九州工業大学の受験対策!難易度や合格に向けての勉強法を解説

最終更新日:2023/04/28


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九州工業大学は、福岡県北九州市に本部を構える国立大学です。炭鉱王・安川敬一郎と当時の東京帝大総長・山川健次郎が構想を練り、工学教育の理想郷として明治42年(1909年)に創立した明治専門学校を前身とします。官立に移行後、国立大学として教育・研究を行っており、ロボットやフォーミュラマシンといった学生プロジェクトの取り組みや、就職率が高いことなどでよく知られています。

この記事では、九州工業大学の入試の特徴や難易度、倍率、合格するための効率的な勉強方法をご紹介します。九州工業大学の受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2022年6月23日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

九州工業大学の入試問題で問われる能力

初めに、九州工業大学が求めている人物像と、入試の難易度について解説します。

九州工業大学はどのような人材(学生)を望んでいるのか

九州工業大学の前身である明治専門学校は、日本の技術者(エンジニア)の育成を旗印として設立されました。開校の際に示された「技術に堪能(かんのう)なる士君子」※という言葉が、九州工業大学の建学の精神として、現在まで受け継がれています。
九州工業大学HPより引用

これは、技術に精通するだけでなく、人間形成にも重点を置いた教育を行う、という意味を表しています。

そのような九州工業大学では、アドミッションポリシーとして、以下のような素養と能力を期待しています。

1.理工学分野の基盤となる、数学、理科(物理、化学、生物等)、情報などの理数系科目に高い学力をもち、各高等学校等が定める履修課程表に従い全ての科目の基礎学力をもっていること。

2.理系人として成長する強い意志と、「社会をより良くする何かを残したい、社会の問題を解決したい」という夢をもち続け、自らそのために行動できること。

3.国際化に対応できるコミュニケーション能力の修得や、様々な文化を理解し受容することに、前向きな姿勢で臨むことができること。

4.自律的な学びから広い視野をもち、多様な人々と協働することを通して、創意、発見する知の探求を持続する必要性を理解していること。

参照:九州工業大学HP アドミッションポリシー

なお、九州工業大学では「類別入試」を導入しており、「類」で学んだのち、2年進級時に学部選択する流れになっています。

したがって、入学時には各類のアドミッションポリシーを理解し、自分の希望や適性と照らし合わせたうえで、類選択するようにしてください。

各類のアドミッションポリシーは九州工業大学HP アドミッションポリシーで公開されていますので、ご確認ください。

九州工業大学入試の特徴

国立大学である九州工業大学では、大学入学共通テストを受験後、個別学力検査を受験するのが一般的な試験方法です。その他にも総合型選抜など多彩な選抜方法が実施されています。

  • 一般選抜
  • 各類で定められている大学入学共通テストの教科・科目を受験後、個別学力検査を受験する方法です。前期日程、後期日程があります。

  • 総合型選抜
  • 総合型選抜にはI型とⅡ型があります。
    ・I型:レポートと課題解決型記述問題で第一段階選抜を行ったのち、第二段階選抜で「学びの計画書」を提出、CBTによる適性検査(数学、理科、英語)、グループワーク、個人面接により選考が実施されます。
    ・Ⅱ型:調査書と高校入学後の活動に関する記述で第一段階選抜を行ったのち、大学入学共通テスト、第二段階選抜(課題解決型記述問題、グループワーク、個人面接)により選考を実施します。

  • 学校推薦型選抜
  • 適性検査によるⅠ型と、大学入学共通テストを課すⅡ型があります。

  • その他
  • 上記以外では、帰国生徒選抜や国際バカロレア選抜などが実施されます。

いずれも詳細は九州工業大学HP「工学部・情報工学部入試」にてご確認ください。

九州工業大学入試の概要


ここからは、九州工業大学の入試概要を解説します。

出願資格について

九州工業大学の出願資格は、選抜方法ごとに定められています。ここでは一般選抜での出願資格をご紹介します。

出願資格は、受験年の大学入学共通テストで、第1志望の学部・類が指定する全教科・科目を受験したうえで、以下のような条件のいずれかに該当する者、となっています。募集要項では8項目の記載がありますが、ここでは一部をご紹介します。

  1. 高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び入学年3月卒業見込みの者
  2. 通常の課程による12年の学校教育を修了した者(通常の課程以外の課程により
    これに相当する学校教育を修了した者を含む)及び入学年3月修了見込みの者
  3. 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び入学年3月31日までに修了見込みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの

参照: 九州工業大学 一般選抜学生募集要項

その他の項目については、九州工業大学 一般選抜学生募集要項など最新の募集要項でご確認ください。

試験科目や合格要件

ここからは、九州工業大学の試験科目や配点について、ご紹介します。

今回取り上げるのは、一般選抜前期日程の内容です。九州工業大学の入学試験は、類別試験となっていますが、前期日程では学部内の試験科目に、類による違いはありません。詳しくは最新の募集要項でご確認ください。

なお、以下のデータはすべて2022年6月23日現在のものです。

工学部(1類~5類)
区分 大学入学共通テスト 個別学力検査 配点
国語 150 150
地歴公民 世B、日B、地理B、倫・政経から1科目

100

100
数学 数Ⅰ・数Aは必須

数Ⅱ・数B、簿記・会計、情報関係基礎から1科目

合計2科目

150

数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B

400

550
理科 物理と化学

150

物理基礎・物理と化学基礎・化学

400

550
外国語 英、独、仏、中、韓から1科目

250

250
合計 800 800 1600
情報工学部(1類~3類)
区分 大学入学共通テスト 個別学力検査 配点
国語 150 150
地歴公民 世B、日B、地理B、倫・政経から1科目

100

100
数学 数Ⅰ・数Aは必須

数Ⅱ・数B、簿記・会計、情報関係基礎から1科目

合計2科目

150

数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B

※配点は類により異なる

1類440

2類400

3類360

1類590

2類550

3類510

理科 物理、化学、生物、地学から2科目

150

物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目

※配点は類により異なる

1類360

2類400

3類440

1類510

2類550

3類590

外国語 英、独、仏、中、韓から1科目

250

250
合計 800 800 1,600

出願者数や合格者数のデータ

九州工業大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは2022年度の一般選抜(前期日程)の結果です。

学部 募集人数 出願者数 受験者数 合格者数 志願倍率 実質倍率
223 507 472 243 2.3 2.2
情報工 230 575 552 249 2.5 2.4

出典:九州工業大学 令和4年度入学試験総括表

各科目の試験問題の特徴や難易度

九州工業大学の入試対策のために、試験問題の特徴や傾向をつかんでおきましょう。ここでは、九州工業大学一般選抜(前期日程)での試験問題の特徴をご紹介します。

数学

全問記述式で、大問は4つ、試験時間は120分です。それぞれの大問に、小問が5問程度設けられており、それぞれが関連性のある誘導形式になっているのが特徴です。小問ごとの関連性を理解すれば、解答の方向性に悩まず最後まで解き切ることが可能となっています。

頻出範囲は微分法・積分法となっており、最低2問は出題されることから、必ず押さえておきましょう。またベクトル、数列(無限等比級数も含む)、確率なども出題されやすい範囲といえます。

難易度は標準的といわれていますが、証明問題が多く出題されるため、基本事項を十分理解したうえで、論理展開の理解を深め、問題演習を積んでください。

物理

全問記述式で、大問は3つ、試験時間は100分です。それぞれの大問に10問程度の小問が設けられているので、文章量に圧倒されるかもしれません。

計算問題や作図なども含め、さまざまな形式の出題があります。思考力を問われるものもありますので、考える学習を普段から行うようにしておきましょう。

九州工業大学入試の難易度

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、九州工業大学の入試の偏差値は57~59。具体的には、工学部で57~59、情報工学部で57~58です。大学入学共通テストの得点率は68~80%となっています。

出典:Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」

九州工業大学に合格するための勉強方法


ここからは、九州工業大学に合格するための勉強方法をご紹介します。

九州工業大学に入るには、何をすればいい?

九州工業大学は工業系の大学なので、一般入試での個別学力検査は数学と理科の2教科となっており、基礎的な内容から思考力、計算力、論理力を問う内容となっています。

また、個別学力検査で英語が課せられていないため、大学入学共通テストでの外国語の配点が高くなっています。共通テスト対策もしっかり行い、1点でも多く得点したいところです。

受験生は過去問などから自分の志望する学部・学科で求められる学習内容をつかみ、絞り込んで勉強して入試に臨みます。つまり、1つのミスが合否を分ける事態になりがちです。

大学入学共通テストを含め、基礎を徹底するのはもちろん、どれだけミスなく解き切るかが問われます。

受験期の過ごし方

高校3年生という大切な受験期をどう過ごすかにより、合否の確率は変わるといっても言い過ぎではありません。無計画に勉強するのではなく、年間を通じた長期的なスケジュールを立て、受験勉強に取り組んでください。

  • 春(4~6月):徹底して基礎を身に付ける時期です。教科書の内容を丁寧に学習し、この時期に苦手分野の洗い出しをします。暗記ものは単語集や用語集を使って、1日でも早く取りかかるのがおすすめです。
  • 夏(7~9月):苦手分野を徹底して克服する時期です。長期休暇中は、まとまった学習に取り組めます。ぜひ成績アップにつなげましょう。「一日に問題集を10ページ進める」など、短期スケジュールを組むのも、モチベーションを保つコツです。
  • 秋(10~12月):大学入学共通テストの対策を始める時期です。基礎固め+応用力を磨くことが個別学力検査対策にもなります。
  • 冬(1月~):過去問を集中的に学習し、演習を積む時期です。個別学力検査対策には、時間配分に気を付けながらミスなく問題を解く練習をし、最後の仕上げをします。

予備校で勉強する場合

独学で受験勉強に取り組む場合、継続する強い意志と情報収集力がないと、かなり難しい戦いになってしまいます。だからといって「予備校にさえ通っていれば安心」とも言い切れないのをご存じでしょうか。

その理由は、集団授業にあります。大手予備校ともなれば、一度に多くの生徒が同じ授業を受けることも珍しくありません。講師の授業を受け身で聞き、理解した気になっているだけの場合もあり、知識が定着しない心配があります。

また集団授業のなかで、苦手分野が取り残される可能性もあります。授業でわからなかったところは、自発的に講師に聞きに行くなど積極的に取り組まないと、期待したような学習の効果が出ないこともあります。

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校の授業に起こりがちな欠点をカバーしてくれるのが、四谷学院の「ダブル教育システム」です。ダブル教育システムで取り入れている「2つのポイント」をチェックしてみましょう。

科目別能力別授業

大抵の予備校では、志望校やテストの総合得点でクラス分けします。そのため、苦手科目の授業についていけなかったり、得意科目の授業が物足りなかったりする「科目ごとのレベルの不一致」が起こりがち。

四谷学院の科目別能力別授業は、科目と能力の2つでクラス分けするのが特徴です。つまり科目ごとに自分に合ったレベルの授業が受けられる仕組み。自分のレベルに合った授業を受けられるので、無理なく理解が進み、効率的に成績向上を目指せます。

55段階個別指導

科目別能力別授業で得た理解を、解答力につなげるのが55段階個別指導です。

55段階個別指導では、過去の入試問題を徹底分析して作られた55テストを受験し、理解に穴があるところ、考え方が不完全なところ、表現が不適切なところを段階的にチェック。解答力が身についているかを確認しながら、級を進めていきます。中学レベルから東大レベルまでの55段階を、スモールステップで無駄なく学べるよう体系化して指導しています。

九州工業大学入試は丁寧に解く力が重要!

【九州工業大学の入試概要】

  • 一般選抜が中心で、総合型選抜や学校推薦型選抜も実施される。
  • 難易度は標準~やや難。

【九州工業大学の入試データまとめ】

  • 一般入試(前期日程)の学部での実質倍率は2.1~2.4倍、志願倍率は2.3~2.5倍(2022年度入試)。

【勉強方法まとめ】

  • 教科書や用語集を丁寧に学習することで基本的な知識を十分に身に付け、思考力・論理力を鍛えられるよう演習を積んでおく。
  • 時間が足りなくなる場合もあるので、時間配分の練習をしておく。

九州工業大学は、難易度は標準からやや難レベルですが、工業系に特化した大学であることから、ハイレベルな戦いにもなりやすい大学です。基礎を徹底したうえで、いかにミスを少なくして問題を解くかが重要になってきます。そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育システム」。

自分の学習レベルに合った授業で、効率的な成績向上が望めます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2022年6月23日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。


大学受験合格ブログ編集部

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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