名古屋市立大学の受験対策!難易度や合格に向けての勉強法を解説

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こんにちは!四谷学院の奥野です。

名古屋市営地下鉄の路線沿いにある名古屋市立大学は、東海地方では知らない人がいないほどの名門大学です。
学部によっては有名私大よりも難易度が高いと言われており、キャンパスのアクセスのよさも相まって人気を博しています。

この記事では、名古屋市立大学の入試の特徴や難易度、倍率などをご紹介します。効率よく合格するための勉強法も記事の後半でご紹介するので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

※本記事に記載されている情報は2023年5月10日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

名古屋市立大学の入試問題で問われる能力

名古屋市立大学に合格するために、どんな能力やどの程度の学力が望まれているのか、受験生はチェックしておきましょう。

名古屋市立大学はどんな人材(学生)を望んでいるのか

名古屋市立大学は「知の創造の拠点」となることを目標としており、地域社会および国際社会に貢献することができる人材育成を目指しています。

そんな人材を育成するために、名古屋市立大学のアドミッション・ポリシーとして掲げられているのは、以下の4つです。

● 十分な基礎学力とそれに裏打ちされた知識・技能
● 自ら課題を発見・解決し、それを伝える思考力・判断力・表現力
● 主体性を持ち、幅広い視野で多様な人々と協働して学ぶ態度
● 豊かな人間性と、地域や社会で活躍できる適性
引用元:名古屋市立大学 アドミッション・ポリシー

上記のことから、時代の変化を機敏に捉えながら主体的に学問に取り組み、学んだことを実践できる人物を求めていることがわかります。

また、名古屋市立大学では学部ごとにさらに細かくアドミッション・ポリシーが定められています。気になる方はホームページをチェックしてみてください。

名古屋市立大学入試の特徴

名古屋市立大学は公立大学なので、基本的には大学入学共通テストと大学独自の2次試験の2つの総合得点で合否が決まる入試方式がとられています。

試験日程は、前期・後期の2回日程がありますが、学部によって前期のみや後期のみの1回となります。また、薬学部は中期日程1回となるので注意しましょう。

学部によっては共通テストを利用しない入試方式や、共通テストの結果は利用するものの、名古屋市の高校に限定されている入試方式など、さまざまな入試方式が用意されています。

ケースによっては通常の入試方式よりもかなり優位に入試を進められるので、事前に入学者選抜用の大学案内を確認しておくのがおすすめです。
学部入試情報のページから、最新の情報を入手できます。

各科目の試験問題の特徴

入試問題の特徴を掴んでおくことは、効率良く入試対策を行うために必須の作業です。
ここでは、名古屋市立大学入試における各科目の試験問題の特徴や傾向をご説明するので、ぜひ参考にしてください。

英語

大問4つで構成されており、試験時間は120分。
読解問題3問に英作文1問とすべて記述式の問題になっており、かなり難易度が高めに設定されているのが特徴です。

近年は読解問題が長くなってきているので、速読力も重要です。過去問などで長文に慣れておくとよいでしょう。
語彙・文法力を試される問題も出題されるので、英単語やイディオムを身に付けておくのもおすすめです。

数学

大問4つで構成されており、試験時間は120分。難易度は標準レベルですが、幅広い範囲から出題されるので、対策が難しいのが特徴です。
また、すべての問題が記述式。日頃から採点者にわかりやすい解答を心掛け、高校の先生や塾の講師にこまめにチェックしてもらうとよいでしょう。

国語

現代文2問、古文1問の計3問で、試験時間は90分。十分時間があるように見えますが、現代文が長いので時間配分に工夫が必要です。

記述式の問題が多いですが、求められている字数は少ないことがほとんど。
の内容を正確に把握して、簡潔にまとめる練習をしておくとよいでしょう。

古文の難易度は標準レベルですが、具体的な内容を問う問題もあります。
基本的な文法や単語を習得しておくのはもちろん、メジャーな古文は読んで慣れておくのがおすすめです。

物理

大問4つで構成されている物理は、熱力学や電磁気学が頻出問題。標準レベルの問題がほとんどですが、なかには応用レベルの問題もあるので、演習をしっかり行っておくとよいでしょう。

すべて記述式で、数値計算や近似値計算などの計算問題のほかに、論述問題も出題されます。
公式を活用するための練習はもちろん、語句の意味やグラフの読み取りなど、簡単にまとめられる文章力を身に付けておきましょう。

化学

医学部と薬学部で問題が異なりますが、どちらも難易度は標準レベル。
無機・有機のどちらの分野からもバランスよく出題されるので、苦手分野のないように対策しておくことが重要です。

理論分野から多く出題されるのも特徴なので、過去問などを使ってしっかり演習しておきましょう。

また、薬学部の化学は問題数が多いので、ある程度解くスピードが要求されます。こちらも過去問演習で時間配分の練習をしておくのがおすすめです。

生物

大問4つで構成されている生物は、物理や化学よりも難易度が高いのが特徴。
理科の中で特に得意科目がなく、3科目のうちどれにするか迷うのであれば、生物以外の2科目を選ぶのがおすすめです。

論述問題が多く出題されるので、決められた字数でまとめられるような文章力が必要。

さらに、用語などの基本的な知識から、グラフ作成まで幅広い知識を求められます。1つの知識に対して、色々な角度から答えられるような多角的な知識を身に付けておきましょう。

名古屋市立大学入試の難易度

東海地方を中心に人気のある名古屋市立大学は、標準〜少し難しめの難易度です。

偏差値は人気の医学部が65、薬学部が60~62.5、経済学部では57.5~67.5ほど必要になります。
それに対し、芸術工学部は50~55、看護学部は50程度と学部により差があるのが特徴です。

名古屋市立大学試験の概要


ここまで、名古屋市立大学の入試の特徴などをご紹介してきました。ここでは名古屋市立大学の入試データを解説していきます。

受験資格について

名古屋市立大学の定めている受験資格は、以下の通り。ただし、以下の⑧によって出願する場合は事前に指定期日までに大学に申請をする必要があります。詳しくは大学ホームページをご確認ください。

  1. 高等学校(中等教育学校の後期課程を含む。以下同じ。)を卒業した者及び入学年の3月卒業見込みの者
  2. 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び入学年の3月修了見込みの者
  3. 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び入学年の3月31日までに修了見込みの者又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定した者
  4. 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者及び入学年の3月31日までに修了見込みの者
  5. 専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者及び入学年の3月31日までに修了見込みの者
  6. 文部科学大臣の指定した者 ※(昭和23年5月31日文部省告示第47号)
  7. 高等学校卒業程度認定試験規則により文部科学大臣の行う高等学校卒業程度認定試験に合格した者(廃止前の大学入学資格検定規程により文部科学大臣の行う大学入学資格検定に合格した 者を含む。)及び入学年の3月31日までに合格見込みの者で、入学年の3月31日までに18歳に達する者
  8. その他本学において、個別の入学資格審査により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、入学年の3月31日までに18歳に達する者

参考:名古屋市立大学 「令和7年度 入学者選抜に関する要項」

試験科目や合格要件

名古屋市立大学の学部ごとの試験科目や配点は、以下の通りです。
なお、ここでは個別学力検査の前期日程における試験科目などについて解説します。ただし、薬学部には中期日程しかないので中期日程を、総合生命理学部は後期日程しか行われていないので後期日程のデータをご紹介しています。

医学部

科目出題範囲配点
数学数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B300
理科物理基礎・物理、化学基礎・化学400
外国語コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・ コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ300
面接200

薬学部

科目出題範囲配点
数学数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B200
理科化学基礎・化学200
外国語コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・ コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ200

経済学部

科目出題範囲配点
数学数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B200
外国語コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・ コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ200

人文社会学部

科目出題範囲配点
国語国語総合・現代文B・古典B200
外国語コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・ コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ200

芸術工学部

科目出題範囲配点
数学数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B200

※産業イノベーションデザイン学科は100

外国語コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・ コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ200

※産業イノベーションデザイン学科は100

実技描写力を中心に評価100
小論文文章表現による論理構想力・描写力を中心に評価100

情報環境デザイン学科については、実技または小論文のいずれかを出願時に選択します。

看護学部

科目出題範囲配点
外国語コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・ コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ200
面接150
小論文150

総合生命理学部

科目出題範囲配点
数学数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B200
理科「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」から1つ選択200
小論文100

データサイエンス学部

科目出題範囲配点
数学数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B

 

400
外国語コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・ コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ

 

200

※最新の情報は、最新の募集要項にて必ずご確認ください。

出願者数や合格者数のデータ

名古屋市立大学の出願者数や合格者数は、以下の通りです。
なお、ここでご紹介するのは、2023年度の一般選抜におけるデータです。

学部学科日程出願者数合格者数
医学部医学科前期日程19860
薬学部薬学科中期日程76886
生命薬科学科中期日程50570
経済学部各学科への振り分けは2年進級時に行う前期日程562160
人文社会学部心理教育学科前期日程12647
現代社会学科前期日程17554
国際文化学科前期日程9851
芸術工学部情報環境デザイン学科前期日程6716
産業イノベーションデザイン学科前期日程4016
建築都市デザイン学科前期日程11224
看護学部看護学科前期日程12561
総合生命理学部総合生命理学科後期日程27653
データサイエンス学部データサイエンス学科前期日程13452

参考:令和5年度名古屋市立大学入学試験志願者数等調

名古屋市立大学に合格するための勉強方法


目指すべき点数などを把握して、いざ「勉強をしよう!」と思っても、どこから手をつけてよいかわからないかもしれません。また、勉強してもなかなか点数が上がらない経験をしたことのある受験生もいるでしょう。
そこでここでは、名古屋市立大学に合格するための勉強方法をご紹介します。

名古屋市立大学に入るには、何をすればいい?

名古屋市立大学は一般的な公立大学よりも試験科目が少ないので、受験生にとっては受けやすく感じられますが、その分1科目の得点が合否に大きく関わってきます。

つまり、少しのミスが合否に直結する可能性が高いということです。ケアレスミスのないように、丁寧に解くことを日頃から意識しておくとよいでしょう。

また、名古屋市立大学の入試は記述式や論述問題など、文章力が求められる問題が多く出題されます。

文章力は一朝一夕に得られるものではないので、演習問題を数多く解いて、高校の先生や予備校の講師にできるだけ多く添削してもらうのがおすすめです。

受験期の過ごし方

高校3年生の1年間は、合否を大きく変える可能性のある1年間。
短期的なスケジュールだけでなく、長期的なスケジュールを立てることで、効率的な学習ができます。以下を参考にして、ざっくりで構わないので1年間のスケジュールを立ててみましょう。

春(4〜6月):基礎を徹底して身に付けましょう。名古屋市立大学では、単語や用語などの基礎知識を前提とした問題も数多く出題されます。教科書を中心に丁寧に学習し、穴がないようにしておきましょう。

夏(7〜9月):夏は、集中的に苦手分野を潰す期間。夏休みの約1ヶ月集中して学習に取り組み、春に発覚した苦手分野を克服しましょう。苦手分野がわからないのであれば、1度過去問を解いてみるのもおすすめです。

秋(10〜12月):秋は、大学入学共通テスト対策を始めましょう。二次試験との総合得点が合否の判定に使用されるので、二次試験対策も兼ねて丁寧に対策しておくのが有効です。

冬(1月〜):過去問を使って、二次試験対策をしましょう。名古屋市立大学ならではの記述問題や、時間配分の練習を中心に行うのがおすすめです。

予備校で勉強する場合

モチベーションの維持や自己管理が難しいという場合は、予備校に通うのもよいでしょう。

ただ、予備校に通っていればすべての問題が解決するわけではありません。

というのも、一般的な予備校の授業は集団授業。講師の授業を聞いて終わるだけのことが多く、知識を把握しても理解には至っていないことがほとんどなのです。

そこで重要なのが、「自分はなぜ予備校に通うのか」という目的意識をしっかりと持つことです。

予備校で何を学びたいかを明確にすることにより、理解に至るまでのスピードは格段に上がります。

さらに、予備校の授業以外に問題集などで苦手分野を補うことも重要。
そのまま放置してしまうと授業について行けなくなり、せっかくの予備校のメリットを消してしまうことにつながります。主体的に授業に取り組まないと、成績の向上は難しいです。

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校の欠点である「知識の理解に至らない」という問題を解決できるのが、四谷学院の「ダブル教育システム」です。以下で、ダブル教育システムの2つの柱を詳しく見ていきましょう。

科目別能力別授業

すべての科目の総合得点でクラス分けを行う一般的な予備校とは異なり、四谷学院の科目別能力別授業では、科目と能力の2つでクラス分けを行っています。
つまり、どの科目においても、自分に合ったレベルの授業が受けられるということです。

自分のレベルに合った授業が受けられれば、授業について行けないという心配はないですし、逆に簡単すぎて暇をもてあましてしまうこともありません。
スムーズに理解できるので効率よく成績アップを目指せます。無駄な時間もなくなり、時間を有効に使えるでしょう。

55段階個別指導

自分のレベルに合った授業が受けられる科目別能力別授業ですが、実はこれだけでは不十分。入試で最も必要とされる実践力を身に付けるには、さらなる演習が必要だからです。

55段階個別指導では、マンツーマンで学習レベルに沿った演習問題を解くことができるので、実践力が効率よく身に付きます。科目別能力別授業でわからなかった部分も補填できるので、さらなる学習効果が得られるでしょう。

名古屋市立大学入試は多角的な視点と文章力が重要!

【名古屋市立大学の入試概要】

  • 地域貢献のできる、学んだことを実践できる人材を求めている
  • 大学入学共通テストのスコアと個別学力検査のスコアの合計によって合否判定
  • さまざまな入試方式があるので、自分に有利な入試方式を選べる
  • 難易度は標準〜やや高め

【名古屋市立大学の入試データまとめ】

  • 倍率は2.1〜17.5倍で学部や学科によって大きな差がある

【勉強方法まとめ】

  • 英作文や記述式、論述問題など、書く力が重視される傾向にあるので、日頃から文章を書くこと、考えを簡潔にまとめることに慣れておくのがおすすめ
  • 科目によっては問題数が多いので、解くスピードが求められる。過去問で時間配分の練習をしておくとよい

名古屋市立大学に合格するには、用語や語句などの知識はもちろん、文章力が重要です。

一般的に、文章力は身に付けづらいですが、四谷学院の「ダブル教育システム」を利用すれば効率的に身に付けられます。早い段階から受験対策をするためにも、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2023年5月10日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

失敗しない予備校選びは説明会参加が重要!

予備校選びは大学受験の合否に大きな影響を与えます。インターネットの情報だけでは限界があるため、実際に説明会に参加し、自分に合った予備校を選びましょう。以下の記事では、予備校の入学説明会について詳しく解説しています。説明会に参加する際の疑問や不安を解消するために、ぜひご一読ください。

予備校の入学説明会って何をやるの?どうやって参加する?
入学前に説明会を行っている塾・予備校がほとんどです。 これからあなたが長い時間を過ごす場所になりますから、 「ここで目標に向かってがんばれそうか?」 「自分の力を100%引き出してくれそうか?」 説明会に参加して、ご自身の目で確かめるのが一番です。 この記事では、予備校の説明会に参加するときに感じがちな、あなたの疑問や不安を解消します。

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