高校受験と同じ塾でいいの?高校生からの塾選び 転塾体験談もご紹介します。

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こんにちは、受験コンサルタントの田中です。

高校受験が終わった中学生の保護者の皆さんから、これからの塾選びについて質問をいただくことがあります。
「中学の時から同じ塾でいいの?」「塾選びのポイントは?」
今回は、そんな質問にお答えします。

高校受験と大学受験の違い

まずは、中学と高校の塾の違いを見ていく前に、高校受験と大学受験の違いについて考えていきましょう。

競争が厳しい

高校受験の場合、ライバルは近隣の中学生でした。私立の場合でも、一部を除き、自宅から通学できる範囲での高校を受験するケースが多くなっています。しかし、大学受験の場合には、全国の高校生がライバルとなります。さらに、浪人生も加わりますから、競争相手は増え、またレベルもぐっと上がってきます。

ライバルが増えることで、受験倍率も上昇します。一般的に高校入試の倍率はそれほど高くなく、例えば都立高校であれば平均1.35倍程度となっています。大学入試では倍率は一気に上がります。大学や学部によってかなり差があるので一概には言えませんが、例えばMARCHの人気学部を見てみると、明治大学の商学部や国際日本学部で5倍程度、青山学院大学の総合文化政策学部は8倍以上、立教大学の異文化コミュニケーション学部では11倍を超えています。

数が少ない学部や人気の学部では倍率が10倍を超えることも珍しくなく、医学部に至っては20倍を超えることもあるほどです。大学受験の競争率は高校受験よりも高くなると考えてよいでしょう。

入試方式が複雑で受験戦略が必要

高校入試においては、公立高校は同一の筆記試験が行われることがほとんどです。しかし、大学受験においては同じ国公立であっても大学によって出題傾向が異なるので、志望大学ごとの対策が必要となってきます。また、学部によって受験科目も大きく異なります。

さらに、大学受験には様々な入試方式があります。主な方式として、「一般選抜」、「学校推薦型選抜(公募制・指定校制)」「総合型選抜」がありますが、各大学試験も大学独自問題が出題される「個別試験」もあれば、共通テストの結果を利用する入試もあります。

特に近年では、新しい入試方式を導入する大学が増えており、これまで以上に複雑になっているため、最新情報を集めつつ、より有利に大学受験を進めるための情報力が必須となっています。あまりにも変化が大きいため、保護者自身の過去の大学受験の知識を、お子様の大学受験に適用することはほとんど不可能と考えてよいでしょう。

大学受験対策とは?

大学受験においては、様々な入試方式があるということは前述のとおりですが、それによって始める時期や対策の内容も変わってきます。

学校推薦型選抜「指定校制」の場合

推薦入試で大学に入学する高校生が増加傾向にあり、「大学入学者の約半数が推薦での入学」という調査結果を新聞やニュースで目にした方も多いと思います。この推薦入試にもいくつか種類があり、中でも学校推薦型選抜「指定校制」の場合に早くから準備が必要となってきます。というのも、評定平均が合否を決める重要な要素となるためです。

評定平均とは、高校1年から高校3年1学期までの「全科目の評定を計算した数値」で、高校に入学してから大学に出願するまでの成績です。高校1年生からの合算であるため、高校3年生になってから急に評定平均を上げようとしても、高1からコツコツ頑張ってきた人を逆転することは、ほとんど不可能です。

指定校推薦を狙うのであれば、高校に合格しても気を抜かず、高校入学早々から大学受験を見据えていく必要があります。

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一般選抜の場合

一般選抜(一般入試)の場合には、遅くとも高校2年生の冬から本格的な受験態勢に入っていきます。医学部や難関大学の合格者の場合は、もう少し早くスタートされる方が多い傾向にあります。

なお、ほとんどの受験生が受ける大学入学共通テストは、毎年1月に実施されます。そして大学の個別入試は2月がピークです。つまり、「本番の1年前」とは「高校2年の冬」ということ。高校3年生になってから勉強を始めてしまうと、準備期間は9か月しかありません。難関大学に合格している生徒の多くは、高校2年から本格的な大学受験対策をスタートさせています。

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高1の冬~高2の夏に転塾が多い理由

指定校推薦を狙うのか、一般入試で受験するのか、決まっている方が珍しいかもしれませんね。高校に入学して早々、すぐに大学の志望校を決めるのは難しいでしょう。そのため、「とりあえず、高校受験で通った塾を継続する」という選択をする人もいます。

しかし、前の項目でも述べたように、高校受験と大学受験には大きな違いがあります。高校2年生になり、いくつか模試を受けた時点で「おや?まずいかも…」と気が付くケースや、高校2年生からの文理選択において大学進学を意識し始めるケースも多く、高1の冬から高2の夏頃に転塾希望者が増えてきます。

また、それまで塾や予備校に通っていなかった高校生も、周りの友達との成績の差を感じ始めた、大学のオープンキャンパスに行ってみた等をきっかけとして、本格的な受験態勢に入ることに不安を感じることがタイミングとなっているようです。

高校に入ってから成績が下がっているなら要注意!

受験を頑張って高校に入学したけれど、高1の2学期、3学期とどんどん成績が落ちてしまっているならば要注意です。今までの勉強のやり方を変えた方がいいかもしれません。

暗記では対応しきれない

中学に比べて、高校に入ると周りの生徒の学力もぐっと上がってきます。さらに、学習内容も高度になりますから、これまで通りの勉強のやり方が通用しなくなることも多くあります。
とくに中学時代に暗記を中心に勉強してきた生徒の場合には、成績が下降傾向になることが多く、勉強の仕方を見直す必要があります。

苦手科目が足を引っ張る

高校に入ると今まで以上に、得意科目と苦手科目に差が出るケースが良く見られます。高校2年生になると文系コース・理系コースに分かれる文理選択があるため、特に高1での「数学」や「英語」の得意・不得意は、これからの進路の選択を狭めてしまう可能性もありますから、苦手科目がある場合には、早めに補強しましょう。

部活で忙しい・学習習慣が作れない

高校に入ってから部活動を頑張っている方も多いと思います。1度きりしかない高校生活を充実したものにしてほしいその一方で、勉強もおろそかにはできません。
部活と勉強の両立をするためには何が必要か?それは学習習慣です。学習習慣が確立できれば、部活で忙しい中でも少しずつ学力を積み上げていくことが十分にできます。普段の学習習慣が土台になり、部活引退後のスムーズな受験勉強への移行が期待できます。

正しい塾・予備校の選び方

塾や予備校はたくさんあります。そこから1つを選ぶのはなかなか難しく感じるかもしれませんね。学校の成績を上げるために補習を目的とした塾、大学受験に特化した塾、勉強の仕方を教えてくれる塾や快適な自習室を売りにした塾など様々です。塾や予備校に行く目的に合わせて正しい選択をすることで、期待した効果を得ることができます。

学校の成績を上げたいなら

総合型選抜や学校推薦型選抜といったいわゆる推薦入試を狙うならば、学校の定期テストでの成績が重要となってきます。そのため、高1から苦手科目だけでも塾や予備校で補習を行うとよいでしょう。定期試験対策がしっかりできることや、苦手な科目だけピンポイントに受講できるスタイルの塾や予備校がおすすめです。
なお、学校補習型の塾では、講師が大学生であるケースも多くあります。年も近いため親しみやすく、楽しく勉強できるというメリットもありますが、一方で能力的に十分か?という心配がどうしてもあります。その点、不安が解消できないようならば、プロ講師による指導を選択するのが良いでしょう。

転塾体験談
高校受験の時から通っていた塾の高校生コース。とりあえず通っておけば無難かと思って、苦手な数学だけ受講していました。でも大学生のアルバイトの先生が多くて、間違ったことを教えてきたりするんです。なんだかここで大学受験っていうのはやっぱり難しいのかなと思いました。

大学受験対策をしたいなら

大学入試の制度や方式は、どんどん複雑になってきています。それは、高校入試の比ではありません。最新の情報を得て、より有利に大学受験を進められるようにするためには、受験のプロの指導を受けることができる予備校・塾を選択するとよいでしょう。

転塾体験談・保護者
行っていたのは高校受験に強い塾。高校受験は、合格率かなりいいみたいで良かったんですけど、大学受験はどうだかわからない。不安になったので大学受験予備校に転塾させました。

学習習慣をつけたいなら

推薦入試にするか、一般入試にするか、まだ決めかねている人も多いかと思います。どちらにも対応できるようにしておくための第一歩として、学習習慣を身につけることが重要です。後悔しても遅いので、高校入学とともに勉強できる環境を作っていけるとよいでしょう。自習室や質問できる環境が整うことで、主体的に学習に臨めるようになります。

転塾体験談
(もともと中学生対象の塾だったので)物理とか化学の質問をしたくても先生がいなかったり、高校受験の中学生がメインなので自習室もうるさかったりして、学習環境がよくないと感じ、転塾を決めた。

まとめ「高校受験が終わったら?高校生からの塾選び」

高校生の塾選びについてみてきました。まずは、高校受験と大学受験とでは大きな違いがあることを解説しました。入試方式には様々な種類がありますから、早めに目標を定めることでより効果的な対策を講じることができます。将来の選択肢を狭めないためにも、今のあなたに最適な塾・予備校を選んでほしいと思います。

 後悔しない予備校選びを! 

塾・予備校選びの際には、口コミ・評判だけでなく、自分の目で確かめてから入学されることを強くお勧めします。
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