こんにちは!四谷学院の奥野です。
大学入学共通テスト本番が近づくと、不安や緊張を感じる方も多いでしょう。落ち着いて試験に臨むためには、持ち物の事前準備が大切です。
本記事では、大学入学共通テストに必要な持ち物や、あると便利なアイテムをご紹介します。また、試験に持ち込めない物や、忘れ物をした場合の対処法についても解説するので、本番で焦らず実力を発揮できるよう、事前にぜひチェックしてください。
目次
大学入学共通テストで絶対に必要な持ち物

■この「マークシート用紙」は撮影用にデザインしたオリジナルです。
大学入学共通テストに必要な持ち物は、以下のとおりです。
- 受験票・写真票
- 筆記用具(鉛筆、シャープペンシル、消しゴム、鉛筆削り)
- 腕時計
- 身分証明書(学生証)
- 交通系ICカード、現金
- 眼鏡、コンタクトレンズ
- 常備薬
- 上履き
- 雨具
- お昼ごはん
受験票・写真票
受験票と写真票は、それぞれ同じ本人写真を貼り付けたうえで持参する必要があります。
これらは、出願した年の12月中旬までに大学入試センターから送付されるため、紛失しないように注意してください。
万が一紛失した場合は、受験日までに大学入試センターで再発行の手続きを行いましょう。
また試験会場では、受験票・写真票の写真をもとに本人確認を行います。そのため、当日の服装や髪形は写真とできるだけ同じにする必要があります。
眼鏡の着用など、写真と異なる装いをする場合は、当日に試験監督者へ申し出てください。
筆記用具
大学入学共通テストでは、筆記用具として「鉛筆」「シャープペンシル」「消しゴム」「鉛筆削り」の持ち込みが可能です。
- 鉛筆
試験には、H、F、HBの黒鉛筆と、鉛筆キャップを持ち込むことができます。マークシートの読み取りエラーを防ぐため、最も濃い「HB」の使用がおすすめです。
ただし、格言などが印字されている鉛筆は使用できません。
また、試験中に芯が折れたり、鉛筆を落として紛失したりする可能性を考慮して、5本程度持参すると安心です。
- シャープペンシル
マークシートの塗りつぶしには、シャープペンシルの使用が禁止されています。ただし、問題を解く際の計算やメモに使用できるため、予備として持参するとよいでしょう。
- 消しゴム
消しゴムは、プラスチック製の物を2個程度用意しましょう。
また、マークシートに消し跡が残ると、正しく読み取られない可能性があるため、軽い力でしっかり消せる消しゴムを選ぶのがおすすめです。
- 鉛筆削り
鉛筆削りは、小型であれば試験中の使用が認められています。ただし、電動式や大型の鉛筆削り、ナイフ類の持ち込みはできません。
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腕時計
試験会場に時計が設置されていない場合や、座席の位置によって時計が見えにくいことがあるため、腕時計を持参する必要があります。
ただし、秒針の音がする腕時計は試験で使用できません。シンプルなアナログ式の腕時計を用意しましょう。
腕時計をはじめとする電子機器については、持ち込みについて細かいルールがあります。
詳しくは後述する「大学入学共通テストで使用が禁止されている物」をご覧ください。
身分証明書
受験票を忘れた場合、試験会場の本部で仮受験票を発行してもらう際に、身分証明書が必要です。身分証明書としては、写真付きの学生証を持参すれば問題ありません。
交通系ICカード、現金
公共交通機関を利用する場合は、交通系ICカードや現金の準備が必要です。
交通系ICカードは、当日に残高不足で慌てないよう前日までに確認し、不足している場合はチャージしておきましょう。
また、交通機関が利用できない場合に備えて、試験会場までのタクシー代程度の現金を用意しておくこともおすすめします。
眼鏡、コンタクトレンズ
会場の広さによっては、黒板や時計が遠くて見えにくい場合があります。そのため、普段は眼鏡をかけていない方も、念のため持参しておくと安心です。
また、コンタクトレンズをつけている場合は、予備も持参しましょう。
常備薬
試験の当日は、緊張から体調が悪くなることがあります。そのため、鎮痛剤や胃腸薬などの常備薬を持参すると安心です。
また、持病がある場合も必ず薬を持参しましょう。
上履き
会場によっては、上履きが必要な場合があります。受験票に「上履き持参」と記載があれば、上履きと外履きを入れる袋を持参しましょう。
雨具
急な天候の変化に備えて、折り畳み傘やレインコート、濡れた物を入れるビニール袋を用意しておきましょう。
お昼ごはん
試験会場によっては、近くにコンビニエンスストアやスーパーマーケットがない場合があります。そのため、試験が午後にまたがる場合は、昼食や飲み物を事前に準備し、持参しましょう。
昼食には、消化がよく、普段から食べ慣れている物を選ぶのがおすすめです。
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大学入学共通テストにあると便利な持ち物
大学入学共通テストを受験する際は、以下のアイテムがあると便利です。
- 温度調節グッズ
- 軽食
- リラックスグッズ
- ハンカチ
- ティッシュ
- 予備のマスク
- 生理用品
温度調節グッズ
試験会場が暑すぎる、または寒すぎる場合、試験に集中できずに十分な実力を発揮できない可能性があります。そのため、ひざかけやカイロ、上着など、温度調整できるアイテムを用意しましょう。
ただし、試験中にこれらを使用したい場合は、試験開始前に試験監督者へ申し出る必要があります。
軽食
長時間試験を受け続けると、脳が疲れやすくなります。そのため、休憩時間に食べられるチョコレートや飴、ラムネなどを用意しておくと、手軽に糖分を補給できて便利です。
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リラックスグッズ
休み時間にリラックスグッズを活用すると、次の試験に向けて集中力を高めることができます。
例えば、音楽を聴くためのイヤホンや、周囲の音を遮る耳栓などがおすすめです。ただし、これらは試験中の使用が認められていないため、注意しましょう。
その他
ハンカチやティッシュ、予備のマスク、生理用品なども必要に応じて用意しましょう。
大学入学共通テストで使用が禁止されている物
大学入学共通テストには、試験中の使用が禁止されている物があります。これらを使用すると、不正行為とみなされる恐れがあるため、注意が必要です。詳細は、受験票とともに送付される「受験上の注意」をよく確認してください。
試験中の使用が禁止されている主な物は、以下のとおりです。
補助具 | 定規、コンパス、分度器、電卓、そろばん、グラフ用紙など |
時計 | 計算機能・辞書機能など付いた時計、スマートウォッチ |
電子機器 | スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、スマートグラス、電子辞書、ICレコーダー、イヤホン、音楽プレーヤーなど |
その他 | 参考書、自作のノート、耳栓(使用許可がある場合を除く) |
また、スマートフォンのアラーム音や着信音、振動音がすると不正行為とみなされる可能性があります。そのため、スマートフォンの電源は、試験前に必ず切っておきましょう。
さらに、英文字や地図がプリントされた服の着用も禁止されています。
もしも大学入学共通テスト受験時に忘れ物に気付いたら
万が一忘れ物をした場合は、落ち着いて対応することが大切です。ここでは、受験票・写真票や筆記用具を忘れた際の対処法をご紹介します。
受験票・写真票を忘れた場合
受験票を忘れた場合でも、仮受験票を発行してもらえますが、手続きに時間がかかります。そのため試験会場に到着したら、速やかに試験場本部へ申し出て、指示にしたがってください。
筆記用具を忘れた場合
筆記用具を忘れた場合、試験会場で借りられることがあるため、早めに試験監督者または係員に相談しましょう。
ただし、必ず借りられるとは限りません。その場合は、試験会場内の売店や、近くのコンビニエンスストアなどで購入しましょう。
まとめ
大学入学共通テスト当日に必要な持ち物や便利アイテム、使用が禁止されている物について解説しました。事前に必要な持ち物をチェックし、しっかり準備しておけば、落ち着いて当日を迎えることができます。
万が一忘れ物をした場合は、慌てずに試験監督者や係員に相談しましょう。
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