※赤本ばかり解いてる人、要注意!

最終更新日:2018/12/05

※この記事は約4分で読めます。

こんにちは、四谷学院で受験コンサルタントをしている奥田です。

毎年色々な生徒を見ていると、「○○な生徒って、こういう傾向あるな」というのが自分の中で確立されてきます。予備校あるあるみたいなやつですね。
今日はそんなあるあるの中から「赤本(過去問)あるある」についてお話します。

赤本あるあるとは?

赤本についての予備校あるあるは、こんなことです。

過去問に早くから取り組み始める生徒ほど、思うように結果が出ない。

過去問とは、実際にその大学で過去に出題された問題なわけですが、その赤本を解きまくっているのに、なぜか結果に繋がらない(つまり合格できない)人がいます。

いったいなぜなのでしょうか?

赤本を解く3大メリットはこれだ!

赤本に取り組むこと自体は、もちろん悪いことではありません。
というか、全く取り組まずに受験に向かう生徒は今まで見たことがありません(笑)。

赤本に取り組むメリットは主に3つあります。
 

メリット1.出題傾向が分かる
実際にその大学が出題している問題なので、どの分野の出題が多いだとか、ある程度傾向が把握できます
傾向を把握できれば、事前に対策もできますね。

 

メリット2.時間配分が考えられる
どのくらいの量の問題数なのか?
小問が多いのか?それとも大問が数問出るのか?
そういったことを把握すれば、それぞれにどの程度の時間をかけることができるか、時間配分を考え、戦略を練ることができます。

 

メリット3.合格最低点と比較できる
赤本にはたいてい、過去のデータが載っています。
合格最低点や合格者平均点、それらと比較して自分はどれくらいだったのかを把握が出来ます。
ただし、多くの過去問は配点を載せていないので、正確な自己採点は出来ません。
あくまで正答率で判断することになります。

配点が高い難問をミスしている可能性が高いので、合格最低点+10%の得点率を目指しましょう。

 

赤本こんな「思わぬ落とし穴」に注意!

「なんだ、赤本解くのって良いことばかりじゃん!」

と思う人もいるでしょうが、あくまでこれは適切に使いこなせばの話です。

先ほど言ったように、赤本は解きまくっても結果に繋がるわけではないのです。

なぜ結果に繋がらないのか?
それは、赤本を解きまくる人は赤本の落とし穴に気付いていないからです。

赤本の落とし穴1.赤本を信用しすぎる
赤本に載っている問題は所詮過去の問題です。
過去出題されているから今年も出そう。と考える人がいますが、
過去出題されているからこそ、今年は全く同じ問題は出るわけがないのです。
あくまで参考にしかならない。ということを踏まえて使いましょう。

赤本の落とし穴2.時間をかけすぎる
赤本を腕試しとして使うのは良いのですが、それに時間を無駄に使いすぎる人が多いです。
赤本に載っている過去問には、解けなくてはいけない問題だけでなく解けなくて良い問題も含まれています。
いわゆる悪問というやつですね。悪問に時間をかけていては、いつまでたっても合格には近づけません。
それよりも、解けなくてはいけない問題を解けるようにするのが遥かに重要です。
時間をかけすぎないようにしましょう。

赤本の落とし穴3.無計画にやりがち
腕試しとして使うのは間違っているわけではないのですが、
「とりあえずやってみよう」と無計画に取り組みがちな人が多いです。
しっかりどのタイミングでどの大学の何年度の過去問に取り組み、いつ復習するかまで計画を立てていかないと、力がないときにただ解いてしまい、さらには直前期に何もやる過去問が無い。ということになります。

四谷学院では赤本は秋以降に取り組むように推奨をしています。(個人差はありますが)
受験をわかっている人にしっかり相談し、適切な時期に過去問に取り組めるようにしましょう。

さて、皆さんはこの落とし穴にはまってませんでしたか?
(これからはまろうとしていた人もいるかもしれませんね。)

この落とし穴にはまらないよう、計画を立てて、復習もこなしつつ、赤本に取り組むようにしましょう。

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