日本女子大学の受験対策!難易度や合格に向けての勉強法を解説

  公開日:2021/12/24


※この記事は約12分で読めます。


日本女子大学は、東京都文京区目白台に本部を構える私立の女子大学です。1901年(明治34年)に創立された、日本初の女子高等教育機関である日本女子大学校が前身。創設者の成瀬仁蔵をはじめ、渋沢栄一、広岡浅子など多くの有力者が設立に関わりました。1948年(昭和23年)に日本女子大学として設置され、「目白の女子大」と親しまれる、伝統ある大学です。

この記事では、日本女子大学の入試の特徴や難易度、倍率、合格するための効率的な勉強方法をご紹介します。日本女子大学の受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2021年12月24日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

日本女子大学の入試問題で問われる能力

初めに、日本女子大学が求めている人物像と、入試の難易度について解説します。

 

日本女子大学はどのような人材(学生)を望んでいるのか

建学の精神

女子を人として教育すること

女子を婦人として教育すること

女子を国民として教育すること

引用:日本女子大学HP 建学の精神

これは、創設者成瀬仁蔵が、女子高等教育のための教育機関の設立を意図して、1896年(明治29年)に出版した著書「女子教育」で示している基本方針に由来する言葉です。日本女子大学は、これらの基本方針のもと、女性が自立・活動するための人格教育を基本とし、女子教育のモデル校として発展した歴史があります。

このような日本女子大学で掲げている「入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)」は、次のような内容です。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

・本学の建学の精神及び教育理念に共感する人。

・自ら考え実践する姿勢を持ち、学ぶ意欲の高い人。

・女性の仕事と生き方について考えを深めたい人。

・本学で学んだことがらを生かして、卒業後に様々な分野で社会貢献をしたいと思っている人。

引用:日本女子大学 2022年度入学者募集要項(PDF)

なお、日本女子大学では学部・学科ごとの入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)も詳細に定めています。詳しくは日本女子大学 2022年度入学者募集要項(PDF)をご覧ください。

 

日本女子大学入試の特徴

日本女子大学で導入されている選抜方法はシンプルで、大きく分けると一般選抜、それ以外の総合型選抜などになります

一般選抜のなかに、以下の3種類の方法があり、制度としてはわかりやすい区分となっています。ただし学科ごとの必要科目は細かく指定されているほか、併願する場合も規定が複雑なので確認が必要です。

  • 個別選抜型(家政・理2教科または3教科)
    個別選抜型で家政学部、または理学部を受験する場合は、2教科型もしくは3教科型を選択できます。

    2教科型の場合は、基本的に外国語(英語)が必須+選択1科目という受験科目となっています(理学部数物情報科学科のみ数学が必須)。

    3教科型の場合は、外国語(英語)が必須+選択2科目が基本形ですが、家政学部児童学科と家政経済学科は外国語(英語)、数学、国語の3教科固定、理学部数物情報科学科では数学、外国語(英語)の2教科は固定です。

    選択科目は学科により細かく異なりますので、志望学科の受験科目は間違えないよう確認してください。

    個別選抜型(文・人社 3教科) 個別選抜型で、文学部と人間社会学部の受験教科は3教科のみです。
    文学部では外国語(英語)、国語、地理歴史より選択1科目という内容です。
    人間社会学部では、外国語(英語)、国語、地理歴史もしくは数学より選択1科目となっています。

  • 英語外部試験利用型
    外部の英語試験で指定されたスコア以上を持っている場合は、外国語(英語)以外の科目で受験できる制度です。
  • 大学入学共通テスト利用型
    大学入学共通テストの成績のみで合否判定する方法で、前期・後期の2回行われます。

受験を考えている場合は、いずれも詳細を日本女子大学 2022年度入学者募集要項(PDF)で必ずご確認ください。

 

日本女子大学入試の概要


ここからは、日本女子大学の入試概要を解説します。

 

受験資格について

日本女子大学の受験資格は、選抜方法ごとに定められています。ここでは一般選抜での受験資格をご紹介します。

出願資格は、以下に該当する女子とされています。

  1. 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者および入学年の3月に卒業見込みの者
  2. 通常の課程による12年の学校教育を修了した者および入学年の3月に修了見込みの者
  3. 学校教育法施行規則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者および入学年の3月31日までにこれに該当する見込みの者

参照:日本女子大学 2022年度入学者募集要項(PDF)

なお、上記の3番に該当する場合の詳細や一般選抜(英語外部試験利用型)で出願できる英語外部試験のスコアについても、日本女子大学 2022年度入学者募集要項(PDF)でご確認ください。

 

試験科目や合格要件

ここからは、日本女子大学の試験科目や配点を一部学部・学科を抜粋してご紹介します。

今回取り上げるのは、一般選抜個別選抜型の内容です。その他の学部・学科や選抜方法の試験内容については、日本女子大学 2022年度入学者募集要項(PDF)にてご確認ください。

なお、以下のデータはすべて2021年12月24日現在のものです。

 

家政学部 児童学科(2科目型)

教科 科目・選択範囲 配点
外国語 コミュニケーション英語I、Ⅱ、Ⅲ、英語表現I、Ⅱ 100
数学または

国語

【数学I、Ⅱ、A、B(数列、ベクトル)】

または

【国語総合、現代文B、古典B】

より1科目選択

100
合計 200

 

人間社会学部 現代社会学科

教科 科目・選択範囲 配点
外国語 コミュニケーション英語I、Ⅱ、Ⅲ、英語表現I、Ⅱ 100
国語 国語総合、現代文B、古典B 100
地理歴史または

数学

【世界史B】、【日本史B】、

【数学Ⅰ、Ⅱ、A、B(数列、ベクトル)】

以上より1科目選択

100
合計 300

 

出願者数や合格者数のデータ

日本女子大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは2021年度の個別選抜型(家政・理2教科型、文・人社3教科型)の結果です。

学部 募集人数 出願者数 受験者数 合格者数 志願倍率 実質倍率
家政 447 1034 1002 366 2.3 2.7
377 1150 1104 631 3.1 1.7
人間社会 485 1770 1712 798 3.6 2.1
189 346 333 265 1.8 1.3

出典:2021年度日本女子大学入試結果(PDF)

 

各科目の試験問題の特徴や難易度

日本女子大学の入試対策のために、試験問題の特徴や傾向をつかんでおきましょう。ここでは、日本女子大学個別選抜型での試験問題の特徴を、科目を抜粋してご紹介します。

 

英語

日本女子大学では、大半の学部・学科で英語は必須科目です。例年、人間社会学部では大問3問、それ以外の学部では大問5問の出題になっています。マークシート方式と記述の併用で、試験時間は90分です。

学部により出題内容が異なるため、過去問を利用する際は志望する学部のものを活用しましょう。学部ごとの傾向は安定しているので、年度の古いものでも活用できます。
大問3問の人間社会学部では、英文読解が2問(空所補充、和訳、内容問題など)、和文英訳問題が1問という内訳。それ以外の大問5問の学部では、英文読解が2問、文法問題が2問(整序問題や空所補充問題)、和文英訳問題が1問となっています。

5問出題での英文読解は2問ありますが、1問目はかなりの長文で速読が求められ、2問目は英文和訳など文章全体の構造を把握しておく必要があります。多くの過去問などに取り組み、語彙力と文章の要旨をとらえる能力を磨いておきましょう。

 

国語

試験時間は90分(家政学部は70分)で、大問は、文学部が3題(現代文1+古文2)、家政学部・人間社会学部が2題(現代文1+古文1)となっています(2021年度実績)。マークシート方式と記述の併用です。

日本女子大の現代文は、幅広いジャンルの評論文から出題されます。説明問題が出題され、文字数もそれぞれ異なるなど、他の大学受験ではあまり見られない形式といわれています。過去問や難易度の高い評論文を使った対策が求められます。

 

数学

各学部とも大問3つで構成されており(2021年度実績)、試験時間は例年70分。数ⅠA、数ⅡBから基本~標準程度の問題が出題され、全問記述式です(理学部のみ、数Ⅲまで範囲に入ります)。

計算量の多い問題が出題されることがあり、ミスなく丁寧に解くよう注意が必要です。図形の出題傾向が高いとされるほか、数学的な思考力を試す問題が多いのが特徴なので、少し難易度の高い問題も演習をしておきましょう。

 

日本女子大学入試の難易度

日本女子大学の入試の偏差値は47.5~62.5。人気の高い家政学部では52.5~62.5です。大学入学共通テストの得点率は、69%~87%となっています。
出典:大学受験パスナビ

 

日本女子大学に合格するための勉強方法


ここからは、日本女子大学に合格するための勉強方法をご紹介します。

 

日本女子大学に入るには、何をすればいい?

日本女子大学の入試は一般選抜が中心で、入試制度自体はわかりやすくなっています。ただし、学部・学科により受験に必要な科目が異なるため、事前にしっかり確認して受験勉強を進めるようにしましょう。

また大学入学共通テストを利用した選抜方法では、個別学力検査が課されず併願もしやすいため、共通テスト対策をしっかり行い十分に得点できていれば、合格のチャンスも高まります。

受験生は過去問などから自分の志望する学部・学科で求められる学習内容をつかみ、絞り込んで勉強して入試に臨みます。つまり、1つのミスが合否を分ける事態になりがちです。

大学入学共通テストを含め、基礎を徹底するのはもちろん、どれだけミスなく解き切るかが問われます。

 

受験期の過ごし方

高校3年生という受験期をどのように過ごすかにより、合否の確率が変わるといっても過言ではありません。やみくもに勉強するのではなく、年間を通じた長期的なスケジュールを立て、受験勉強に取り組んでください。

  • 春(4〜6月):徹底して基礎を身に付ける時期。教科書の内容を丁寧に学習し、苦手分野の洗い出しをしましょう。暗記ものは単語集や用語集を使い、1日でも早く取りかかるのがおすすめです。
  • 夏(7〜9月):苦手分野を徹底して克服する時期。長期休暇中は、まとまった学習に取り組めます。ぜひ成績アップを狙いましょう。「1日に問題集を10ページ進める」など、短いスパンでスケジュールを組むのも、モチベーションを保つコツです。
  • 秋(10〜12月):大学入学共通テストの対策を始める時期。基礎固め+応用力を磨くことで、私大入試や個別学力検査対策にもなります。
  • 冬(1月〜):過去問を集中的に学習し、演習を積む時期。個別学力検査対策には、時間配分に気をつけながら、ミスなく問題を解くようにし、最後の仕上げをします。

 

予備校で勉強する場合

独学で受験勉強に取り組む場合、継続する意志と情報収集力がないと、かなり厳しい戦いになってしまいます。だからといって「予備校にさえ通っていれば安心」とも言い切れません。

その理由は、集団授業。大手予備校ともなれば、一度に多くの生徒が同じ授業を受けることも珍しくありません。講師の授業を受け身で聞いて、わかった気になっているだけの場合もあり、知識が定着しない心配があります。

また集団授業のなかで、苦手分野が取り残される可能性もあります。授業でわからなかったところは、自分で講師に聞きに行くなど積極的に取り組まないと、思うような学習の効果が出ない可能性もあります。

 

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校の授業に起こりがちな欠点をカバーしてくれるのが、四谷学院の「ダブル教育システム」です。ダブル教育システムで取り入れている「2つのポイント」をチェックしてみましょう。

 

科目別能力別授業

大抵の予備校では、志望校やテストの総合得点でクラス分けします。そのため、苦手科目の授業についていけなかったり、得意科目の授業が物足りなかったりする「科目ごとのレベルの不一致」が起こりがち。

四谷学院の科目別能力別授業は、科目と能力の2つでクラス分けするのが特徴です。つまり科目ごとに自分に合ったレベルの授業が受けられる仕組み。自分のレベルに合った授業を受けられるので、無理なく理解が進み、効率的に成績向上を目指せます。

 

55段階個別指導

科目別能力別授業で得た理解を、解答力につなげるのが55段階個別指導です。

55段階個別指導では、過去の入試問題を徹底分析して作られた55テストを受験し、理解に穴があるところ、考え方が不完全なところ、表現が不適切なところを段階的にチェック。解答力が身についているかを確認しながら、級を進めていきます。中学レベルから東大レベルまでの55段階を、スモールステップで無駄なく学べるよう体系化して指導しています。

 

日本女子大学入試は丁寧に解く力が重要!

【日本女子大学の入試概要】

  • 一般選抜が中心で、個別選抜型、英語外部試験利用型、大学入学共通テスト利用型がある。
  • 難易度は標準~やや難。

【日本女子大学の入試データまとめ】

  • 一般入試の学部での実質倍率は1.3〜2.7倍(志願倍率は1.8~3.6倍)。

【勉強方法まとめ】

  • 基本的な知識を十分に身に付け、教科書や用語集を丁寧に学習するのがおすすめ。
  • 時間が足りなくなる科目が多いので、時間配分の練習をしておく。

日本女子大学は、難易度は標準からやや難レベルですが、伝統ある女子大ゆえの志望者も多く、ハイレベルな戦いになりやすい大学です。基礎を徹底したうえで、いかにミスを少なくして問題を解くかが重要になってきます。そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育システム」。

自分の学習レベルに合った授業で、効率的な成績向上が望めます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2021年12月24日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。


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