394.6
文学部1,9701,8624104.5
総合政策学部7246791893.6

参照:中央大学 一般選抜 2026年度入試データ(PDF)

中央大学の受験料と学費目安

中央大学の入学検定料は基本的に35,000円で、大学入学共通テスト利用選抜(単独方式)は15,000円、大学入学共通テストの検定料は3教科以上の場合で18,000円です。

入学金は240,000円、年間の授業料(入学初年度)は以下のように学部によって異なります。

  • 法学部・経済学部・商学部・文学部:873,600円
  • 基幹理工学部・社会理工学部・先進理工学部:1,247,500円
  • 総合政策学部:1,143,800円
  • 国際経営学部:1,001,200円
  • 国際情報学部:1,078,900円
  • スポーツ情報学部(2027年新設予定):1,117,200円

そのほか、施設設備費や諸会費、学部によっては教育充実費または実験実習料がかかります。

中央大学卒業後の進路

中央大学が公表しているデータによると、2025年9月・2026年3月の卒業生の合計は理工学部以外の文系学部で5,360名、理工学部で1,120名でした。全学部合計の就職決定率は97.2%と、高い数値を記録しています。

具体的な進路は学部によって異なるものの、理工学部を除く7つの文系学部の卒業生は84.1%が就職し、進学者は5.5%で受験準備者を合わせても10%未満です。理工学部では49.4%が就職、48.5%が進学を選んでいます。

学部ごとの進路の詳細や就職先企業については、大学公式ホームページの進路・就職データ 2025年度をご確認ください。

中央大学でどんなことが学べる?中央大学・現役教員にインタビュー

中央大学では、実学の伝統を継承し、実地応用に基づく研究と教育が行われています。

ここでは研究の一例として、文学部の小林謙一教授、山田 昌弘教授のお二方にお話を伺いました。

小林 謙一教授(文学部 日本史学専攻)

―先生のご研究内容について詳しくお教えください

約 3万7~8千年前に現生人類が日本列島に移住してから、縄文・弥生・古墳時代を経て現代に至るまでの人々の歩みを研究対象としています。「縄紋文化」という表記は、教科書で言う「縄文時代」の本来の語義に従ったものです。

1万3千年以上続いたとされるこの文化も、実際には前半・中盤・後半で内容が明らかに異なり、狩猟採集中心の定住化が進んだ初期、栽培が始まった中期、社会組織が高度化する一方で環境適応が不安定になった後期という3段階で捉え直すべきだと考えています。

また、東日本大震災や戦争、疫病の流行を経験する中で、考古学という学問自体が社会にとって本当に必要なのかを問い直す意味を含め「学史研究」にも取り組んでいます。

―ご研究の面白さややりがいはどのようなところにありますか?

正解がなく、結局絶対にわからない過去を探求していくというところに最大の魅力を感じています。地道な作業によって歴史的事実を復元し、確実な成果を積み上げられることが大きなやりがいです。また、得られた最新の成果を研究室にとどめず、広く社会に発信していくことも大切な役割だと考えています。

―先生が考える、貴学に入学してほしい学生像について教えてください

考古学や歴史を学びたい人に必要な資質は、コツコツと努力を続けられることだと思います。発掘は地道な作業の積み重ねであり、目新しい発見を第一の目標にするのは本末転倒です。

過去には成果をねつ造してしまった研究者もいましたが、それはまさに好ましくない例です。一つの専門分野を辛抱強く深く探求する姿勢と、歴史や民俗、地理といった人文科学、年代測定や産地分析といった自然科学まで、幅広く知識を得ていく視野の両方を兼ね備えた人材を求めています。

―高校時代に特に力を入れておくべき活動は何かありますか?

ひとついえることは、与えられた勉強(受験勉強はやはりその一種だと思います)以外に、自分から興味あることについて調べるということを意識してほしいです。私は身近な遺跡や見つかった土器のことでしたが、それ以外のことで何でもいいと思います。

周りからは趣味にしか見えないことでも、なにかを自分なりに調べることは、調査方法について独自のスキルを身につけることにつながるので、ぜひやってみてください。

山田 昌弘教授(文学部 社会学専攻)

―先生のご研究内容について詳しくお教えください

理論的な研究よりも、現実の社会を様々な観点から調査分析するのが私のスタイルです。家族であっても、離婚や虐待に見られるように愛情が存在しない場合があります。40年前に投げかけた「ペットは家族か?」という問題提起は、高校の国語教科書にも採用されています。

―先生が現在のご研究に興味を持たれたきっかけは何ですか?

私の母親は公害病にかかり、長い間、寝たきりの生活を送っていました。母はその後亡くなりましたが、「家族の愛情」で悩んでいる人の苦しみを少しでも和らげたいという思いで研究を続けてきました。

社会学という分野を選んだのは、故・見田宗介先生の授業で「社会学の精神は、あたりまえのものを不思議な事のように考えてみることだ」という言葉を聞いたことがきっかけです。

―ご研究の面白さややりがいはどのようなところにありますか?

社会学は実証科学ですから、様々な形で現実の調査をします。女性活躍や少子化、高齢者の孤立といった社会問題について、政府や自治体、マスメディアなどから意見を求められることがあり、そうしたときに研究を続けてきてよかったと思います。

―先生が考える、貴学に入学してほしい学生像について教えてください

社会問題に関心があることはもちろん、「常識」にとらわれない柔軟な思考を持っている人が社会学に向いています。

また、人の話をよく聴くことができる人や、調査データを見るのが好きな人にも適性があると思います。

―高校時代に特に力を入れておくべき活動は何かありますか?

読書に尽きると思います。関心のあるテーマについて、ネットの情報に触れるだけでなく、教養書はもちろん小説や漫画でも、そのテーマについて書かれた本を読み込んでほしいです。

中央大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ

中央大学への進学を検討しているなら、オープンキャンパスや入試説明会へ参加してみてはいかがでしょうか。

中央大学のオープンキャンパスは事前申込制で、毎年夏頃に開催されています。2026年は、多摩キャンパスで6月20日(土)・21日(日)、後楽園キャンパスと市ヶ谷田町キャンパスで8月1日(土)・2日(日)に、茗荷谷キャンパスで8月2日(日)・3日(月)に開催されました。

オープンキャンパスでは、模擬授業や学科ごとのガイダンス、学生相談コーナーなどが実施されます。開催日の1ヵ月ほど前から申込受付が始まるため、気になる方はこまめに大学公式ホームページをチェックしましょう。

なお、市ヶ谷田町キャンパスのみ、模擬授業やガイダンスなどへの参加は先着順です。

また、今後新設予定の「スポーツ情報学部」「情報農学部」(いずれも仮称)のガイダンスを中心としたミニ・オープンキャンパスも予定されています。実施キャンパスは多摩キャンパスで、以下の日程で予定されているのでチェックしてみてください。

  • 2026年8月22日(土)
  • 2026年9月26日(土)
  • 2026年10月24日(土)
  • 2026年11月14日(土)

中央大学に合格するための勉強方法


ここからは、中央大学に合格するための勉強方法をご紹介します。

中央大学に入るにはどのような対策をすればいい?

中央大学の偏差値は63~76、大学入学共通テストの得点率は79~91%と、全国的に見ても難易度は高めです。そのため、合格率を高めるには、入念に対策する必要があります。

中央大学の試験では特別難しい問題は少なく、むしろ用語・語彙のような基礎的な問題と、基礎知識を前提とした応用問題が多く出される傾向にあります。

そのため、教科書や基礎問題集を活用し、基礎を完璧にしておくのが望ましいでしょう。苦手分野がある場合は、重点的に学習することをおすすめします。

また、受験予定の学部の過去問に取り組むことも大切です。中央大学では、同じ科目であっても学部によって出題傾向が異なります。特に文系学部では、ほかの科目よりも英語の配点が高めに設定されています。求められる学力レベルを把握するためにも、早いうちから過去問に着手しましょう。

難易度が高い分、受験する生徒のレベルも高いため、1つの間違いが合否を分けることもあります。

受験期の過ごし方と勉強のコツ

高校3年の1年間は、志望校の合否にかかわる特に重要な時期です。無計画に勉強を進めてしまうと、時間を無駄にするかもしれません。

そのような事態を防ぐためにも、下記を参考に長期的なスケジュールを立てて、計画的に受験勉強を進めましょう。

  • 春(4~5月):基礎固めに徹しましょう。応用レベルを解くには基礎知識が必要不可欠なため、教科書を中心に学習を進めます。暗記ものは単語集や用語集を用いて、早いうちから取りかかるのがおすすめです。同時期に、苦手分野の洗い出しも行います。
  • 夏(6~8月):まとまった時間のとれる夏休みは、苦手分野を徹底的に克服する時期として最適です。春に見つけた苦手分野にじっくり取り組みつつ、基礎の総復習をしましょう。「この週に問題集を○ページ進める」など短いスパンでスケジュールを立てると、モチベーションを維持しやすくなります。
  • 秋(9~11月):大学入学共通テストの対策を始める時期です。ここまで身につけた基礎力を活用して、応用力を磨いていきます。不正解だった問題に対しては、なぜ間違えたか、また同じような問題が出てきたらどう対応すべきかをよく考えましょう。
  • 冬(12月~):入試本番を意識して演習を積む時期です。過去問を繰り返し解いたり、ミスなく問題を解けるように練習したりしましょう。時間配分にも注意し、最後の仕上げをします。

中央大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう

受験勉強は独学でも可能ですが、その場合は1人で目標に向かって頑張り続ける強い意志や、最新の受験情報を収集する力が必要です。そのため、効率的に勉強を進めたい方には、予備校の利用をおすすめします。

予備校なら、受験についての最新情報を簡単に入手でき、学習スケジュールのサポートも受けられます。わからない問題があれば講師に相談できるため、苦手克服までの時間も短縮できるでしょう。

しかし、だからといって「予備校に通っていれば安心」と考えるのは危険です。

授業を受けただけですべて理解した気分になり、「頑張っているのに成績が一向に伸びない」という状況になる可能性があります。授業内容についていけず、苦手分野が取り残されるケースもあるでしょう。

予備校は、複数人の生徒がいる中で、積極的に質問できる方に向いている方法といえます。

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校の授業で起こりがちな欠点をカバーできるのが、科目別能力別授業と55段階個別指導を柱とした四谷学院独自の学習システム「ダブル教育」です。

科目別能力別授業

一般的な予備校では、志望校や入塾テストの結果に応じてクラス分けが行われます。それに対して、四谷学院の科目別能力別授業では、科目ごとに自分の学力レベルに適したクラスで授業を受けられます。

授業内容が簡単すぎたり難しすぎたりすることがないため、効率的に学習を進めることが可能です。途中で授業についていけなくなる心配もありません。

55段階個別指導

科目別能力別授業で学習した内容をもとに解答力を鍛えるのが、55段階個別指導です。

55段階個別指導は、受験で必要となる知識やテクニックを55段階に細分化し、中1レベルから志望校合格レベルまで段階的に学んでいく学習プログラムです。理解できていない箇所や表現が適切でない箇所は講師がその場で解説してくれるため、着実に力をつけることができます。

中央大学に合格するには丁寧に解く力が重要!

  • 一般選抜が中心で、5学部共通選抜、学部別選抜、大学入学共通テスト利用選抜(単独方式)などがある
  • 難易度は高め

【中央大学の入試データまとめ】

  • 一般選抜(5学部共通選抜)の実質倍率は3.6~5.6倍(2026年度)

【勉強方法まとめ】

  • 基礎知識が必要不可欠
  • 過去問にも積極的に取り組む

中央大学の入試難易度は高めですが、試験問題では基礎知識やそれを活用した応用問題が多く出されます。つまり、合格率を高めるには、基礎的な内容をしっかり理解していかにミスを減らせるかが重要になります。

そこでおすすめなのが、四谷学院のダブル教育です。自分のレベルに合った授業を受けられ、スモールステップで着実に解答力を高められます。気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2026年8月27日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!

志望校に合格するには、自分に合った予備校を選ぶことが大切です。インターネット上の口コミや予備校のパンフレットだけでは、得られる情報に限界があります。予備校選びに失敗しないためにも、実際に説明会・相談会へ参加して、自分の目で確かめてみましょう。

以下の記事では、説明会・相談会に参加する際にチェックすべきポイントや、不安の解消法などを解説しています。ぜひ参考にしてください。

予備校の入学説明会って何をやるの?どうやって参加する?

大学受験合格ブログ編集部A

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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