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京大入試の特徴とは?試験の傾向やデータから見る受験勉強対策

  公開日:2019/01/11

※この記事は約14分で読めます。

「京大の入試の特徴は?」「試験問題の傾向は?」「どのような受験対策をすればよい?」京大入試を受験しようと考えている方は、そのように思っている人も多いでしょう。京大入試は、表現力や思考力、構想力を試すための、十分に考えられた問題が出題されます。また、京大試験に合格するには、原理原則に対する理解の深さ、および記述力が必要です。この記事では、京大入試の特徴、京大試験の概要、および、京大合格のための勉強方法について解説します。

 

京大入試の特徴

最初に、京大入試の特徴から見ていきましょう。京大が求める人物像と、各科目の試験問題の特徴を解説します。

 

京大が求める人物像

京大は、「対話を根幹とした自学自習」を基本理念として掲げています。学生が、教員から高度な知識や技術を習得し、また周囲の人々とともに研鑽を重ねながら、主体的に学問を深めることができるように教え育てることが、京都大学が目指す教育だとしています。すなわち、京都大学は、

「自ら積極的に取り組む主体性を持った人」

を求めています。

ただし、高度で独創的な研究は、確固たる学問的な基礎の上に成り立っています。そのため、京都大学では入学を志望する人に、次のような学力を求めています。

  1. 高等学校の教科・科目の修得により培われる分析力と俯瞰力
  2. 高等学校の教科・科目で修得した内容を活用する力
  3. 外国語運用能力を含む、コミュニケーションに関する力

入学試験では、以上のような基礎となる学力を有しているかどうかが評価されることになります。

参考:『京都大学入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

 

京大入試の特徴

京大の入試の特徴は、問題を解くために「直観力」と「記述力」が必要になることです。

 

直観力について

京大の入試問題は、特に数学に顕著に表れますが、似たような問題がほかにないような、独特な形式を有する問題が出題されます。「問題のパターンを多数暗記し、出題された問題がどのパターンに当てはまるかを考える」といった思考法では対処できない問題が出題されることが、京大の入試問題の特徴です。

したがって、京大の入試問題を解くためには、問題にどのようにアプローチしたらよいのかを、過去のパターンに囚われることなく、直観的に見つけ出す力が要求されます。

ただし、この直観力は、「ひらめき」「センス」などの意味合いだけではありません。原理原則を深く理解することこそが、京大の入試問題を解くための直観力を培うための鍵となるでしょう。

 

記述力について

京大の数学では、「論証の京大」と言われることがあるほど、論証問題が好んで出題されます。「主体的に学問を深める」ことを基本理念として持つ京大は、「単に答えが合っていればいい」という態度を求めていません。

したがって、答案には、自分がどう理解したのかの道筋を、採点する人が理解できるように記述しなければなりません。記述力を高めるためには、答案の手直しを受けるなどの訓練も必要となるでしょう。

 

各科目の試験問題の特徴

京大入試の、各科目の試験問題の特徴は、次の通りです。

 

英語

京大の英語は、最近でこそ選択問題や説明問題、要約問題も出されるようになりましたが、数十年にわたって英文和訳と、和訳英文とを軸とする出題を続けてきました。英文和訳・和訳英文は、出題形式としてはシンプルですが、総合力が問われます。文法と構文の基礎を身につけ、難解な文章を正確に理解する読解力が必要となるでしょう。

 

現代文

京大の国語は、解答欄が大きいことが特徴です。現代文で高得点を狙うためには、本格的な論述スタイルを身につけなくてはなりません。通り一遍の説明ではなく、自分の表現も盛り込みながら、ていねいに説明していくことが大切です。

 

古文

京大の古文は、近世擬古文、説話、擬古物語などからの出題が多くされます。文章の内容と設問がともにレベルが高いことが特徴です。また、解答の量が多いため、高度な記述力も要求されます。

 

数学

京大の数学は、論理力、論証力、思考力などを測るために、よく練られた問題が出題されます。問題を解くためには、原理についての深い理解が必要です。また、考えの道筋をきちんと説明する記述力も要求されます。

 

物理

京大の物理では、物理法則をきちんと理解していることは当然求められます。さらに、物理法則から問題の答を導くまでの道筋を、説明するための表現力も必要です。多くの問題が長文の穴埋め式で、問題文に示された条件を、1つも見逃さないようにすることが大切です。

 

化学

京大の化学では、思考力のみならず、計算力も高いレベルで求められます。基礎をきちんと固めて素早く解答する能力を高めることで高得点を狙うことができます。

 

生物

京大の生物では、考察問題が重視されます。また、提示された資料から本質的な情報を読み取る力が必要となるでしょう。当然ながら、高校で学ぶ生物全般に対する幅広い理解と考察力が要求されます。

 

世界史

京大の世界史は、東洋史と西洋史に関する問題が2問ずつ出題され、世界史についての基礎知識を網羅しておくことが要求されます。論述問題においては、いかに素早くポイントとなる事象を明確に記述するかも重要です。

 

日本史

京大の日本史は、地道な学習をどれだけしてきたかがはっきりと現れます。まず、歴史用語を的確に記述することが求められます。また、事象について200字で説明する論述力が点数を大きく左右します。

 

地理

京大の地理では、資料を分析する力が必要です。また、そのためには広い知識を持っていることも必要となるでしょう。高度な論述力も要求され、付け焼き刃の勉強で合格点を取るのは困難でしょう。

京大試験の概要

次に、京大試験の概要について見ていきましょう。受験資格、科目と配点、合格最低点、出願者数、合格者数について解説します。

 

受験資格

京大の受験資格は、次の通りです。

  • 18歳以上
  • 高等学校を卒業または卒業見込み
  • 文部大臣指定の専修学校を修了または修了見込み
  • 高校卒業認定試験または大学入学資格検定試験を合格および合格見込み
  • 大学入試センター試験ですべての科目を受験

 

科目と配点

京大入試のセンター試験と二次試験の科目と配点は、以下に示す通りです。

 

【総合人間学部】

・文系

★ 大学入試センター試験で課される★印のついた教科の得点は、ほかの教科とあわせて第1段階選抜のための得点対象となりますが、学力検査の得点対象にはなりません。

※ 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちから2科目を選択するかわりに、「物理」「化学」「生物」「地学」のうちから2科目を選択することもできます。その場合は、合計得点(200点満点)が、「基礎を付した科目」の合計得点100点満点に換算されます。

 

・理系

★ 大学入試センター試験で課される★印のついた教科の得点は、ほかの教科とあわせて第1段階選抜のための得点対象となりますが、学力検査の得点対象にはなりません。

※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

 

【文学部】

※ 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちから2科目を選択するかわりに、「物理」「化学」「生物」「地学」のうちから2科目を選択することもできます。その場合は、合計得点(200点満点)が、「基礎を付した科目」の合計得点100点満点に換算されます。

 

【教育学部】

・文系

※ 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちから2科目を選択するかわりに、「物理」「化学」「生物」「地学」のうちから2科目を選択することもできます。その場合は、合計得点(200点満点)が、「基礎を付した科目」の合計得点100点満点に換算されます。

 

・理系

※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

 

【法学部】

※1 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

※2 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちから2科目を選択するかわりに、「物理」「化学」「生物」「地学」のうちから2科目を選択することもできます。その場合は、合計得点(200点満点)が、「基礎を付した科目」の合計得点100点満点に換算されます。

法学部の場合はセンター試験の成績900点満点を270点に換算。

 

【経済学部】

・文系

※1 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

※2 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちから2科目を選択するかわりに、「物理」「化学」「生物」「地学」のうちから2科目を選択することもできます。その場合は、合計得点(200点満点)が、「基礎を付した科目」の合計得点100点満点に換算されます。

 

・理系

※1 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

※2 「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちから2科目を選択するかわりに、「物理」「化学」「生物」「地学」のうちから2科目を選択することもできます。その場合は、合計得点(200点満点)が、「基礎を付した科目」の合計得点100点満点に換算されます。

 

【理学部】

※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

 

【医学部】

・医学科

※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

 

・人間健康学科

※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

 

【薬学部】

※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

 

【工学部】

★ 大学入試センター試験で課される★印のついた教科の得点は、ほかの教科とあわせて第1段階選抜のための得点対象となりますが、学力検査の得点対象にはなりません。

※ 2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

【農学部】

※2科目を受験したときには、第1解答科目の成績が用いられます。

出典:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/admissions/undergrad/requirements/documents/h30/30_all.pdf

出願者数

各学部・学科の2018年度の出願者数は、次の通りです。

出典:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/admissions/events_news/office/kyoiku-suishin-gakusei-shien/nyushi-kikaku/news/2017/180207_1.html

 

合格者数

各学部・学科の2018年度の合格者数は、次の通りです。

出典:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/admissions/events_news/office/kyoiku-suishin-gakusei-shien/nyushi-kikaku/news/2017/documents/180310_2/01.pdf

 

京大合格のための勉強方法

京大合格のための勉強方法について見ていきましょう。京大入試に必要な能力と、独学・塾や予備校で勉強する際の注意点などを解説します。

 

京大入試に必要な能力

京大入試に必要な能力として重要となるのは、上で解説した通り「直観力」と「記述力」です。京都大学は、主体的に学問を深められる学生を求めています。したがって、単に過去問題を解き、問題のパターンを多く習得しているだけでは、京大入試に対応することができません。

直観力は原理原則を深く理解することによって培われます。問題を解くテクニックを磨くのではなく、まずは基礎知識を、網羅的に幅広く修得することが必要です。

記述力は、思考の道筋を採点官に伝わるように表現することが求められます。自分が考えたことを単に述べることと、それを相手が理解しやすいように表現することとは、大きな差があります。

 

独学で勉強する場合の注意点

京大入試では、基礎知識を深く網羅的に習得することがまず求められます。独学で勉強する場合、基礎知識の習得は、まずは学校の授業をきちんと受けることから始めることになるでしょう。教科書に書かれている事項についてていねいに理解を積み上げていくことが重要です。

採点官に伝わるように表現する記述力は、学校の授業を受身に聞くだけではなかなか磨くことができないでしょう。自分の表現が相手に伝わっているかどうかは、自分だけではわからないこともありますので、独学での勉強が、京大入試に対して限界があるのも事実です。

 

塾や予備校で勉強する場合の注意点

京大の入試は、他の大学の入試とは大きく異なるところがあります。京大入試に必要とされる、原理原則に対する深い理解と、そこから生み出される直観力、および記述力は、単に問題の解法習得のみをめざすような受験勉強をしていても、なかなか身につかないことがあります。

通っている塾や予備校の授業内容が、京大入試で要求されるような本質に届く学習となっていない場合、さらに独学で京大入試に必要な能力を身につけなくてはなりません。しかし、塾や予備校の勉強に加えて、自力で課題を発見して学習を続けることは、実際問題として難しいところもあるでしょう。

 

塾や予備校選びのポイント

京大入試のために塾や予備校を選ぶ際のポイントは、京大の入試に対応できる本質的な理解力と解答力を磨くことができるところを選ぶことです。

また、直観力と記述力を身につけたうえで、さらに、限られた試験時間のなかで、1点でも多くの得点を取るテクニックも必要です。このテクニックも一朝一夕に身につくものではなく、十分な演習量を確保できるかどうかがポイントとなります。京大入試には、ただ一般の大学入試に必要なものでは足りず、京大入試に特化したものが必要となってきます。

 

四谷学院の京大対策クラス

四谷学院の京大対策クラスは、京大を目指すのであればおすすめです。「少数精鋭のクラス授業」および「55段階個別指導」により、京大入試に合格するための能力を効率的に身につけることができます。

 

少数精鋭のクラス授業

四谷学院の京大対策授業は少数精鋭です。したがって、大人数の大教室で、漫然と授業を聞くのではなく、講師と受講生とがコミュニケーションを取りながら、有機的に授業が進みます。

授業では、講師と受講生とのあいだで、質問や意見が活発にやり取りされます。講師は京大合格に必要な戦略を知り尽くしたプロ中のプロですので、質問や意見に対する答えを聞くことで、京大合格に必要な能力が自然に身についていきます。

 

55段階個別指導

クラス授業に加え、55段階個別授業を受けることができるのが、四谷学院の強みです。苦手科目を個別授業に加えることで、京大合格に必要な能力は、大きくパワーアップします。

55段階個別指導では、京大合格に必要な知識やテクニックが、55段階に分けられて、ステップアップしながら進んでいきます。基礎知識が網羅されていますので、55段階を修了すれば、京大入試に必要な知識が身についたことになります。

55段階個別指導の強みは、第一に、講師に対して質問がいくらでもできることです。「何がわからないのか」を、講師に質問しながら掘り下げていくことにより、京大合格に欠かせない「原理原則の深い理解」に到達することができます。

また、55段階個別指導では、答案のていねいな添削が行われることも強みです。やはり京大合格に欠かせない「採点官に伝わるように表現する記述力」は、添削指導を繰り返し受けるうちに自然に身についていきます。

 

まとめ

【京大入試の特徴】

  • 京大は、主体的に学問を深めることができる人を求めている
  • 京大入試は、原理原則の深い理解にもとづく直観力と、採点官に伝わる記述力が求められるのが特徴

【京大入試の概要】

  • 科目と配点は、学部・学科によって異なる
  • 最低合格点の得点率は6割前後
  • 競争率は学部・学科によって2~5倍

【京大合格のための勉強法】

  • 直観力と記述力が求められる京大入試は、過去問題を解くだけでは対応できない
  • 独学の場合は、記述力を磨くことに限界がある
  • 塾や予備校で勉強する場合は、授業内容が京大入試に特化しているか確認が必要
  • 塾や予備校は、京大入試に特化したところを選ぶ

【四谷学院の京大対策クラス】

  • 四谷学院の京大対策クラスは、京大合格を目指すならおすすめ
  • 少数精鋭のクラス授業で講師とコミュニケーションを取りながら授業が受けられる
  • 55段階個別指導では、原理原則を深く理解することができる
  • また55段階個別指導では、採点官に伝わる記述力も自然に身につく

 

一般の大学入試とは異なる、独自の特色をもった京大入試に合格するには、「本質から理解して学力を伸ばす四谷学院京大対策クラス」に通うのがおすすめです。京大対策クラスでは、少数精鋭のクラス授業と55段階個別授業により、京大合格に必要な直観力と、記述力とを身につけることができます。

まずは資料請求し、入学説明会へ行ってみましょう。四谷学院の楽しさと、京大入試に対するメリットが感じられると思いますよ。

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