【古文】現代語と全く意味が違う古文単語!「知る」「早う」「見し」

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こんにちは、四谷学院の山中です。

古文を勉強していると、現代でも使われている単語がたくさん出てきますよね。
同じ日本語ですから、当然と言えば当然なのですが…現代語とまったく違う意味になっている言葉もあるので、要注意です!

はやう見し女?

古文単語が現代語と全く別の意味になることは多くあります。
例えば「枕草子」の「にくきもの」という章段から引用すると…

わが知る人にてある人の
はやう見し女のことほめ出でなどするも
ほど経たることなれど
なほにくし。『枕草子』より

現代語に訳してみましょう。

「自分と今関係している男が
以前関係のあった女のことをほめて話し出すのも
年月が過ぎたことではあるが
やはり憎らしい。」

え?そんなコイバナしていますか?

現代語と同じように考えてしまうと
「私の知っているあの人が、早く見た女性のことをほめて話し出すのも、年月が過ぎたことではあるが、なおさら憎らしい。」
という感じになりますよね?
話が全然違います。

「知る」「はやう(早う)」「見し(見る+過去の助動詞「き」)」「なほ」
これらは現代語とは全く異なる意味として使われているんですね。

同じ日本語だから…と思いがちかもしれませんが、全く違う意味を知って「へ~、なるほど~」と思うことも多いと思います。
1つずつしっかり覚えて、正しく内容を把握できるようにしておきましょう。

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