日本大学は「日本法律学校」を前身とする私立の総合大学です。16学部86学科と日本最大級の規模を誇り、ほとんどの学部が独立したキャンパスを構えています。
この記事では、日本大学の入試の特徴や難易度、倍率、合格するための効率的な勉強方法をご紹介します。日本大学の受験を検討している方、成績が伸び悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
※本記事に記載されている情報は2025年3月26日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
目次
日本大学の概要
日本大学の教育理念は「自主創造」です。「日本大学教育憲章」によると、この教育理念は以下の3つの能力から構成されます。
自ら学ぶ
豊かな知識・教養に基づく高い倫理観
豊かな知識・教養を基に倫理観を高めることができる。
世界の現状を理解し、説明する力
世界情勢を理解し、国際社会が直面している問題を説明することができる。
自ら考える
論理的・批判的思考力
得られる情報を基に論理的な思考、批判的な思考をすることができる。
問題発見・解決力
事象を注意深く観察して問題を発見し、解決策を提案することができる。
自ら道をひらく
挑戦力
あきらめない気持ちで新しいことに果敢に挑戦することができる。
コミュニケーション力
他者の意見を聴いて理解し、自分の考えを伝えることができる。
リーダーシップ・協働力
集団のなかで連携しながら、協働者の力を引き出し、その活躍を支援することができる。
省察力
謙虚に自己を見つめ、振り返りを通じて自己を高めることができる。
上記から、日本大学では多様な価値観を受け入れつつ、グローバルな視点を持って主体的に行動できる人を求めているといえるでしょう。
また、アドミッション・ポリシーとして、以下が掲げられています。
日本大学の教育理念は「自主創造」です。「自主創造」とは、知的好奇心をもって自らが課題に取り組み、新しい道を切り開いていくことです。この理念の実現のため、日本大学はグローバルな視野で物事を捉え、それぞれが学ぶ領域や活動体験を社会に展開できる人材の養成を目指しています。
日本大学は入学者を受け入れるに当たり、個人の学習成果を十分に評価できるよう、多様な入学者選抜方法を導入しています。知的好奇心が旺盛で、個人としての主体性をもって、学問やスポーツ、文化活動を通じて「自主創造」を実践できる入学者を求めます。
日本大学では、学部ごとに異なるアドミッション・ポリシーを定めています。詳しくは、大学公式ホームページの入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)をご確認ください。
日本大学は、ほとんどの学部のキャンパスが独立しているのが特徴です。東京都以外に千葉県や神奈川県、福島県、静岡県にキャンパスを構える学部があります。
大学名:日本大学
設立年:1889年
学生数(通信教育部含む):74,302人(2025年2月21日時点)
所在地:
- 法学部 神田三崎町キャンパス
〒101-8375東京都千代田区神田三崎町2-3-1 - 文理学部キャンパス
〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40 - 経済学部キャンパス
〒101-8360 東京都千代田区神田三崎町1-3-2 - 商学部キャンパス
〒157-8570 東京都世田谷区砧5-2-1 - 芸術学部 江古田キャンパス
〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1 - 国際関係学部キャンパス
〒411-8555 静岡県三島市文教町2-31-145 - 危機管理学部・スポーツ科学部 三軒茶屋キャンパス
〒154-0002 東京都世田谷区下馬3-34-1 - 理工学部 駿河台キャンパス
〒101-8308 東京都千代田区神田駿河台1-8-14 - 理工学部 船橋キャンパス
〒274-8501 千葉県船橋市習志野台7-24-1 - 生産工学部 津田沼キャンパス
〒275-8575 千葉県習志野市泉町1-2-1 - 生産工学部 実籾キャンパス
〒275-8576 千葉県習志野市新栄2-11-1 - 工学部キャンパス
〒963-8642 福島県郡山市田村町徳定字中河原1 - 医学部キャンパス
〒173-8610 東京都板橋区大谷口上町30-1 - 歯学部キャンパス
〒101-8310 東京都千代田区神田駿河台1-8-13 - 松戸歯学部キャンパス
〒271-8587 千葉県松戸市栄町西2-870-1 - 生物資源科学部キャンパス
〒252-0880 神奈川県藤沢市亀井野1866 - 薬学部キャンパス
〒274-8555 千葉県船橋市習志野台7-7-1 - 通信教育部
1・2号館
〒102-8005 東京都千代田区九段南4-8-28
3号館
〒102-8251 東京都千代田区五番町12-5
X(旧Twitter):@nichidai
Instagram:nihon.u.koho
YouTubeチャンネル:Nihon University(nichidai)
日本大学の学部別偏差値と難易度(レベル)
Benesseの「マナビジョン」のデータを見ると、日本大学の偏差値は45~68、大学入学共通テストの得点率は40~77%です(2025年3月26日時点)。
学部ごとの偏差値は以下のとおりです。
学部 | 偏差値 |
法学部 | 55~62 |
文理学部 | 49~64 |
経済学部 | 52~60 |
商学部 | 54~60 |
芸術学部 | 53~61 |
国際関係学部 | 49~55 |
危機管理学部 | 51~56 |
スポーツ科学部 | 50~51 |
理工学部 | 48~58 |
生産工学部 | 45~50 |
工学部 | 45~49 |
医学部 | 68 |
歯学部 | 52~59 |
松戸歯学部 | 48~50 |
生物資源科学部 | 48~65 |
薬学部 | 51~56 |
参照:日本大学/偏差値・共通テスト得点率(入試難易度)【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報
日本大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学
ここでは学部を3つほど抜粋し、日本大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学をご紹介します。
■偏差値の近い大学「経済学部」
愛知大学 経済学部(偏差値56~62)
名城大学 経済学部(偏差値54~57)
専修大学 経済学部(偏差値54~61)
■偏差値の近い大学「理工学部」
近畿大学 理工学部(偏差値52~58)
南山大学 理工学部(偏差値50~55)
成蹊大学 理工学部(偏差値52~57)
■偏差値の近い大学「医学部医学科」
北里大学 医学部医学科(偏差値66)
帝京大学 医学部医学科(偏差値66~67)
昭和大学 医学部医学科(偏差値69)※2025年4月「昭和医科大学」へ名称変更
日本大学の入試の特徴
日本大学では、多様な選抜方法が設けられています。ここでは、2025年度の入試情報をもとに各選抜方法の特徴をご紹介します。
一般選抜
日本大学の一般選抜には、以下の4つの入試方式があります。
- A個別方式:各学部が独自に実施する試験。試験によっては学部の校舎以外に試験場を設けることもある
- N全学統一方式:同一試験日、同一問題で複数の学部・学科を併願できる。同一学部内での複数学科の併願も可能(一部例外あり)
- C共通テスト利用方式:大学入学共通テストの得点で合否を判定する方式
- CA共通テスト併用方式:大学入学共通テストの得点と、各学部独自の試験(個別学力検査等)の結果を総合して合否を判定する方式
学部・学科や入試方式によって試験内容が異なる場合があるため、詳しくは大学公式ホームページの一般選抜をご確認ください。
学校推薦型選抜
学校推薦型選抜は、在籍している高校の学校長に推薦してもらった人のみが出願できる選抜方法です。
日本大学には、各学部・学科が指定した高校の生徒を対象とする「指定校制」と、各学部・学科で設定された特定の要件を満たした生徒を対象とする「公募制」の2パターンがあります。
指定校制と公募制のどちらを実施しているか、およびその試験内容は学部によって異なります。詳しくは、大学公式ホームページの学校推薦型選抜をご確認ください。
なお、危機管理学部は学校推薦型選抜を実施していません。
総合型選抜
総合型選抜は、志望学部・学科への熱意や適性などが重視される選抜方法です。
一次試験は提出書類による審査が多い傾向にあり、二次試験は筆記試験、小論文、口頭試問、面接など、学部によって実施する内容が異なります。
なお、医学部・歯学部・薬学部は総合型選抜を実施していません。
その他の選抜方法
日本大学では、上記以外に以下のような選抜方法が実施されています。
- 自己推薦選抜
- 社会人選抜
- 外国人留学生選抜・入試
- 帰国生選抜
- 校友枠選抜
日本大学の入試科目別の出題範囲とその対策
日本大学の入試対策をするなら、試験問題の傾向や特徴を把握しておくことが大切です。
ここでは、一般選抜(N全学統一方式の第1期)の試験科目のうち、国語・英語・数学の特徴をご紹介します。解答方式は、基本的にマークシート方式です(一部学部を除く)。
国語の対策と勉強法
国語の試験時間は60分です。大問3つで構成されており、大問1、2は現代文、大問3は古文が出題されます。
現代文は空欄補充問題や内容一致問題が中心です。文章の内容や筆者の考えを正しく読み取れるよう、日頃から意識して学習を進めましょう。
言葉の意味や漢字など、基礎的な知識も身につけておく必要があります。
古文は空欄補充問題や内容一致問題のほか、短い現代語訳、知識問題が出される傾向にあります。
単語や文法といった基礎を徹底的に固めたうえで、長文問題の対策に取りかかるのがおすすめです。
英語の対策と勉強法
英語は大問8つで構成されており、試験時間は60分です。単語や熟語を問う問題、空欄補充問題、長文読解問題、並び替え問題など、さまざまな形式の問題が出されます。
いずれも標準的な難易度のため、まずは語彙や熟語、文法など基礎的な知識を完璧にすることが大切です。そのうえで長文問題に取り組み、曖昧な箇所がなくなるまで繰り返し解きましょう。
問題数に対して試験時間が短いため、素早く正確に読む練習も必要です。
数学の対策と勉強法
数学は大問4~6つで構成され、試験時間は60分です。2次関数、確率、図形と方程式、ベクトル、微分・積分、複素数平面など試験範囲は広めですが、全体的に難度はそこまで高くありません。
注意しなければならないのが、試験時間です。特に理系数学は問題数が多いうえに、難しい問題が出される場合もあるため、深く悩む時間はないといえます。
問題文を見たときにすぐ解き方が思い浮かぶよう、試験範囲の内容をしっかり理解しておくのが大切です。
問題集や過去問は時間を計りながら取り組むと、入試本番でも適切な時間配分ができるようになります。
日本大学試験の概要
ここからは、日本大学試験の概要について解説します。
出願資格について
日本大学の出願資格は選抜方法や学部ごとに異なるため、ここでは一般選抜における出願資格をご紹介します。出願資格があるのは、次のいずれかに該当する方です。
①高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び入学年の3月卒業見込みの者。
②通常の課程による12年の学校教育を修了した者(高等専門学校第3年次修了者等)及び入学年の3月修了見込みの者。
③高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び入学年の3月31日までにこれに該当する見込みの者(学校教育法施行規則第150条)。
(1)外国において,学校教育における12年の課程を修了した者又はこれに準ずる者で文部科学大臣が指定したもの。
(2)文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者。
(3)専修学校の高等課程(修業年限が3年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣の定める日以降に修了した者。
(4)文部科学大臣の指定した者。
〇外国の大学入学資格である国際バカロレア,アビトゥア,バカロレア,GCEAレベル(※),国際Aレベル,欧州バカロレア資格を保有する者。
〇国際的な評価団体(WASC,CIS,ACSI,NEASC,Cognia,COBIS)の認定を受けた教育施設の12年の課程を修了した者。
〇その他
(5)高等学校卒業程度認定試験規則による高等学校卒業程度認定試験に合格した者(廃止前の大学入学資格検定規程による大学入学資格検定に合格した者を含む)で,入学年の3月31日までに18歳に達する者。
(6)18歳に達し,高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると大学が認めた者。
(※)……GCEAレベル2科目以上でE評価以上を有している方が対象となります。
ほかの選抜方法の出願資格については、大学公式ホームページの入学者選抜情報をご確認ください。
入試日と出願の受付期限
日本大学の入試日や出願期間は、選抜方法・学部によって異なります。ここでは、2025年度の一般選抜(N全学統一方式)の日程をご紹介します。
区分 | 出願期間 | 試験日 |
N全学統一方式第1期 | 2025年1月6日(月)~1月22日(水) | 2025年2月1日(土) |
N全学統一方式第2期 | 2025年1月6日(月)~2月25日(火) | 2025年3月4日(火) |
※芸術学部・医学部は例外あり
参照:日本大学 日本大学短期大学部 2025 一般選抜募集要項(PDF)
入試科目や配点
日本大学の入試科目や配点は、選抜方法や学部ごとに異なります。ここでは、2025年度の一般選抜(N全学統一方式の第1期)の一部学部を抜粋してご紹介します。
<法学部>
教科 | 科目 | 配点 |
国語 | 「現代の国語,言語文化(漢文を除く)」 | 100点 |
地理歴史
| 「地理総合,地理探究」,「歴史総合,日本史探究」,「歴史総合,世界史探究」,「公共,政治・経済」,「数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学A(図形の性質,場合の数と確率),数学B(数列),数学C(ベクトル)」のうちから1科目選択 | 100点 |
外国語 | 「英語コミュニケーションⅠ,英語コミュニケーションⅡ,英語コミュニケーションⅢ,論理・表現Ⅰ,論理・表現Ⅱ,論理・表現Ⅲ」 | 100点 |
<理工学部>
教科 | 科目 | 配点 |
数学② | 「数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A(図形の性質,場合の数と確率),数学B(数列),数学C(ベクトル,平面上の曲線と複素数平面)」 | 100点 |
理科 | 「物理基礎,物理」,「化学基礎,化学」,「生物基礎,生物」のうちから1科目選択 ※医学部を併願している場合は,第1解答科目のみを合否判定に使用します。 | 100点 |
外国語 | 「英語コミュニケーションⅠ,英語コミュニケーションⅡ,英語コミュニケーションⅢ,論理・表現Ⅰ,論理・表現Ⅱ,論理・表現Ⅲ」 | 100点 |
参照:日本大学 日本大学短期大学部 2025 一般選抜募集要項(PDF)
出願者数や合格者のデータ
日本大学の出願者数や合格者数は、以下のようになっています。ここでご紹介しているのは、2024年度における一般選抜(N全学統一方式の第1期)のデータです。
学部 | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
法学部 | 2,561 | 2,423 | 1,083 | 2.2 |
文理学部 | 3,309 | 3,101 | 1,036 | 3.0 |
経済学部 | 2,350 | 2,236 | 927 | 2.4 |
商学部 | 1,779 | 1,699 | 731 | 2.3 |
芸術学部 | 1,151 | 1,100 | 156 | 7.1 |
国際関係学部 | 343 | 325 | 268 | 1.2 |
危機管理学部 | 463 | 446 | 181 | 2.5 |
スポーツ科学部 | 262 | 250 | 143 | 1.7 |
理工学部 | 3,659 | 3,476 | 1,516 | 2.3 |
生産工学部 | 1,402 | 1,327 | 1,120 | 1.2 |
工学部 | 507 | 474 | 308 | 1.5 |
医学部 | 1,959 | 1,728 | 178 | 9.7 |
歯学部 | 201 | 147 | 70 | 2.1 |
松戸歯学部 | 126 | 118 | 117 | 1.0 |
生物資源科学部 | 1,320 | 1,151 | 436 | 2.6 |
薬学部 | 225 | 152 | 68 | 2.2 |
日本大学の受験料と学費目安
日本大学の入学検定料は、選抜方法や学部によって異なります。例えば、一般選抜のN全学統一方式の場合は、医学部が60,000円、歯学部が24,000円、その他の学部が18,000円です。
大学入学共通テストの検定料は18,000円(3教科以上)となっています。
また、入学金や年間授業料は学部ごとに違いがあります。例えば、法学部の場合は入学金が260,000円で、年間授業料が810,000円、薬学部の場合は入学金が400,000円で、年間授業料が1,400,000円です。学部によっては追加費用もかかります。
詳しくは、大学公式ホームページの入学者納入金一覧をご確認ください。
日本大学卒業後の進路
日本大学の2023年度卒業生の進路は学部・学科によって異なるものの、就職率が最も高いのは理工学部・土木工学科で99.3%、続いて医学部・医学科が97.6%、生産工学部・環境安全工学科が97.0%です。
大学院進学率が最も高いのは理工学部で24.9%、続いて工学部が13.9%、生産工学部が13.8%です。
就職支援スタッフによるサポートや合同企業研究会・就職セミナー、公務員試験対策講座、独自の就職支援サイトなど、学生を支援する体制が整っていることが就職率の高さにつながっているといえるでしょう。
日本大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ
日本大学の実際の雰囲気が知りたい方は、オープンキャンパスへの参加がおすすめです。オープンキャンパスの日程は各学部によって異なりますが、6~10月頃に行われます。月をまたいで複数回実施している学部や、夏季・秋季に分けて実施している学部もあります。
いずれも学部説明会や模擬授業、キャンパスツアー、学部独自のイベントなどさまざまな企画が用意されていますが、事前予約制のイベントも多めです。参加を検討している方は、各学部の公式ホームページをチェックしておきましょう。
また、遠方在住でオープンキャンパスへの参加が難しい場合は、全国で実施されている進学相談会や合同入試説明会への参加もおすすめです。
日本大学に合格するための勉強方法
ここからは、日本大学に合格するための勉強方法をご紹介します。
日本大学に入るにはどのような対策をすればいい?
日本大学の偏差値は45~68、大学入学共通テスト得点率は40~77%です。学部・学科によっても異なるものの、全体的な難易度は標準レベルといえます。
ただし、法学部や医学部など、難度が高い学部もあるため注意が必要です。
日本大学の入試対策で重要なのは、徹底的に基礎を固めることです。単語・熟語や文法など基礎的な知識が問われる場合が多く、さまざまな形式で出題されるケースもあります。そのため、苦手分野を作らないように学習に取り組むことが大切です。
学部によっては、深く考え込む時間がないこともあります。解ききれなかった1問、もしくはちょっとした計算ミスが合否を分けるケースもあるでしょう。
受験期の過ごし方と勉強のコツ
日本大学に合格したいなら、高校3年生の受験期をどう過ごすかが大切です。やみくもに机に向かって勉強するだけだと時間を無駄に消費してしまい、苦手分野を残したまま入試本番を迎えることになるかもしれません。
そうならないためにも、下記を参考に1年間のスケジュールを立て、計画的に受験勉強を進めましょう。
- 春(4~5月):基礎を徹底的に固める時期です。応用問題に取り組むには基礎知識が欠かせないため、教科書を中心に進めます。英単語や文法など、暗記が必要なものも早い段階から取り組みましょう。苦手分野の洗い出しを行うのもこの時期です。
- 夏(6~8月):勉強時間をしっかり確保できる夏休みは、苦手分野を克服するのに最適な時期です。苦手分野をつぶしながら、基礎の総復習を進めましょう。「週に問題集を○ページ進める」など、短期的な目標を設定するとモチベーションを維持しやすくなります。
- 秋(9~11月):これまでに培った基礎力を活かして、応用力を鍛える時期です。間違えた問題はそのまま放置せず、間違えた原因や同じミスをしないための方法を考えましょう。大学入学共通テストを受験する場合は、この時期から対策を始めます。
- 冬(12月~):入試本番に向けた実践的な演習を積む時期です。過去問を繰り返し解く、試験時間内に問題を解ききる練習をするなど、最後の仕上げをしていきます。
日本大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう
1人でも受験勉強はできますが、すべて自分の裁量で進められる分、継続する強い意志がないと非常に厳しい戦いとなるでしょう。
そのため「効率的に勉強したい」「独学での受験は不安」という方は、予備校の利用がおすすめです。
予備校であれば、不安な点が出てきても講師陣にサポートしてもらえます。一緒に勉強する仲間もいるため、モチベーションも保ちやすいでしょう。
ただし、授業を受けただけで勉強した気になってしまう可能性があるため、「予備校に行けば安心」と考えるのは危険です。授業がどんどん進み、次第についていけなくなる場合もあるかもしれません。
四谷学院のカリキュラムのご案内
予備校の授業にありがちな欠点を補えるのが、科目別能力別授業と55段階個別指導を組み合わせた四谷学院独自の学習システム「ダブル教育」です。
科目別能力別授業
予備校では、志望校や入塾テストの点数に応じてクラス分けされるのが一般的です。しかし、四谷学院の科目別能力別授業では、科目ごとの習熟度に合わせてクラス分けされるため、どの科目でも最適な環境で勉強できます。
授業についていけなくなる心配がなく、簡単すぎると感じることもありません。
55段階個別指導
科目別能力別授業で身につけた理解力をもとに解答力を伸ばすのが、55段階個別指導です。
55段階個別指導では、過去の入試問題を分析して作られた55テストを通して、「細部まで理解できているか」「表現方法は適切か」などを細かくチェックしていきます。適切でない表現がある場合は、講師がその場で解説してくれるため、無理なく解答力を伸ばせます。
日本大学に合格するには丁寧に解く力が重要!
【日本大学の入試概要】
- さまざまな選抜方法が用意されており、一般選抜だけでも4つの入試方式がある
- 難易度は学部・学科によって異なるが、全体的に見れば標準レベル
【日本大学の入試データまとめ】
- 一般選抜(N全学統一方式の第1期)の実質倍率は1.0~9.7倍(2024年度)
【勉強方法まとめ】
- 基礎固めが重要
- 問題数が多い場合もあるため、時間配分に注意
日本大学の難易度は標準レベルですが、学部・学科によっては難度が高い場合もあります。基礎を徹底的に固めつつ、時間配分を意識しながら過去問や問題集に取り組みましょう。
四谷学院のダブル教育では、自分の学力に合った授業を受けられます。効率的に学習したい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※本記事でご紹介した情報は2025年3月26日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!
大学受験を成功させるには、自分に合った予備校選びが大切です。口コミやパンフレット、インターネット上の情報だけで判断せず、実際に説明会・相談会へ参加し、自分の目で確かめることをおすすめします。
以下の記事では、説明会・相談会に参加する際にチェックすべきポイントや、不安の解消法などを解説しています。ぜひ参考にしてください。