TOCKYとは？該当大学の偏差値別の序列や大学別の特徴を解説

こんにちは！四谷学院の奥野です。
「TOCKY（トッキー）」という言葉を見聞きしたことはあるでしょうか？

TOCKYは大学受験界隈で使われている比較的新しい言葉で、旧帝大や東京科学大に次ぐレベルといわれている難関国立大学群の名称です。

この記事では、TOCKYの各大学の偏差値や特徴などについて解説します。TOCKYや難関国立大学合格を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

TOCKY（トッキー）とは、筑波大学・お茶の水女子大学・千葉大学・神戸大学・横浜国立大学の5大学をまとめた大学群を指します。各大学名をローマ字表記にした際の頭文字を並べて付けられた名称で、2020年頃から使われるようになりました。

国内の国公立大学の中でも難易度が高く、そのレベルの高さは旧帝大や東京科学大に次ぐといわれています。

以下は、TOCKYを偏差値順に並べたものです（2025年7月30日時点）。

各大学の学部ごとの偏差値については、次章以降でご紹介します。

ここからは、TOCKYそれぞれの特徴や学部ごとの偏差値などを解説していきます。

筑波大学は、1872年に創立された師範学校を起源とし、東京教育大学の移転を経て、1973年に開学した国立総合大学です。国内外の教育・研究機関と連携して学際的協力を進めつつ、創造的な知性と人間性豊かな人材を育成し、学術文化進展への貢献を目的に掲げています。

筑波大学は、本部を置く筑波キャンパスと、文京校舎を置く東京キャンパスを有しています。筑波キャンパスは、日本最大の最先端研究開発拠点「筑波研究学園都市」に含まれる教育機関で、その敷地は東京ドーム約55個分の広さとなっています。

また、一般的な大学は学問分野を「学部・学科」で分けていますが、筑波大学は9学群23学類の「学群・学類」で分けていることも特徴といえるでしょう。

各学群の偏差値は以下のとおりです（2025年7月30日時点）。

学群によって偏差値は多少異なるものの、全体的な難易度は高く、旧帝大と同レベルの学群もあります。

お茶の水女子大学は、国内初の官立女子高等教育機関である東京女子師範学校として、1875年に設立されました。現在は国立総合大学として、文教育学部・理学部・生活科学部・共創工学部の4学部を有し、少人数制による高度な専門教育で個性を育むことを特色としています。

キャンパスは東京都文京区にあり、豊かな緑に囲まれた敷地内には、大学関連施設のほかに附属の幼稚園や学校も立ち並んでいます。

各学部の偏差値は以下のとおりです（2025年7月30日時点）。

学部による偏差値の差はあまりなく、全体的に難易度が高いといえます。

千葉大学は共立病院や千葉師範学校を前身とし、1949年に誕生した国立総合大学です。

「つねに、より高きものをめざして」という理念のもと、教養や専門知識・技術・技能、高い問題解決能力をもつ人材の育成を目指しています。文系・理系合わせて11もの学部があり、幅広い教養と高い専門性を身につけられる環境が整っています。

千葉大学は、千葉県内に4つのキャンパスと、墨田区にサテライトキャンパスをもっています。

各学部の偏差値は以下のとおりです（2025年7月30日時点）。

学部によって偏差値は異なりますが、全体的な難易度は標準～やや高めといえるでしょう。特に医学部は、偏差値の高さからかなりハイレベルであることがわかります。

神戸大学は、1902年に設置された神戸高等商業学校を前身とし、国立学校設置法によって1949年に開学した国立総合大学です。国際性に富んだ神戸の文化のもとで「真摯・自由・協同」の精神を発揮し、普遍的な価値をもつ「知」を創造するとともに、人間性豊かな人材の育成を使命としています。

神戸大学は11学部を有しており、多様性・国際性・卓越性・柔軟性に富む教育を提供しています。キャンパスは神戸市内に点在し、特に六甲台地区のキャンパスは六甲山の自然に囲まれているのが魅力です。

各学部の偏差値は以下のとおりです（2025年7月30日時点）。