東京四大学・東京理工系四大学とは？それぞれの大学の特徴や偏差値を紹介

こんにちは！四谷学院の奥野です。
一般に大学の特徴が話題となるとき、「早慶上智」「GMARCH」など、しばしばレベルや関係性の近い大学がグループ化されることがあります。「東京四大学」「東京理工系四大学」もこうした大学群の一つです。

今回は、東京四大学と東京理工系四大学について、その成り立ちや特徴を解説します。それぞれの大学の特徴や偏差値もまとめているので、志望校選びの参考にしてください。

東京四大学とは

東京都には「四大学」と呼ばれる大学群がいくつかありますが、取り上げられることが多いのは「東京四大学」と「東京理工系四大学」です。それぞれの成り立ちや特徴についてご紹介します。

東京四大学とは

東京四大学は、学習院大学・武蔵大学・成蹊大学・成城大学のことを指します。

いずれも旧制高等学校を起源とする私立大学であり、教育環境などが似ていることから、東京四大学と総称されるようになりました。

少人数教育を行っているという共通点もあり、旧来から大学間の交流が深いことが特徴です。

東京理工系四大学とは

東京理工系四大学は、芝浦工業大学・工学院大学・東京都市大学・東京電機大学の理工系大学で構成される大学群です。「東京4理工」や「四工大」とも呼ばれます。

東京理工系四大学は、同じような大学を総称するものではなく、理工系技術者の養成を目的に発足した大学グループです。

協定に基づく四大学間での単位互換や、他大学修士課程への推薦入試制度が設けられています。

東京四大学のそれぞれの偏差値や特徴を解説

学風や環境が似ているとされる東京四大学ですが、偏差値や特徴にはそれぞれ違いがあります。以下にて詳しく見ていきましょう。

学習院大学

学習院大学は、東京都豊島区に本部およびキャンパスを構える私立大学です。

1877年に創立された華族学校を起源とし、1949年に新制大学として開学後は、数多くの著名人を輩出していることでも知られています。

「約7割の授業で学生が30人以下」という少人数教育を行っており、質の高い学習環境が魅力の一つでしょう。

学部や分野を超えた学びが可能なカリキュラムが用意されており、専門性と学際性をともに高められることも特徴です。

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、学習院大学全体の偏差値は57～71となっています。学部ごとの偏差値は以下のとおりです。

参照：学習院大学／偏差値・共通テスト得点率（入試難易度）【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】｜マナビジョン｜Benesseの大学受験・進学情報

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武蔵大学

武蔵大学は、1922年に開校された旧制武蔵高等学校を起源とする、文系の私立大学です。
本部およびキャンパスは東京都練馬区にあります。学生主体の少人数ゼミは4年間必修となり、毎年約400種類が開講されています。

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、武蔵大学全体の偏差値は58～68となっています。学部ごとの偏差値は以下のとおりです。

参照：武蔵大学／偏差値・共通テスト得点率（入試難易度）【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】｜マナビジョン｜Benesseの大学受験・進学情報

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成蹊大学

成蹊大学は、東京都武蔵野市に本部・キャンパスを構える私立大学です。
少人数制による学生の個性を重視した教育を特徴としています。

ワンキャンパスであることを活かした学部横断型のプログラムや副専攻制度も多く、学部や学年の枠を超えた多様な学びを実現できる環境です。

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、成蹊大学全体の偏差値は52～66となっています。学部ごとの偏差値は以下のとおりです。

参照：成蹊大学／偏差値・共通テスト得点率（入試難易度）【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】｜マナビジョン｜Benesseの大学受験・進学情報
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成城大学

成城大学は、東京都世田谷区に本部・キャンパスを置く文系の私立大学です。
ゼミを必修とした少人数教育が基本で、落ち着いた環境下でじっくり学びを深められます。

留学に向けたSIEP（成城国際教育プログラム）など、グローバル社会を生きるための教育にも力を入れており、学内での国際交流も活発です。

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、成城大学全体の偏差値は56～64となっています。学部ごとの偏差値は以下のとおりです。

参照：成城大学／偏差値・共通テスト得点率（入試難易度）【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】｜マナビジョン｜Benesseの大学受験・進学情報

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東京理工系四大学のそれぞれの偏差値や特徴を解説

続いて、東京理工系四大学を構成する各大学の偏差値や特徴を解説します。

芝浦工業大学

芝浦工業大学は、東京都江東区に本部を置く私立大学です。
豊洲と大宮にキャンパスがあり、世界に貢献するグローバル理工系人材の育成を理念に掲げています。

文部科学省から「理工学教育共同利用拠点」に認定されているほか、「スーパーグローバル大学創成支援採択校」にも選出され、国内大学の国際化を牽引しています。

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、芝浦工業大学全体の偏差値は52～64となっています。学部ごとの偏差値は以下のとおりです。

参照：芝浦工業大学／偏差値・共通テスト得点率（入試難易度）【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】｜マナビジョン｜Benesseの大学受験・進学情報

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工学院大学

工学院大学は、東京都新宿区に本部を置く私立大学です。
新宿と八王子にキャンパスがあります。

少人数制による最先端の工学教育を実施しており、第一線で活躍するモノづくり人材を多数輩出してきました。

国際交流や留学にも積極的で、大学授業を海外で行う独自の「ハイブリッド留学※」制度を設けていることも特徴です。

※「ハイブリッド留学」は工学院大学の登録商標です。

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、工学院大学全体の偏差値は52～59となっています。学部ごとの偏差値は以下のとおりです。

参照：工学院大学／偏差値・共通テスト得点率（入試難易度）【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】｜マナビジョン｜Benesseの大学受験・進学情報

東京都市大学

東京都市大学は、東京都世田谷区に本部を置く私立大学です。

世田谷・横浜にキャンパスを構え、その合計面積は東京ドーム4.7個分。広大なキャンパスで、文理領域を複合的に学べます。

また「都市」をキーワードに、さまざまな講義を通じて高度な専門性と実践力を身につけられることも大きな特徴です。

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、東京都市大学全体の偏差値は52～61となっています。学部ごとの偏差値は以下のとおりです。

参照：東京都市大学／偏差値・共通テスト得点率（入試難易度）【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】｜マナビジョン｜Benesseの大学受験・進学情報

東京電機大学

東京電機大学は、東京都足立区に本部を置く私立大学です。
「実学尊重」を建学の精神とし、高度な専門性を持つ研究者・技術者の育成に取り組んでいます。

キャンパスは東京都足立区千住・埼玉県比企郡鳩山町にあり、それぞれ充実した環境で学びを追求できます。

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、東京電機大学全体の偏差値は46～59となっています。学部ごとの偏差値は以下のとおりです。

参照：東京電機大学／偏差値・共通テスト得点率（入試難易度）【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】｜マナビジョン｜Benesseの大学受験・進学情報

まとめ

東京四大学とは「学習院大学・武蔵大学・成蹊大学・成城大学」を、そして東京理工系四大学は「芝浦工業大学・工学院大学・東京都市大学・東京電機大学」をグループ化した呼び方です。それぞれの大学群では教育環境に共通する要素も多いほか、連携や交流も行われています。

各大学で特色のある教育プログラムが用意されていますので、学びを充実させたい方は、志望先として検討してみましょう。

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