京大入試の特徴とは?試験の傾向やデータから見る受験勉強対策

最終更新日:2023/03/31

※この記事は約24分で読めます。

「京大の入試の特徴は?」「試験問題の傾向は?」「どのような受験対策をすれば良い?」京大入試を受験しようと考えている方は、そのように思っている人も多いでしょう。京大入試は、表現力や思考力、構想力を試すための、十分に考えられた問題が出題されます。

また、京大入試に合格するには、原理原則に対する理解の深さ、および記述力が必要です。この記事では、京大入試の特徴、京大入試の概要、および、京大合格のための勉強方法について解説します。

※本記事に記載されている情報は2022年5月30日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

京大入試の特徴

最初に、京大入試の特徴から見ていきましょう。京大が求める人物像と、各科目の試験問題の特徴を解説します。

京大が求める人物像

京大は、「対話を根幹とした自学自習」を基本理念として掲げています。学生が、教員から高度な知識や技術を習得し、また周囲の人々とともに研鑽を重ねながら、主体的に学問を深めることができるように教え育てることが、京都大学が目指す教育だとしています。すなわち、京都大学は、

「自ら積極的に取り組む主体性を持った人」

を求めています。
ただし、高度で独創的な研究は、確固たる学問的な基礎の上に成り立っています。そのため、京都大学では入学を志望する人に、次のような学力を求めています。

1. 高等学校の教科・科目の修得により培われる分析力と俯瞰力
2. 高等学校の教科・科目で修得した内容を活用する力
3. 外国語運用能力を含む、コミュニケーションに関する力

引用:京都大学HP 京都大学入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

入学試験では、以上のような基礎となる学力を有しているかどうかが評価されることになります。

京大入試の特徴

京大の入試の特徴は、問題を解くために「直観力」と「記述力」が必要になることです。

直観力について

京大の入試問題は、特に数学に顕著に表れますが、似たような問題がほかにないような、独特な形式を有する問題が出題されます。「問題のパターンを多数暗記し、出題された問題がどのパターンに当てはまるかを考える」といった思考法では対処できない問題が出題されることが、京大の入試問題の特徴です。

したがって、京大の入試問題を解くためには、問題にどのようにアプローチしたら良いのかを、過去のパターンに囚われることなく、直観的に見つけ出す力が要求されます。

ただし、この直観力は、「ひらめき」「センス」などの意味合いだけではありません。原理原則を深く理解することこそが、京大の入試問題を解くための直観力を培うための鍵となるでしょう。

記述力について

京大の数学では、「論証の京大」と言われることがあるほど、論証問題が好んで出題されます。「主体的に学問を深める」ことを基本理念として持つ京大は、「単に答えが合っていればいい」という態度を求めていません。

したがって、答案には、自分がどう理解したのかの道筋を、採点する人が理解できるように記述しなければなりません。記述力を高めるためには、答案の手直しを受けるなどの訓練も必要となるでしょう。

各科目の試験問題の特徴

京大入試の、各科目の試験問題の特徴は、次の通りです。なお京都大学では、すべての教科の試験問題と出題意図をまとめたものを、公式ホームページで公開しています。こちらも参考にしてください。

英語

京大の英語は、最近でこそ選択問題や説明問題、要約問題も出されるようになりましたが、数十年にわたって英文和訳と、和文英訳とを軸とする出題を続けてきました。英文和訳・和文英訳は、出題形式としてはシンプルですが、総合力が問われます。文法と構文の基礎を身につけ、難解な文章を正確に理解する読解力が必要となるでしょう。

現代文

京大の国語は、大問3問のうち、2問が現代文。大問1の現代文のみ、文理共通です。現代文で高得点を狙うためには、本格的な論述スタイルを身につけなくてはなりません。通り一遍の説明ではなく、自分の表現も盛り込みながら、ていねいに説明していくことが大切です。

古文

京大の古文は、近世擬古文、説話、擬古物語などからの出題が多くされます。特に、近世の歌論は頻出ジャンルといわれています。文章の内容と設問がともにレベルが高いことが特徴です。また、解答の量が多いため、高度な記述力も要求されます。

数学

京大の数学は、論理力、論証力、思考力などを測るために、よく練られた問題が出題されます。問題を解くためには、原理についての深い理解が必要です。また、考えの道筋をきちんと説明する記述力も要求されます。

物理

京大の物理では、物理法則をきちんと理解していることは当然求められます。さらに、物理法則から問題の答を導くまでの道筋を、説明するための表現力も必要です。多くの問題が長文の穴埋め式で、問題文に示された条件を、1つも見逃さないようにすることが大切です。

化学

京大の化学では、思考力のみならず、計算力も高いレベルで求められます。基礎をきちんと固めて素早く解答する能力を高めることで高得点を狙うことができます。

生物

京大の生物では、考察問題が重視されます。また、提示された資料から本質的な情報を読み取る力が必要となるでしょう。当然ながら、高校で学ぶ生物全般に対する幅広い理解と考察力が要求されます。

世界史

京大の世界史は、東洋史と西洋史に関する問題が2問ずつ出題され、世界史についての基礎知識を網羅しておくことが要求されます。論述問題においては、いかに素早くポイントとなる事象を明確に記述するかも重要です。

日本史

京大の日本史は、地道な学習をどれだけしてきたかがはっきりと現れます。まず、歴史用語を的確に記述することが求められます。また、事象について200字で説明する論述力が点数を大きく左右します。

地理

京大の地理では、資料を分析する力が必要です。また、そのためには広い知識を持っていることも必要となるでしょう。高度な論述力も要求され、付け焼き刃の勉強で合格点を取るのは困難でしょう。

京都大学入試の難易度

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、京都大学の入試の偏差値は67~76。大学入学共通テストの得点率は83~93%となっています。以下は、学群別の偏差値データです。

学部 偏差値
文学部 72
法学部 73~76
経済学部 69~72
教育学部 69~71
総合人間学部 69~72
理学部 71
工学部 68~70
医学部 67~76
薬学部 71
農学部 67~69

出典:Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」

京大試験の概要

次に、京大入試の概要について見ていきましょう。受験資格、科目と配点、合格最低点、出願者数、合格者数について解説します。

受験資格

京都大学の一般選抜におけるおもな受験資格は、次の通りです。

  • 高等学校又は中等教育学校を卒業した者及び入学年3月卒業見込みの者
  • 通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び入学年3月修了見込みの者
  • 外国において学校教育における12年の課程を修了した者及び入学年3月31日までに修了見込みの者、又はこれに準ずる者で文部科学大臣の指定したもの
  • 文部科学大臣指定の専修学校を修了及び入学年3月31日までに修了見込みの者
  • 高校卒業認定試験または大学入学資格検定試験を合格および入学年3月31日までに合格見込みの者で、入学年3月31日までに18歳に達する者
  • 大学入学共通テストで指定されたすべての科目を受験した者

参照:京都大学 令和4年度一般選抜 入学者選抜要項

科目と配点

京都大学一般選抜での、大学入学共通テストと個別学力検査試験の科目と配点は、以下に示す通りです。

【総合人間学部】

・文系

教科 大学入学共通テスト試験科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 国語総合・現代文B・
古典B
150
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
2科目
50 世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
100
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
数学Ⅰ・数学Ⅱ・
数学A・数学B
200
理科 物理基礎、化学基礎、
生物基礎、地学基礎
左から
2科目
(※)
100
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
左から
1科目
英語、ドイツ語、
フランス語、中国語
左から
1科目
200
合計 5教科8科目または6教科8科目 150   650

★ 大学入学共通テストで課される★印のついた教科の得点は、ほかの教科と併せて第1段階選抜のための得点対象となりますが、学力検査の得点対象にはなりません。
※「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちから2科目を選択するかわりに、「物理」「化学」「生物」「地学」のうちから2科目を選択することもできます。その場合は、合計得点(200点満点)が、「基礎を付した科目」の合計得点100点満点に換算されます。

・理系

教科 大学入学共通テスト試験科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 国語総合・現代文B・
古典B
150
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
(※)
100
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
数学Ⅰ・数学Ⅱ・数Ⅲ
数学A・数学B
200
理科 物理、化学、生物、地学 左から
2科目
物理、化学、
生物、地学
左から
2科目
200
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
左から
1科目
英語、ドイツ語、
フランス語、中国語
左から
1科目
150
合計 5教科7科目 100   700

★ 大学入学共通テストで課される★印のついた教科の得点は、ほかの教科と併せて第1段階選抜のための得点対象となりますが、学力検査の得点対象にはなりません。
※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

【文学部】

教科 大学入学共通テスト試験科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 50 国語総合・現代文B・
古典B
150
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
2科目
50 世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
100
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
50 数学Ⅰ・数学Ⅱ・
数学A・数学B
100
理科 物理基礎、化学基礎、
生物基礎、地学基礎
左から
2科目
(※)
50
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
左から
1科目
50 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語
左から
1科目
150
合計 5教科8科目または6教科8科目 250   500

※「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちから2科目を選択するかわりに、「物理」「化学」「生物」「地学」のうちから2科目を選択することもできます。その場合は、合計得点(200点満点)が、「基礎を付した科目」の合計得点100点満点に換算されます。

【教育学部】

・文系

教科 大学入学共通テスト試験科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 50 国語総合・現代文B・
古典B
200
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
2科目
50 世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
100
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
50 数学Ⅰ・数学Ⅱ・
数学A・数学B
150
理科 物理基礎、化学基礎、
生物基礎、地学基礎
左から
2科目
(※)
50
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
左から
1科目
50 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語
左から
1科目
200
合計 5教科8科目または6教科8科目 250   650

※「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちから2科目を選択するかわりに、「物理」「化学」「生物」「地学」のうちから2科目を選択することもできます。その場合は、合計得点(200点満点)が、「基礎を付した科目」の合計得点100点満点に換算されます。

・理系

教科 大学入学共通テスト試験科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 50 国語総合・現代文B・
古典B
150
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
(※)
50
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
50 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ
数学A・数学B
200
理科 物理、化学、
生物、地学
左から
2科目
50 物理、化学、
生物、地学
左から
1科目
100
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
左から
1科目
50 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語
左から
1科目
200
合計 5教科7科目 250   650

※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

【法学部】

教科 大学入学共通テスト試験科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語  200 国語総合・現代文B・
古典B
150
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
2科目
(※1)
200 世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
100
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
200 数学Ⅰ・数学Ⅱ・
数学A・数学B
150
理科 物理基礎、化学基礎、
生物基礎、地学基礎
左から
2科目
(※2)
100
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
左から
1科目
200 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語
左から
1科目
150
合計 5教科8科目または6教科8科目
900
※270点に換算
  550

※12科目のうち「世界史B」「日本史B」の少なくとも1科目を含めるように選択する必要があります。

※2「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちから2科目を選択するかわりに、「物理」「化学」「生物」「地学」のうちから2科目を選択することもできます。その場合は、合計得点(200点満点)が、「基礎を付した科目」の合計得点100点満点に換算されます。

大学入学共通テストの成績900点満点を270点に換算。

【経済学部】

・文系

教科 大学入学共通テスト試験科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 50 国語総合・現代文B・
古典B
150
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
2科目
50 世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
100
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
50 数学Ⅰ・数学Ⅱ・
数学A・数学B
150
理科 物理基礎、化学基礎、
生物基礎、地学基礎
左から
2科目
(※)
50
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
左から
1科目
50 英語 150
合計 5教科8科目または6教科8科目 250   550

※「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちから2科目を選択するかわりに、「物理」「化学」「生物」「地学」のうちから2科目を選択することもできます。その場合は、合計得点(200点満点)が、「基礎を付した科目」の合計得点100点満点に換算されます。

・理系

教科 大学入学共通テスト試験科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 50 国語総合・現代文B・
古典B
150
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
50
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
50 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ
数学A・数学B
300
理科 物理、化学、
生物、地学
左から
1科目
50
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
左から
1科目
50 英語 200
合計 5教科6科目 250   650

※2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

【理学部】

教科 大学入学共通テスト科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 50 国語総合・現代文B・
古典B
150
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
(※)
25
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
50 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ
数学A・数学B
300
理科 物理、化学、
生物、地学
左から
2科目
50 物理、化学、
生物、地学
左から
2科目
300
外国語 英語 50 英語 225
合計 5教科7科目 225   975

第1段階選抜について
利用する大学入学共通テスト5教科7科目の得点(ただし,英語はリーディングを 150 点満点に,リスニン グを50点満点になるように換算)の合計が900点満点中概ね70%以上の者を第1段階選抜合格者とします。

※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

【医学部】

・医学科

教科 大学入学共通テスト科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 50 国語総合・現代文B・
古典B
150
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
(※)
50
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
50 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ
数学A・数学B
250
理科 物理、化学、生物 左から
2科目
50 物理、化学、生物 左から
2科目
300
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
左から
1科目
50 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語
左から
1科目
300
その他 面接
合計 5教科7科目 250   1000

第1段階選抜について
利用する大学入学共通テスト5教科7科目の得点(ただし,英語はリーディングを 150 点満 点に,リスニングを 50 点満点になるように換算)の合計が 900 点満点中 630 点以上の者のうちから,募 集人員の約 3 倍までの者を総得点の順位に従って第1段階選抜の合格者とします。
※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

・人間健康学科

教科 大学入学共通テスト科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 50 国語総合・現代文B・
古典B
150
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
(※)
50
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
50 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ
数学A・数学B
200
理科 物理、化学、生物 左から
2科目
50 物理、化学、生物 左から
2科目
200
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
左から
1科目
50 英語 200
合計 5教科7科目 250   750

※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

【薬学部】

教科 大学入学共通テスト科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 50 国語総合・現代文B・
古典B
100
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
(※)
50
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
50 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ
数学A・数学B
200
理科 物理、化学、
生物、地学
左から
2科目
50 物理、化学、
生物
左から
2科目
200
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
左から
1科目
50 英語 200
合計 5教科7科目 250   700

※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

【工学部】

教科 大学入学共通テスト科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 50 国語総合・現代文B・
古典B
100
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
(※)
100
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ
数学A・数学B
250
理科 物理 必須 物理 250
化学、生物 左から
1科目
化学
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
から
1科目
50 英語 200
合計 5教科7科目 200   800

★ 大学入学共通テストで課される★印のついた教科の得点は、ほかの教科と併せて第1段階選抜のための得点対象となりますが、学力検査の得点対象にはなりません。
※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

【農学部】

教科 大学入学共通テスト試験科目 配点 個別学力検査試験科目 配点
国語 国語 100 国語総合・現代文B・
古典B
100
地理
歴史
世界史B、日本史B、
地理B
左から
1科目
(※)
100
公民 「倫理、政治・経済」
数学 「数学Ⅰ・数学A」、
「数学Ⅱ・数学B」
50 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ
数学A・数学B
200
理科 物理、化学、
生物、地学
左から
2科目
50 物理、化学、
生物、地学
左から
1科目
200
外国語 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語、
韓国語
左から
1科目
50 英語、ドイツ語、
フランス語、中国語
左から
1科目
200
合計 5教科7科目 350   700

※2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

最新の入試情報は、京都大学公式ホームページで必ずご確認ください。

出願者数や合格者数のデータ

京都大学の出願者数や合格者数は以下のとおりです。なお、ここで取り上げるのは令和3年度の一般選抜前期日程の結果です。

学部 >募集人数 出願者数 受験者数 合格者数 志願倍率 実質倍率
総合人間 115 436 399 118 3.8 3.4
210 652 638 213 3.1 3.0
教育 55 164 159 57 3.0 2.8
300 701 694 310 2.3 2.2
経済 213 631 613 225 3.0 2.7
301 799 772 308 2.7 2.5
177 514 487 185 2.9 2.6
75 175 166 79 2.3 2.1
925 2,317 2,270 931 2.5 2.4
289 656 639 299 2.3 2.1

出典:京都大学 令和3年度の入学試験実施結果 一般選抜(PDF)

京大合格のための勉強方法

京大合格のための勉強方法について見ていきましょう。京大入試に必要な能力と、独学・塾や予備校で勉強する際の注意点などを解説します。

京大入試に必要な能力

京大入試に必要な能力として重要となるのは、冒頭で解説した通り「直観力」と「記述力」です。京都大学は、主体的に学問を深められる学生を求めています。したがって、単に過去問題を解き、問題のパターンを多く習得しているだけでは、京大入試に対応することができません。

直観力は原理原則を深く理解することによって培われます。問題を解くテクニックを磨くのではなく、まずは基礎知識を、網羅的に幅広く修得することが必要です。

記述力は、思考の道筋を採点官に伝わるように表現することが求められます。自分が考えたことを単に述べることと、それを相手が理解しやすいように表現することとは、大きな差があります。

独学で勉強する場合の注意点

京大入試では、基礎知識を深く網羅的に修得することがまず求められます。独学で勉強する場合、基礎知識の修得は、まずは学校の授業をきちんと受けることから始めることになるでしょう。教科書に書かれている事項についてていねいに理解を積み上げていくことが重要です。

採点官に伝わるように表現する記述力は、学校の授業を受身に聞くだけではなかなか磨くことができないでしょう。自分の表現が相手に伝わっているかどうかは、自分だけではわからないこともありますので、独学での勉強が、京大入試に対して限界があるのも事実です。

塾や予備校で勉強する場合の注意点

京大の入試は、他の大学の入試とは大きく異なるところがあります。京大入試に必要とされる、原理原則に対する深い理解と、そこから生み出される直観力、および記述力は、単に問題の解法習得のみをめざすような受験勉強をしていても、なかなか身につかないことがあります。

通っている塾や予備校の授業内容が、京大入試で要求されるような本質に届く学習となっていない場合、さらに独学で京大入試に必要な能力を身につけなくてはなりません。しかし、塾や予備校の勉強に加えて、自力で課題を発見して学習を続けることは、実際問題として難しいところもあるでしょう。

塾や予備校選びのポイント

京大入試のために塾や予備校を選ぶ際のポイントは、京大の入試に対応できる本質的な理解力と解答力を磨くことができるところを選ぶことです。

また、直観力と記述力を身につけたうえで、さらに、限られた試験時間のなかで、1点でも多くの得点を取るテクニックも必要です。このテクニックも一朝一夕に身につくものではなく、十分な演習量を確保できるかどうかがポイントとなります。京大入試には、一般の大学入試に必要なものでは足りず、京大入試に特化したものが必要となってきます。

四谷学院の京大対策クラス

四谷学院の京大対策クラスは、京大を目指すのであればおすすめです。「少数精鋭のクラス授業」および「55段階個別指導」により、京大入試に合格するための能力を効率的に身につけることができます。

少数精鋭のクラス授業

四谷学院の京大対策授業は少数精鋭です。したがって、大人数の大教室で、漫然と授業を聞くのではなく、講師と受講生とがコミュニケーションを取りながら、有機的に授業が進みます。

授業では、講師と受講生とのあいだで、質問や意見が活発にやり取りされます。講師は京大合格に必要な戦略を知り尽くしたプロ中のプロですので、質問や意見に対する答えを聞くことで、京大合格に必要な能力が自然に身についていきます。

55段階個別指導

クラス授業に加え、55段階個別授業を受けることができるのが、四谷学院の強みです。苦手科目を個別授業に加えることで、京大合格に必要な能力は、大きくパワーアップします。

55段階個別指導では、京大合格に必要な知識やテクニックが、55段階に分けられて、ステップアップしながら進んでいきます。基礎知識が網羅されていますので、55段階を修了すれば、京大入試に必要な知識が身についたことになります。

55段階個別指導の強みは、第一に、講師に対して質問がいくらでもできることです。「何がわからないのか」を、講師に質問しながら掘り下げていくことにより、京大合格に欠かせない「原理原則の深い理解」に到達することができます。

また、55段階個別指導では、答案のていねいな添削が行われることも強みです。やはり京大合格に欠かせない「採点官に伝わるように表現する記述力」は、添削指導を繰り返し受けるうちに自然に身についていきます。

まとめ

【京大入試の特徴】

  • 京大は、主体的に学問を深めることができる人を求めている。
  • 京大入試は、原理原則の深い理解に基づく直観力と、採点官に伝わる記述力が求められるのが特徴。

【京大入試の概要】

  • 科目と配点は、学部・学科によって異なる。
  • 倍率は一般選抜前期日程で、おおむね2~3倍。

【京大合格のための勉強法】

  • 直観力と記述力が求められる京大入試は、過去問題を解くだけでは対応できない。
  • 独学の場合は、記述力を磨くことに限界がある。
  • 塾や予備校で勉強する場合は、授業内容が京大入試に特化しているか確認が必要。
  • 塾や予備校は、京大入試に特化したところを選ぶ。

【四谷学院の京大対策クラス】

  • 四谷学院の京大対策クラスは、京大合格を目指すならおすすめ。
  • 少数精鋭のクラス授業で講師とコミュニケーションを取りながら授業が受けられる。
  • 55段階個別指導では、原理原則を深く理解することができる。
  • また55段階個別指導では、採点官に伝わる記述力も自然に身につ

一般の大学入試とは異なる、独自の特色をもった京大入試に合格するには、「本質から理解して学力を伸ばす四谷学院京大対策クラス」に通うのがおすすめです。京大対策クラスでは、少数精鋭のクラス授業と55段階個別授業により、京大合格に必要な直観力と、記述力とを身につけることができます。

まずは資料請求し、入学説明会へ行ってみましょう。四谷学院の楽しさと、京大入試に対するメリットが感じられると思いますよ。

※本記事でご紹介した情報は2022年5月30日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

大学受験合格ブログ編集部

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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