大阪公立大学の受験対策!難易度や合格に向けての勉強法を解説
最終更新日:2023/05/26
こんにちは!四谷学院の奥野です。
日本で最初の市立大学である大阪市立大学と大阪府が運営する大阪府立大学が統合され、2022年4月に「大阪公立大学」となりました。
関東圏での認知度はそれほど高くありませんが、関西圏では名門大学の総称である関関同立と同じくらいの人気を誇る大学です。
この記事では、大阪公立大学に合格するために問われる能力や難易度、入試概要をはじめ、効率の良い勉強法をご紹介します。ぜひチェックしてみてください。
※本記事に記載されている情報は2023年4月15日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
目次
大阪公立大学の入試問題で問われる能力
大阪公立大学は関西圏の受験生にとても人気の大学です。
そんな大阪公立大学はレベルが高いということもあり、「求めている人材もレベルが高いのでは……」と不安に思う方もいるでしょう。
ここでは、大阪公立大学が求めている人材や、入試問題の特徴などをご説明します。
大阪公立大はどのような人材(学生)を望んでいるのか
大阪公立大は「大都市大阪ひいては国際社会の発展に寄与する、人々にとって誇りある大学」を理念として掲げています。その理念に則り、定められている受入れ方針(アドミッション・ポリシー)は以下のとおり。
「人間性豊かで、多様な関心、柔軟な思考力を持ち、科学・産業・文化・社会の発展や持続可能社会の実現に寄与しようとする志を持つ、向学心旺盛で優れた資質を有する学生」
参考:大阪公立大学 学士課程の3ポリシー
さらに、学部ごとに異なるアドミッション・ポリシーが定められているので、気になる方はチェックしてみてください。
大阪公立大入試の特徴
大阪公立大は、基本的に他の国公立大学と同じく、大学入学共通テストの後に個別学力検査が行われる一般選抜の方式がとられています。
ただし、学部によっては専門学科・総合学科卒業生特別選抜や総合型選抜、国際バカロレア特別選抜、学校推薦型選抜など、さまざまな選抜方法が取り入れられています。
選抜方法によっては、自分の強みを活かして有利に入試を進められる可能性もあるので、入学者選抜要項をしっかりチェックしておきましょう。
各科目の試験問題の特徴
大阪公立大の受験対策を効率良く行うためにも、入試問題の特徴や傾向を把握しておくのはとても重要です。ここでは、個別学力検査における各科目の試験問題の特徴や傾向をご説明するので、ぜひ参考にしてください。
英語
前期日程の試験時間は100分で、長文読解2題、和文英訳1題の大問3つで構成されています。長文読解では、英語力だけでなく文の流れから筆者の主張を捉える国語力も求められます。
国語
前期日程の試験時間は、文学部が120分でそれ以外の学部が90分。現代文2題と古典1題の大問3つの構成で、文学部以外は現代文のみの出題です。現代文は評論が出題され、どちらも内容説明問題がほとんど。書かれていることをくみ取って、的確にまとめる能力が求められます。
現代文、古典のどちらも難易度は標準レベル。古典では古文・漢文のどちらも出題されるので注意しましょう。
数学
試験時間は、文系が90分で理系が120分。どちらも大問4つで構成されています。難易度はそれほど高くありませんが、文系はやや難しい問題があり、計算量も多めです。理系は本格的な応用力を試される問題も多いため、丸暗記ではなく、自分で考える力を身に付ける必要があります。
物理
試験時間は1科目であれば90分で、2科目で150分。力学や電磁気、波動などの大問3つで構成されています。出題の傾向が定まっており、難易度も基礎〜標準レベルなので、取りこぼしのないように点数をとることが大切。
教科書を中心に学習すればよいでしょう。
化学
こちらも、試験時間は1科目であれば90分で、2科目で150分。大問3つで構成されています。理論、無機、有機がバランス良く出題されるため、基礎的な事項をまんべんなく学習しておくことが大切です。
また例年、論述問題が出題されるため、記述の練習もしておきましょう。実験問題が出題されることもあります。
生物
こちらも、試験時間は1科目であれば90分で、2科目で150分。大問4つで構成されており、幅広い分野から出題されるのが特徴です。難易度は標準レベルですが、字数が指定される形式の論述問題が多いので、考えや知識をわかりやすくまとめる練習をしておくとよいでしょう。
大阪公立大入試の難易度
大阪公立大の難易度は、学部によっては関関同立と同程度。偏差値は工学部で59~66、理学部で58~64ですが、最も高い医学部では70にもなるなど、学部によって難易度が大きく異なるのが特徴です。
学部 | 偏差値 |
文学部 | 64~68 |
法学部 | 63~68 |
経済学部 | 62~66 |
商学部 | 63~64 |
理学部 | 58~64 |
工学部 | 59~66 |
医学部 | 57~70 |
看護学部 | 60~63 |
農学部 | 58~62 |
獣医学部 | 65 |
生活科学部 | 60~62 |
現代システム科学域 | 59~63 |
大阪公立大試験の概要
ここまで大阪公立大の入試の特徴や難易度について説明してきましたが、受験生にとって最も気になるのは「何点とれば合格できるのか」ということでしょう。
そこでここでは、データから見る大阪公立大入試の概要をご紹介します。
受験資格について
大阪公立大の定めている受験資格は、以下のとおりです。なお、3つ目の「各項目」については学生募集要項に詳しく記載されているので、必要な方は確認してみてください。
(1)高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び入学年の3月卒業見込みの者
(2)通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び入学年の3月修了見込みの者
(3)学校教育法施行規則第150条の規定により、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者として、次の各項目のいずれかに該当する者及び入学年の3月31日までにこれに該当する見込みの者
試験科目や合格要件
大阪公立大の学部ごとの試験科目や配点は、以下のとおりです。なお、ここでは個別学力検査の前期日程における試験科目などについて解説します。
現代システム科学域
<知識情報システム学類(英・数型)>
試験科目や合格要件
科目 | 出題範囲 | 配点 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A、数B | 250 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 200 |
<環境社会システム学類、心理学類(英・国型)>
科目 | 出題範囲 | 配点 |
国語 | 国語総合・現代文B | 200 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 200 |
<教育福祉学類(英・小論型)>
科目 | 出題範囲 | 配点 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 200 |
小論文 | 小論文 | 200 |
<環境社会システム学類、心理学類(理・数型)>
科目 | 出題範囲 | 配点 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数A、数B | 200 |
理科 | 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物、地学基礎・地学から1科目選択 | 200 |
商学部
科目 | 出題範囲 | 配点 |
国語 | 国語総合・現代文B | 160 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数A、数B | 170 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 170 |
経済学部
科目 | 出題範囲 | 配点 |
国語 | 国語総合・現代文B | 150 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数A、数B | 150 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 150 |
法学部
科目 | 出題範囲 | 配点 |
国語 | 国語総合・現代文B | 300 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 300 |
文学部
科目 | 出題範囲 | 配点 |
国語 | 国語総合・現代文B・古典B | 200 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 200 |
理学部
理学部は学科によって選択可能な科目や配点が異なるので、以下をチェックしておきましょう。
<数学科・生物学科・地球学科、生物化学科>
科目 | 出題範囲 | 配点 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A、数B | 200 |
理科 | 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物、地学基礎・地学から2科目選択 | 200 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 100 |
<物理学科>
科目 | 出題範囲 | 配点 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A、数B | 200 |
理科 | 物理基礎・物理と化学基礎・化学、生物基礎・生物、地学基礎・地学から1科目選択 | 200 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 100 |
<化学科>
科目 | 出題範囲 | 配点 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A、数B | 200 |
理科 | 物理基礎・物理と化学基礎・化学 | 200 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 100 |
工学部
科目 | 出題範囲 | 配点 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A、数B | 250 |
理科 | 物理基礎・物理、化学基礎・化学 | 200 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 150 |
農学部
科目 | 出題範囲 | 配点 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A、数B | 200 |
理科 | 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2科目選択 | 300 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 100 |
獣医学部
科目 | 出題範囲 | 配点 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A、数B | 200 |
理科 | 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2科目選択 | 300 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 200 |
医学部
<医学科>
科目 | 出題範囲 | 配点 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数Ⅲ、数A、数B | 300 |
理科 | 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から2科目選択 | 300 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 200 |
面接 | 入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)に基づき、一般的態度・発言内容・コュニケーション能力等の評価を通じて、医師・医学研究者としての適性を判断します。 | – |
<リハビリテーション学科>
科目 | 出題範囲 | 配点 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 100 |
看護学部
科目 | 出題範囲 | 配点 |
国語 | 国語総合・現代文B | 国語・数学から1教科選択(200) |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数A、数B | |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 200 |
生活科学部
生活科学部は学科によって科目が大きく異なるので、以下をチェックしておきましょう。
<食栄養科学科>
科目 | 出題範囲 | 配点 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数A、数B | 150 |
理科 | 物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目選択 | 150 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 150 |
<居住環境学科>
科目 | 出題範囲 | 配点 |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数A、数B | 150 |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 150 |
<人間福祉学科>
科目 | 出題範囲 | 配点 |
国語 | 国語総合・現代文B | 国語・数学から1教科選択(150) |
数学 | 数Ⅰ、数Ⅱ、数A、数B | |
外国語 | 英(コミュニケーション英語I・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ。リスニングは課さない) | 150 |
出願者数や合格者数のデータ
大阪公立大の出願者数や倍率は、以下のとおりです。なお、ここでご紹介するのは、2022年度の一般入試の前期日程におけるデータです。
学部 | 学科 | 出願者数 | 倍率 |
現代システム科学域 | 知識情報システム学類 | 123 | 3.1 |
環境社会システム学類(英・国型) | 148 | 4.9 | |
環境社会システム学類(理・数型) | 66 | 3.3 | |
教育福祉学類 | 87 | 2.9 | |
心理学類(英・国型) | 97 | 4.9 | |
心理学類(理・数型) | 49 | 4.9 | |
商学部 | 365 | 1.8 | |
経済学部 | 337 | 1.8 | |
法学部 | 369 | 2.4 | |
文学部 | 372 | 3.0 | |
理学部 | 数学科 | 80 | 2.7 |
物理学科 | 124 | 2.4 | |
化学科 | 121 | 2.0 | |
生物学科 | 50 | 2.2 | |
地球学科 | 37 | 2.3 | |
生物化学科 | 56 | 2.4 | |
工学部 | 航空宇宙工学科 | 39 | 4.9 |
海洋システム工学科 | 24 | 2.4 | |
機械工学科 | 122 | 2.5 | |
建築学科 | 102 | 4.9 | |
都市学科 | 78 | 2.2 | |
電子物理工学科 | 85 | 2.6 | |
情報工学科 | 172 | 7.2 | |
電気電子システム工学科 | 103 | 4.9 | |
応用化学科 | 36 | 2.4 | |
化学工学科 | 19 | 2.4 | |
マテリアル工学科 | 20 | 2.0 | |
化学バイオ工学科 | 83 | 2.4 | |
農学部 | 応用生物科学科 | 108 | 3.6 |
生命機能化学科 | 128 | 4.3 | |
緑地環境科学科 | 78 | 2.6 | |
獣医学部 | 125 | 3.6 | |
医学部 | 医学科 | 153 | 1.9 |
リハビリテーション学科(理学療法学専攻) | 49 | 3.3 | |
リハビリテーション学科(専攻) | 47 | 3.1 | |
看護学部 | 195 | 2.3 | |
生活科学部 | 食栄養学科(均等型) | 80 | 4.0 |
食栄養学科(理数重点型) | 79 | 3.2 | |
居住環境学科 | 124 | 3.6 | |
人間福祉学科 | 100 | 3.3 |
大阪公立大に合格するための勉強方法
ここでは、大阪公立大に効率良く合格するためにおすすめの勉強方法をご紹介します。
大阪公立大に入るには、何をすればいい?
人気の高い大阪公立大ですが、入試問題は基礎〜標準レベルの科目がほとんど。
つまり、ライバルの受験生もある程度高い点数をとってくる可能性が高い、ということです。1つのミスが合否を分けることにもなりかねないので、教科書や問題集、資料集などを丁寧に学習し、単語や熟語などの基礎的な知識を徹底しておきましょう。
また、解くスピードを求められる科目も多くあります。過去問演習を本番さながらに行って、時間配分の練習をしておきましょう。
また、論述や記述問題も多い傾向にあります。語句の内容を把握しておくのはもちろん、簡潔にまとめられるように、先生や講師などに細かく確認してもらいながら練習するのがおすすめです。
受験期の過ごし方
受験生にありがちなのが、短期間のスケジュールは立てていても、入試までの長期的なスケジュールは立てていない、ということ。「合格」という最終的な目標を効率良く達成するために、以下を参考にしてスケジュールを立ててみてください。
●春(4〜6月):基礎を徹底して身に付けましょう。基礎知識が身についていないと、それ以上のことはできません。教科書を中心に丁寧に学習しましょう。
●夏(7〜9月):夏休みは、苦手分野を潰す期間。秋以降に疑問や苦手分野を持ち越さないように、ここで集中して勉強に取り組んでおきましょう。夏休みだけの短期的なスケジュールを組むのもおすすめです。
●秋(10〜12月):共通テスト対策を始めましょう。大阪公立大は、個別学力検査も共通テストレベルの科目が多いので、共通テスト対策の比重を多めにしてもOKです。
●冬(1月〜):個別学力検査対策を行いましょう。大阪公立大は頻出問題が決まっている科目も多いので、過去問演習を徹底して行うと効果的です。
予備校で勉強する場合
自己管理が徹底できる自信がない場合は、予備校に通うのがおすすめです。
しかし、ただ予備校に通っているだけでは、思うような学習効果は得られません。特に集団授業の場合、ただ聞いているだけで授業時間は終わってしまいがちです。「何を得たいのか」をしっかり意識して聞くことで授業内容の身に付き具合は変わり、成績向上に直結します。
入試で問われる能力は、知識を持っていることではなく、知識を活用できることです。「予備校に通っているから安心」「講師がなんとかしてくれる」などと慢心せず、主体的に学習に取り組む姿勢を忘れずに、予備校に通いましょう。
予備校の注意点・落とし穴については以下の記事もぜひご覧ください。
四谷学院のカリキュラムのご案内
上述したように、一見優れている予備校の授業も、「聞いているだけ」になりがちという弱点があります。そんな予備校の弱点を克服できるのが、四谷学院の「ダブル教育システム」。
以下の2つの学習システムを組み合わせることで、知識のインプットとアウトプットの両方が鍛えられ、入試に必要な実践力が身に付きます。
科目別能力別授業
一般的な予備校では模試の総合得点でクラス分けを行いますが、四谷学院の科目別能力別授業では、科目と能力の2つでクラス分けを行います。得意科目はもてあまし、苦手科目ではついていけない、という予備校にありがちな状況を打破できるシステムです。
すべての科目において自分の学習レベルにあった授業を受けられるので、効率的に成績向上を目指すことができるのが最大の特徴。苦手科目のフォローと得意科目のさらなる向上を同時に目指せるのは、科目別能力別授業ならではです。
55段階個別指導
55段階個別指導は、自分のレベルに合った「演習」が徹底的に行えるシステム。集団授業で得た知識を実践できるように訓練することで、入試に必要な実践力が養われます。
マンツーマンなので、大阪公立大で多く出題される英作文や論述などの対策ももちろん可能。解答力を上げることで、本番の入試でも確実に点数がとれるようになります。
科目別能力別授業の詳細はこちら!
大阪公立大は頻出問題と傾向をつかむべし!
【大阪公立大の入試概要】
- 柔軟な思考力を持ち、向学心旺盛な人材を求めている
- 大学入学共通テストのスコアと個別学力検査のスコアの合計によって合否判定
- 難易度は標準
【大阪公立大の入試データまとめ】
- 前期日程における倍率は1.8〜7.2倍と、学部や学科によって大きな差がある
【勉強方法まとめ】
- 記述や論述、英作文など、文章力が重視される問題が多い
- 頻出問題や傾向が定まっている科目が多いので、過去問演習などでチェックしておく
大阪公立大に効率良く合格するためには、四谷学院独自の「ダブル教育システム」を利用して、効率よく知識の定着・実践力を身につけましょう。
四谷学院の学習システムに興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※本記事でご紹介した情報は2023年4月15日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。
失敗しない予備校選びは説明会参加が重要!
予備校選びは合否に直結するといっても過言ではありません。インターネットで口コミを調べたり予備校のパンフレットを見たりするだけでは、得られる情報に限界があります。自分に合った予備校を選ぶには、説明会に参加して、ご自身の目で確かめるのが一番!
以下の記事では、予備校の入学説明会について詳しく解説しています。ぜひチェックして、予備校の説明会に参加するときに感じがちな疑問や不安を解消してください。

大学受験合格ブログ編集部
このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。
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