南山大学の受験対策!難易度や合格に向けての勉強法を解説

  公開日:2021/11/26
最終更新日:2022/04/08


※この記事は約12分で読めます。

南山大学は、愛知県名古屋市に本部を構える私立大学です。宣教師ヨゼフ・ライネルスが設立した南山中学校(旧制)を起源とし、南山外国語専門学校を経て、1949年に南山大学として開校しました。現在8学部18学科を擁する、共学としては中部地方唯一のカトリック系ミッションスクールです。

この記事では、南山大学の入試の特徴や難易度、倍率、合格するための効率的な勉強方法をご紹介します。南山大学の受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2021年11月26日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

南山大学の入試問題で問われる能力

初めに、南山大学が求めている人物像と、入試の難易度について解説します。

 

南山大学はどのような人材(学生)を望んでいるのか

南山大学を運営している南山学園は、カトリックの修道会「神言会」を母体としており、「キリスト教世界観に基づく学校教育を行い、人間の尊厳を尊重かつ推進する人材の育成」を建学の精神としています。

そのような南山大学では、アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)を、次のように定めています。

南山大学では、教育モットーである「人間の尊厳のために」(Hominis Dignitati)を具現化するビジョンとして、「人種、障がい、宗教、文化、性別など様々な違いを認識し、多様性を前提とした人間の尊厳、他者の尊厳を大切にし、人々が共生・協働することで、新たな価値の創造に貢献する」ことを掲げています。

このビジョンの下、ディプロマ・ポリシーにおいて具体的に示した力を、涵養可能な人材を受け入れること、すなわち、入学後に各学部での専門性に応じた知識や技能を身につけるに十分な可能性を有するかどうかを確認するために、以下の入学試験(審査)を実施します。教育課程を修めるに十分な「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」を有するかどうかを多面的・総合的に評価し、上記の違いに関わらず、大学の教育モットーの具現化に貢献しうる多様な入学者を受け入れます。

引用:南山大学3つのポリシーより一部抜粋

南山大学では、学部・学科ごとのアドミッション・ポリシーをはじめとした3つのポリシーが、詳細に定められています。受験を考える場合は、あらかじめ南山大学HP「3つのポリシー」からご確認ください。

 

南山大学入試の特徴

南山大学では、最も募集人員の多い一般入試をはじめ、さまざまな入試方法を導入しています。おもな入試方法は以下のようになっています。

  • 一般入試
    多くの受験生が受験する、スタンダードな入試方法です。学部ごとに指定された日程で受験しますが、同日に受験できるのは1学部1学科(もしくは1コース)のみ。ただし受験日が異なる学部・学科は併願が可能です。試験会場は、名古屋市にある南山大学のみとなっています。
  • 全学統一入試
    すべての学部・学科を、同一日程、共通問題で受験できる方法です。試験は3科目で、文系型(地歴数学、国語、外国語)か理系型(理科、数学、外国語)のいずれかを選択して受験します。1回の受験で複数の学部・学科に出願可能で、複数学科を志望する場合は、受験料の割引もあります。試験会場は、名古屋・札幌・仙台・東京・富山・大阪・広島・福岡など全国14か所で用意される予定ですが、受験される場合は最新の入学試験要項でご確認ください。

    なお、共通問題で受験しますが、試験方式は「個別学力試験型(3教科の個別学力試験の成績のみで合否判定)」と「共通テスト併用型(大学入学共通テストと、2教科の個別学力試験の成績で合否判定)」の2方式があります。

  • 共通テスト利用入試
    大学入学共通テストの成績のみで、合否判定を行ないます。前期3科目型、前期5科目型、後期の3方式があります。
  • 総合型入試
    さまざまな独自評価により、合否判定をする入試方法です。・総合型入試(資格・検定試験活用型)
    外国語学部で行なわれます。外国語の資格・検定で条件を満たしている人を対象に、書類審査や小論文、面接により総合的に評価します。・総合型入試(プレゼンテーション型)
    総合政策学部、国際教養学部で行なわれます。プレゼンテーションや小論文、自己PRにより、論理的思考力や表現力を評価します。

    ・総合型入試(共通テスト利用型)
    国際教養学部で行なわれます。共通テストの成績に加え、グループディスカッションや面接を課すことで、論理的思考力や判断力、日本語や英語による表現力を評価します。

詳細な内容やその他の受験方式は、南山大学HP「入試方式一覧」か、最新の募集要項をご覧ください。

 

南山大学入試の概要


ここからは、南山大学の入試概要を解説します。

 

受験資格について

南山大学の受験資格は、入試方式によってそれぞれ定められています。基本的な受験資格は以下のようになっています。

  1. 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者および入学年の3月に卒業見込みの者
  2. 通常の課程による12年の学校教育を修了した者および入学年の3月に修了見込みの者
  3. 高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者および入学年の3月31日までにこれに該当する見込みの者

また、こちらの受験資格は他の入試方式においても共通項目となっていますが、その他の要件が追加されている受験方式もあります。詳細は、受験する方式の最新の募集要項でご確認ください。

 

試験科目や合格要件

南山大学の試験科目は、全学統一入試は文系・理系別に共通問題で行なわれますが、一般入試やその他の入試では、方式ごとに細かく指定されています。受験を考える場合は、早めに詳細を確認しておきましょう。

ここでは、一般入試での試験科目について、一部の学部・学科を抜粋してご紹介します。
なお、以下のデータはすべて2021年11月26日現在のものです。

 

人文学部

【キリスト教学科、人類文化学科】

教科 出題範囲 配点
地理歴史 日本史B、世界史Bのいずれか1科目選択 100
外国語 コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ 150
国語 国語総合、現代文B、古典B

※ただし古文・漢文はいずれか一方を選択

150
合計 400

 

総合政策学部

教科 出題範囲 配点
国語 国語総合、現代文B、古典B

※ただし古文・漢文はいずれか一方を選択

150
地理歴史・数学 日本史B、世界史B、数学(数学Ⅰ、数学Ⅱ)のうち、いずれかを選択 150
外国語 コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ 150
合計 450

 

理工学部

【ソフトウェア工学科、データサイエンス学科、電子情報工学科、機械システム工学科】

教科 出題範囲 配点
理科 物理基礎・物理、または化学基礎・化学から、大問毎にいずれかを選択して解答 500

※理科200点、数学200点のうち、高得点の方を1.5倍(300点)にし、200点+300点で500点満点とする

数学 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(数列、ベクトル)
外国語 コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ 100
合計 600

※上記は、2022年度 一般入試の情報です。
最新の情報は、大学公式HPで必ずご確認ください。

なお、理工学部は第2志望制となっており、第1志望の学科で合格基準点に満たない場合でも、第2志望の学科で満たしていた場合は、第2志望の学科で合格となります。

 

出願者数や合格者数のデータ

南山大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは2021年度一般入試の結果です。

学部 募集人数 志願倍率 志願者数 合格者数
人文 340 2.5 1546 626
外国語 390 2.4 1380 571
経済 275 2.5 1453 582
経営 270 2.9 1162 400
275 2.3 980 430
総合政策 275 4.5 1506 337
理工 270 3.9 1434 364
国際教養 150 2.6 510 194

参照:南山大学 2021年度入試結果 (PDF)

 

各科目の試験問題の特徴や難易度

南山大学の入試対策には、試験問題の特徴や傾向をつかむことが大切です。ここでは、南山大学の試験問題の特徴を、科目ごとに一部ご紹介します。

 

英語

南山大学は語学教育に力を入れており、入試でも英語対策が重要視されています。
大問は学部により4問~6問と差があり、外国語学部・国際教養学部ではリスニングが1問出題されます。

大問のうち、長文読解は1問のみで、それ以外は空所補充問題や択一問題、正誤問題になるため、語彙、文法、語法などの力が必要とされます。

 

数学

文系学部のA方式では大問2つ、理工学部をはじめとしたB方式では大問3つの出題です。いずれも空所補充問題が1問と、数列や微分積分、図形問題などを中心とした典型的な記述問題が出題されます。

問題数が少なく、標準的な内容とされますので、取りこぼしのないように幅広い領域の基本問題を徹底して身に付け、確実に解答できるようにしておきましょう。

 

国語

大問は5問ですが、そのうち3問が現代文で、残りの2問は古文・漢文の選択問題です。実質4問の出題なので、現代文の対策が重要になってきます。

現代文では、3問とも評論の場合が多く、それ以外では随筆が頻出です。いずれも文章にボリュームがあり、問題数も多め。マークシート式と記述式の解答があり、記述には漢字の書き取りなども含まれます。

古文は幅広い分野から出題され、文法や主語の判別や和歌についての設問が頻出。漢文も幅広く出題されますが、古文よりも問題が長く、固い内容になっているので、より読解力が必要とされます。

 

南山大学入試の難易度

南山大学の偏差値は、全体で47.5~60.0です。具体的には、人文学部で50.0~55.0、外国語学部で50.0~60.0、理工学部で47.5~50.0となっています。大学入学共通テストの得点率は60%~84%です。
参照:大学受験パスナビ

ちなみに、南山大学は愛知県内の私立文系大学のトップといわれており、関東のMARCH、関西の関関同立といった位置付けの大学となっています。

 

南山大学に合格するための勉強方法


ここからは、南山大学に合格するための勉強方法をご紹介します。

 

南山大学に入るには、何をすればいい?

南山大学は私立大学なので、一般入試を中心に、多様な入試方法が選べることが特徴です。合格のチャンスが複数回与えられているので、試験内容を見て、より有利な方法を選びましょう。

受験生は過去問などから自分の志望する学部・学科で求められる学習内容を絞り込み、集中的に勉強して入試に臨むので、1点の差、1つのミスが合否を分ける事態になりがちです。

基礎を徹底するのはもちろんのこと、どれだけミスなく解き切るかが問われます。

 

受験期の過ごし方

高校3年生の1年間をどう過ごすかで、合否の確率が変わってきます。無計画に勉強するのではなく、受験本番までの長期的なスケジュールを立て、受験勉強を進めましょう。

  • 春(4〜6月):基礎を徹底して身に付ける時期。教科書を中心に丁寧に学習しましょう。単語集や用語集を使って、早い時期から暗記ものを進めておくのが大切です。また、この期間に苦手分野の洗い出しをしておきましょう。
  • 夏(7〜9月):夏は、苦手分野を克服する時期。まとまった学習に取り組めるので、成績アップを狙いましょう。夏休みには「1日に問題集を10ページ進める」など、短期的なスケジュールも活用し、積極的に学習を進めてください。
  • 秋(10〜12月):大学入学共通テストの対策を始める時期。共通テスト対策は基礎固めになり、私大入試にも有効です。また、演習を積んで応用力も磨いておきましょう。
  • 冬(1月〜):入試直前になれば、過去問を集中的に学習しましょう。出題傾向や時間配分をつかみ、最後の仕上げをします。

 

予備校で勉強する場合

自分1人で受験勉強に取り組むのは、継続する意志と情報収集力がないと、予想以上に厳しい戦いになります。しかし「予備校にさえ通っていれば安心」とも言い切れません。

その理由は、集団授業。大手予備校ともなれば、一度に多数の生徒が同じ授業を受けることも少なくありません。集団授業の雰囲気に飲まれ、講師の授業を受け身で聞いてわかった気になっているだけの場合もあり、知識が定着しない心配があります。

また、集団授業の中で、苦手分野が取り残される可能性もあります。授業でわからなかったところは、授業後に自分で講師に聞きに行くなどの積極性がないと、苦手の解消につながらず、思うような学習の効果が出ないことがあります。

 

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校の授業に起こりがちな欠点をカバーしてくれるのが、四谷学院の「ダブル教育システム」です。ダブル教育システムで取り入れている「2つのポイント」をチェックしてみましょう。

 

科目別能力別授業

大抵の予備校では、志望校やテストの総合得点でクラス分けします。そのため、苦手科目の授業についていけなかったり、得意科目の授業が物足りなかったりする「科目ごとのレベルの不一致」が起こりがち。

四谷学院の科目別能力別授業は、科目と能力の2つでクラス分けするのが特徴です。つまり科目ごとに自分に合ったレベルの授業が受けられる仕組み。自分のレベルに合った授業を受けられるので、無理なく理解が進み、効率的に成績向上を目指せます。

 

55段階個別指導

科目別能力別授業で得た理解を、解答力につなげるのが55段階個別指導です。

55段階個別指導では、過去の入試問題を徹底分析して作られた55テストを受験し、理解に穴があるところ、考え方が不完全なところ、表現が不適切なところを段階的にチェック。解答力が身についているかを確認しながら、級を進めていきます。中学レベルから東大レベルまでの55段階を、スモールステップで無駄なく学べるよう体系化して指導しています。

 

南山大学入試は丁寧に解く力が重要!

【南山大学の入試概要】

  • 一般入試や、共通問題で受験する全学統一入試など多彩な入試方式。
  • 難易度はやや平易〜やや難。

【南山大学の入試データまとめ】

  • 倍率は2.3〜4.5倍(志願倍率)。学部・学科で差はあるが、一般入試では2~3倍。

【勉強方法まとめ】

  • 試験科目が少ないので、必要な教科・科目を集中的に学習する。
  • 過去問を使って傾向をつかみ、時間配分の練習もしておく。

南山大学は、中部地区ではMARCHや関関同立のようなポジションにあり、ハイレベルな戦いになりやすい大学です。基礎を徹底したうえで、いかにミスを少なくして問題を解くかが重要になってきます。そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育システム」。

自分のレベルに合った授業で、効率的な成績向上が望めます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2021年11月26日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。


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