山形大学の受験対策!難易度や合格に向けての勉強法を解説

  公開日:2021/11/26


※この記事は約13分で読めます。


山形大学は、山形県山形市に本部を置く国立大学です。山形高等学校、山形師範学校など5つの教育機関を母体として、昭和24年(1949年)に設立されました。人文社会科学部、医学部、農学部など6学部を有し、県内4か所のキャンパスでは地域の特性に合った学部を配置し、教育・研究を行なっています。

この記事では、山形大学の入試の特徴や難易度、倍率、合格するための効率的な勉強方法をご紹介します。山形大学の受験を考えている方、勉強しているのに成績が伸び悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2021年11月26日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

 

山形大学の入試問題で問われる能力

初めに、山形大学が求めている人物像と、入試の難易度について解説します。

 

山形大学はどのような人材(学生)を望んでいるのか

山形大学は教育の基本理念として、3つの使命(地域創生、次世代形成、多文化共生)とともに、「自然と人間の共生」をテーマにした5つの理念を掲げています。

【山形大学の5つの理念】

  • 学生教育を中心とする大学創り
  • 豊かな人間性と高い専門性の育成
  • 「知」の創造
  • 地域創生及び国際社会との連携
  • 不断の自己改革

引用:山形大学HP 山形大学の基本理念

このような基本理念を掲げる山形大学の入学者の受入方針(アドミッション・ポリシー)は次のようになっています。

山形大学は、教育目標に定める人材を育成するため、高等学校等の教育課程の教科・科目の習得により培われた基礎学力を備え、主体的に学習や研究に取り組むための3つのC(Challenge:挑戦意欲、Cooperation:協同意欲、Contribution:社会貢献意欲)を持つ人を受け入れます。このような学生を適正に受け入れるために、多様な方法で選抜を実施します。

引用:山形大学HP 入学者の受入方針(アドミッション・ポリシー)(PDF)

山形大学の入学者の受入方針(アドミッション・ポリシー)では、「3つのC」がポイントになっており、とてもユニーク。学部、学科ごとに「求める学生像」として、「3つのC」を詳細に定めているのが特徴的です。

例えば人文社会科学部の求める人物像では、「3つのC」について、次のように記述しています。

【人文社会科学部 求める人物像】
Challenge:人文社会科学の諸分野に対する強い関心と勉学への意欲を持っている人
Cooperation:多様な価値観を尊重し、協調性を持って、倫理的に行動できる人
Contribution:活力ある社会の実現に貢献する意欲を有する人

山形大学の受験を考えている人は、ぜひ志望学部、学科の「3つのC」を調べてみてください。
参照:山形大学 令和4年入学者選抜要項(PDF)

 

山形大学入試の特徴

山形大学は国立大学なので、基本的には大学入学共通テストを受験し、その後個別学力検査を受験する「一般選抜」が基本的な受験方法です。その他にも導入されている選抜方式があり、順にご紹介します。

  • 一般選抜
    大学入学共通テストで指定された教科・科目を受験後、個別学力検査を受験する方式で、前期日程と後期日程があります。

    受験者の多い前期日程の個別学力検査では、おおむね1教科~2教科を受験しますが、医学部医学科では4教科が課せられるなど、学部・学科により試験内容が異なります。面接や総合問題が入っている場合もありますので、詳細は最新の入学者選抜要項で早めに確認してください。

    なお選抜は、学科単位か、学科内のコース単位かのいずれかで行なわれます。

  • 総合型選抜
    一部の学部・学科で行なわれる選抜方式で、合格した場合は原則として入学手続きを行ないます。

    試験内容により、3つのパターンがあり、それぞれ対象になる学部は次のとおりです。
    1. 総合型選抜Ⅰ(大学入学共通テストなし)
    出願書類による第1次選抜→学力検査やその他での第2次選抜で合否判定。
    対象は、人文社会科学部、地域教育文化学部、工学部(フレックスコース)。

    2. 総合型選抜Ⅱ(大学入学共通テストなし)
    学力検査や出願書類などの第1次選抜→学力検査やその他での第2次選抜で合否判定。
    対象は、工学部(昼間コース)、農学部。

    3. 総合型選抜Ⅲ(大学入学共通テストあり)
    学力検査やその他課題、大学入学共通テストの成績で合否判定。
    対象は、理学部、工学部(昼間コース)。

  • 学校推薦型選抜
    学校長の推薦を持って受験する選抜方式です。学部によっては、1校あたりの推薦人数が決められている場合がありますので、ご注意ください。

    試験方法は次の2つのパターンになります。
    1.学校推薦型選抜Ⅰ(大学入学共通テストなし)
    推薦書、調査書、志望理由書、面接、プレゼンテーション、口頭試問など、規定の方法で選抜されます。
    対象は、人文社会科学部、地域教育文化学部、理学部、工学部(昼間コース)、農学部。

    2.学校推薦型選抜Ⅱ(大学入学共通テストあり)
    大学入学共通テストの成績に加え、推薦書、調査書、志望理由書、面接などから総合的に判定します。
    対象は、人文社会科学部、医学部。

なお、詳細は山形大学 令和4年入学者選抜要項(PDF)などでご確認ください。

 

山形大学入試の概要


ここからは、山形大学の入試概要を解説します。

 

受験資格について

山形大学の受験資格(一般選抜)は、該当年度の大学入学共通テストで指定された教科・科目を受験したうえで、次のいずれかに該当する場合は出願が可能となります。

  1. 高等学校若しくは中等教育学校を卒業した者又は入学年3月卒業見込みの者
  2. 通常の課程による12年の学校教育を修了した者又は入学年3月修了見込みの者
  3. 学校教育法施行規則第150条(第6号を除く。)の規定により、高等学校を卒業した者と同等の学力があると認められる者又は入学年3月31日までにこれに該当する見込みの者
    参照:山形大学 令和4年入学者選抜要項(PDF)

出願資格3で出願を考えている場合は、山形大学での事前審査が必要です。詳しくは山形大学HP「個別の入学資格審査について」(PDF)をご覧ください。

また、その他の選抜方式についてはそれぞれで定められています。必ず入学者選抜要項で確認しておきましょう。

 

試験科目や合格要件

山形大学の試験科目や配点は、大学入学共通テスト・個別学力検査とも、学部・学科・コースにより細かく設定されています。共通テストも学科により選択教科が異なっていますので、受験を考えている場合は、事前にしっかりチェックしておきましょう。

ここでは一般選抜(前期日程)での試験科目などについて、一部学部を抜粋してご紹介します。その他詳細は、令和4年入学者選抜要項(PDF)でご確認ください。

なお、以下のデータはすべて2021年11月26日現在のものです。

 

人文社会科学部

【人文社会科学科 人間文化コース】の場合

区分 大学入学共通テスト 個別学力検査 配点
国語 200 300

(国語総合、現代文B)

500
地歴公民

(世界史B、日本史B、地理B、現社、倫理、政経、倫・政経から2科目)

200 200
数学

(数Ⅰ、数ⅠA、数Ⅱ、数ⅡB、簿、情報から1科目)

100 100
理科

(化学基礎、生物基礎、物理基礎、地学基礎から2科目、または化学、生物、物理、地学から1科目)

100 100
外国語

(英語、独語、仏語、中国語、韓国語より1科目)

200 200
合計 800 300 1,100

 

工学部

【高分子・有機材料工学科】の場合

区分 大学入学共通テスト 個別学力検査 配点
国語 100 100
地歴公民

(世界史A、世界史B、日本史A、日本史B、地理A、地理B、現社、倫理、政経、倫・政経から1科目)

100 100
数学

(数Ⅰ、数ⅠAから1科目、数Ⅱ、数ⅡBから1科目)

300 400

(数Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、数A、B)

700
理科

(化学、生物、物理から2科目)

300 400(選択1科目)

(化学基礎・化学、物理基礎・物理より1科目)

700
外国語

(英語)

200 200
合計 1,000 800 1,800

参照:山形大学 令和4年入学者選抜要項(PDF)

 

出願者数や合格者数のデータ

山形大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは2021年度(令和3年度)一般選抜前期日程の結果です。

学部 募集人数 志願倍率 志願者数 合格者数
人文社会科学 188 2.0 403 197
地域教育文化 93 2.3 241 103
130 2.1 333 161
108 3.0 323 109
357 1.6 657 399
95 2.6 309 118

出典:山形大学HP 令和3年度 入学試験実施状況調(PDF)

 

各科目の試験問題の特徴や難易度

山形大学の入試対策をするために、試験問題の特徴や傾向をつかんでおきましょう。ここでは、山形大学の試験問題(英・国・数)の特徴を一部抜粋してご紹介します。

 

英語

山形大学の英語は、大問2つで構成されており、試験時間は90分です。語注は日本語ですが、設問指示はすべて英語になっているのが特徴です。難易度は標準レベルとはいえ、設問や選択肢が英語なので、出題文の概要を素早くつかみ、必要な個所を正確に読み取るトレーニングが必要になります。

出題形式としては、空所補充・言い換え選択・正誤選択など選択問題が多くなっています。また、日本語で解説をする問題や、下線部和訳などもあり、バラエティに富んだ内容となっています。30~40語の英語で見解を記述する自由英作文も出題されています。

大問は2問ですが、出題形式が多彩なため、時間配分に注意して解答してください。

 

数学

大問4つで構成されています(人文社会科学部は3問)。標準的な内容で、数Ⅰ・数A・数Ⅱ・数B・数Ⅲからまんべんなく出題されます(人文社会科学部と農学部は数Ⅲの出題はなし)。この数年は数列、ベクトル、数学Ⅲの微分・積分は頻出範囲となっていますので、重点的に学習を進めておきましょう。

問題数がやや多く、計算量が多いのが特徴で、計算力や解答スピードが求められます。

 

国語

直近の入試では、大問3つの構成で現代文のみの出題となっています。評論文と小説がバランスよく出題されるので、さまざまな形態の文章に慣れておくのがおすすめです。

出題形式としては、内容の把握や傍線部分説明の選択、漢字書き取り問題、論述問題など幅広い内容となっています。特に論述問題は、端的に内容をまとめ、整った文章が作成できるように、学校の先生に添削してもらうなどして、繰り返し練習しておきましょう。

 

山形大学入試の難易度

山形大学の入試の偏差値は約45.0~62.5、大学入学共通テストの得点率はおよそ55%~88%です。具体的には、人文社会科学部で偏差値50.5~55.0、共テ得点率65%~77%などとなっています。
参照:大学受験パスナビ 山形大学

 

山形大学に合格するための勉強方法


ここからは、山形大学に合格するための勉強方法をご紹介します。

 

山形大学に入るには、何をすればいい?

山形大学の入試で特徴的なのは、大学入学共通テストや個別学力検査で必要な内容が、学部・学科により細かく設定されている点です。選択範囲もそれぞれで定められているので、第一志望で山形大学を受験する場合は、かなり学習範囲を絞り込んで対策を行なう受験生が多いと考えられます。

受験生は過去問などから自分の志望する学部・学科で必要とされる学習内容をつかみ、範囲を絞り込んで勉強し、入試に臨みます。したがって、1つのミスが合否を分ける事態になりがちです。

基礎を徹底するのはもちろん、どれだけミスなく解き切るかが問われます。

 

受験期の過ごし方

受験生となる高校3年生を、1年間どのように過ごすかで合否の確率は変わってきます。手当たり次第に勉強するのではなく、本番までの長期的なスケジュールを立て、効果的に受験勉強を進めましょう。

  • 春(4〜6月):基礎を徹底して身に付ける時期です。教科書を中心に丁寧に学習を進めるとともに、単語集や用語集を使って暗記ものに早めに着手するのが重要です。この期間に、苦手分野の洗い出しもしておきましょう。
  • 夏(7〜9月):夏は、苦手分野を克服する時期です。まとまった学習時間が取りやすいので、成績アップを狙いましょう。夏休みには「問題集を1日10ページ進める」など、短いスパンで具体的なスケジュールをたてて取り組みましょう。
  • 秋(10〜12月):大学入学共通テストの対策を始める時期です。共通テスト対策は、個別学力検査の対策にもなります。課題や問題集をきっちり解き切ることで、基礎固め+応用力を磨いておきましょう。
  • 冬(1月〜):入試直前のこの時期は、過去問を集中的に学習し、出題傾向に慣れておきましょう。個別学力検査対策には、ミスをなくし、時間配分に気をつけて問題を解くようにして、最後の仕上げをします。

 

予備校で勉強する場合

塾や予備校に通わず自力で受験勉強に取り組むのは、継続する意志と計画力、さらに受験についての情報収集力がないと、かなり厳しい戦いになります。しかし「予備校にさえ通っていれば安心」とも言い切れません。

その理由は、予備校の集団授業にあります。大手予備校ともなれば、一度に多くの生徒が集まり、同じ授業を受けることも珍しくありません。講師の授業を受け身で聞いてわかった気になっている場合もあり、思うほど知識が定着していないケースがあります。

また、集団授業に飲まれてしまい、本当に克服したい苦手分野の理解が取り残されることも少なくありません。授業でわからなかったところは、あとから自分で講師に聞きに行くなどの積極性がないと、思うような学習の効果が得られない場合もあります。

 

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校の授業に起こりがちな欠点をカバーしてくれるのが、四谷学院の「ダブル教育システム」です。ダブル教育システムで取り入れている「2つのポイント」をチェックしてみましょう。

 

科目別能力別授業

大抵の予備校では、志望校やテストの総合得点でクラス分けします。そのため、苦手科目の授業についていけなかったり、得意科目の授業が物足りなかったりする「科目ごとのレベルの不一致」が起こりがち。

四谷学院の科目別能力別授業は、科目と能力の2つでクラス分けするのが特徴です。つまり科目ごとに自分に合ったレベルの授業が受けられる仕組み。自分のレベルに合った授業を受けられるので、無理なく理解が進み、効率的に成績向上を目指せます。

 

55段階個別指導

科目別能力別授業で得た理解を、解答力につなげるのが55段階個別指導です。

55段階個別指導では、過去の入試問題を徹底分析して作られた55テストを受験し、理解に穴があるところ、考え方が不完全なところ、表現が不適切なところを段階的にチェック。解答力が身についているかを確認しながら、級を進めていきます。中学レベルから東大レベルまでの55段階を、スモールステップで無駄なく学べるよう体系化して指導しています。

 

山形大学入試は丁寧に解く力が重要!

【山形大学の入試概要】

  • 大学入学共通テストと個別学力検査の一般選抜のほか、総合型、推薦型もあり。
  • 難易度はやや平易〜標準、やや難。

【山形大学の入試データまとめ】

  • 倍率は一般選抜前期日程で1.6〜3.0倍(志願倍率)。学部や学科によって差がある。

【勉強方法まとめ】

  • 学部・学科ごとに学習範囲が絞りこまれているので、教科書や用語集で基礎を丁寧に学習し、繰り返し演習に取り組む。
  • 過去問を繰り返し解いて出題傾向をつかみ、時間配分の練習もしておく。

山形大学は、難易度はそれほど高くありませんが、個別学力検査の科目数も少なめで、ハイレベルな戦いになりやすい大学です。基礎を徹底したうえで、いかにミスなく問題を解くかが重要になってきます。そこでおすすめなのが、四谷学院の「ダブル教育システム」。

自分の学習レベルにあった授業で、効率的な成績向上が望めます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2021年11月26日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。


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