【大学受験】志望校が決まらない!何を基準にどう決める?(後編) <四谷くん奮闘記③>

最終更新日:2022/08/27

※この記事は約12分で読めます。

四谷くんは都内のとある学校に通う高校生。四谷学院に入学して、進路指導を担当する受験コンサルタントの先生にアドバイスをもらいながら、一緒に成績アップ&大学合格を目指します!

志望校を決めるときの基準とは?

②~何を基準にどう決める?(前編)の続き~

どういうキャンパスライフを送りたいか

せっかく4年間も通うんだから、環境も大事だよね。
『都心でおしゃれなキャンパスライフを送りたい!』や『地元に進学して、その分アルバイトでお金を貯めたい!』というのも立派な動機の1つだよ。
『学生のうちに留学しておきたい』や『サークルでこういう活動をしてみたい』と、社会人になってからはできないような経験をするのも良いね。
先生
先生
四谷くん
四谷くん
それなら、僕は都内の大学が良いかな。路線も多いから通学も便利そうだし。
私立だったら早慶上智やMARCHはよく先輩からも話を聞くので、この中からいくつか見てみようと思います。青学は確かキャンパスが渋谷なんですよね?楽しそうだな~
でも、学部によっては他の県のキャンパスまで行く必要があるから、そこもしっかり確認しよう。
先生
先生
四谷くん
四谷くん
えっ?メインのキャンパス以外に行くこともあるんですか?「青学と言えば渋谷!」と思っていたので、イメージと違いますね…
青山学院大学の場合、多くの学部では「青山キャンパス」に通うことになるけど、理工学部や社会情報学部は、神奈川県の「相模原キャンパス」で授業を行うんだ。
もちろんどちらも素晴らしい環境だけど、特に一人暮らしをする時は通学時間や家賃に大きくかかわってくるから、『合格するまで知らなかった…』ということがないようにしておこう。
先生
先生
よく「学部割れ」と言われるように、学部によってキャンパスが異なる大学は多いよ。
たとえば‟東京”農業大学もそう。名前に‟東京”と入っているけれど、生物産業学部は‟北海道”の大自然に囲まれたキャンパスで学ぶことができるんだ。
他の学部のように都内の世田谷キャンパスだと思い込んでいたけど、実際は引っ越しが必要で…とあわててしまうことがないように気をつけないとね。
先生
先生
四谷くん
四谷くん
それは…何学部だとどのキャンパスで学べるのか、もしっかり調べないとダメですね。
でも何より自分が4年も通う場所なんだし、憧れのキャンパスライフを具体的にイメージできるようになったらより頑張れそう!

大学に通うのは何年か

そのキャンパスに通うのは2年かもしれないし、もしかしたら6年かもしれないよ。
先生
先生
四谷くん
四谷くん
先生!僕は退学も留年もしないですよ。ちゃんと4年で卒業します!
‟ストレート”ってやつですよ!
もちろん四谷くんは大学でもしっかり学習できると思っているよ。
でもね、「学年割れ」と言って、年次でキャンパスが変わる大学もあるんだ。
たとえば明治大学では、多くの文系学部が1・2年次に杉並区の「和泉キャンパス」に通学して、3・4年次は千代田区の「駿河台キャンパス」に通うことになる。
3年生になって、いざ『新しいキャンパスだ!』と思っても、単位を落としているとその授業のためだけに前のキャンパスへ通わないといけない…ということもあるから注意しないとね。
先生
先生
四谷くん
四谷くん
それはちゃんと確認しておかないと怖いですね。前のキャンパスへの移動時間が増えたせいで、本当は受けたかった授業が取れない…ということもありそうです。

「6年制」の学部を知っている?

あと、四谷くんは大学院に行くかもしれないし、元々6年制の学部に行くかもしれないね。
先生
先生
四谷くん
四谷くん
あ、そうか。学部によって通う期間が違いますよね。医学部とかは6年なんでしたっけ。
医学部のほかにも、歯学部・獣医学部・薬学部と、医療に携わるスペシャリストを養成する学部は6年制だね。
学生のうちに学んでおくべきことが多く、4年間では履修しきれないから、時間をかけて力をつけていくんだよ。
先生
先生
四谷くん
四谷くん
それだけ生命にかかわる仕事は大変ってことですね。僕も『人に貢献できるような仕事ができたらなぁ』と思うこともあるから、難しそうだけど調べてみようかな。
でも、「同級生より2年も後に社会に出る」ということは、もし『社会人になって早く自立したい!』と思っても実現が遅くなりそうです。
その条件を満たすとしたら、薬学部は良いかもしれないね。薬学部だけは、4年制と6年制の学科に分かれているんだ。
先生
先生
四谷くん
四谷くん
その2つはどう違うんですか?
簡潔に言うとこんな感じだよ
先生
先生
4年制 薬学部
「薬科学科」や「創薬学科」と呼ばれることが多い。
その名の通り薬を創るため、主に研究者を養成することが目的で、卒業しても薬剤師免許は取得できないから注意しよう。
よくある進路は
・大学院へ進学して研究者になる
・製薬会社や食品会社などのメーカーに就職する
6年制 薬学部
病院や調剤薬局などで活躍する薬剤師を養成するためのコース。
4年制と同じく、3年生で研究室に配属されるまでは同じようなことを学ぶ。
4年制は実験が中心になるのに対し、6年制は実験だけでなく、薬剤師として必要な知識を得るための実習や授業を行う。
薬剤師免許取得のための国家試験対策も実施。
同じ「薬学部」だからといって、内容を理解せずに学科を選んでしまうと、自分の思い描いていた道へは進めなくなってしまうから、本当に注意しよう
基本的に、6年制よりも4年制の学科の方が入試難易度や偏差値はやや低く設定されていることが多い。それだけで飛びついてしまって進学先に後悔する…という先輩は実際にいるからね。
先生
先生

大学生活は環境が重要!

キャンパスの話から少し広げすぎてしまったけれど、20歳前後の大事な年代を過ごす期間だからこそ、その環境は大事にして欲しいんだ。
受験勉強が大変だと感じてしまった時にも、楽しいキャンパスライフをイメージできれば一番のモチベーションになるからね。
先生
先生
四谷くん
四谷くん
ありがとうございました!
何が自分にとって一番大切か、よーく考えた上で志望校を検討してみます!

本日の四字熟語

潜移暗化 せんいあんか

周囲の人間や環境の影響で、気がつかないうちに自分の考え方や性質が変わること。

「環境が人を育てる」と言います。社会に出る直前の自分を形成していく大事な時期だからこそ、みなさんには大学選びを妥協して欲しくありません。

四谷学院のクラス授業は、あなたの学力を科目ごとに診断し、それぞれ自分にあったレベルの授業を受けることができます。
苦手科目を克服しようとしている人、得意科目を確固たる武器に変えようとしている人、共通の目的を持った仲間やライバルと一緒に成長していけますよ。
‟行ける大学”ではなく、‟行きたい大学”に行きましょう!

大学受験合格ブログ編集部

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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