慶應義塾大学の偏差値や難易度、入試科目別の受験対策とおすすめ勉強法を解説

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慶應義塾大学は、創立160年以上の歴史を持つ私立大学です。1858年に福澤諭吉により開かれた「蘭学塾」がルーツとなっています。

医学部を含む10学部を擁し、創立者である福澤諭吉の志に基づき、社会の先導者となる塾生(学生)の育成に力を注いでいます。

学生生活や就職・進路に関するサポートも充実しており、就職率が高いことも特徴といえるでしょう。

この記事では、慶應義塾大学の偏差値や難易度、入試の特徴、合格するための効率的な勉強方法をご紹介します。慶應義塾大学の受験を考えている方、成績が伸び悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

※本記事に記載されている情報は2025年3月25日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

慶應義塾大学の概要


慶應義塾大学の前身である蘭学塾では、欧米諸国の影響を受けた福澤諭吉によって「独立」や「実学」に重きを置いた教育が実践されました。

これらの理念は福澤教育の基礎として現在まで受け継がれ、教育目標や信条として次の6つの理念が掲げられています。

<慶應義塾大学の6つの理念>


【独立自尊(どくりつじそん)】
自他の尊厳を守り、何事も自分の判断・責任のもとに行うこと

【実学】
実証的に真理を解明し、問題を解決していく科学的な姿勢

【気品の泉源(せんげん)】
人格を備えた社会の先導者となること

【半学半教】
教員も学生も、半分は教えて半分は学び続ける存在であること

【自我作古(じがさっこ)】
新しい分野に挑戦し、困難に耐えて開拓に当たること

【社中協力】
学生・卒業生・教職員などすべての関係者が協力すること

参照:慶應義塾大学 理念:[慶應義塾]

これらの理念を前提に、各学部では入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)が定められています。

詳細は、大学公式ホームページの学部入学案内 - 各学部における3つの方針をご確認ください。

慶應義塾大学には主に6つのキャンパスがあり、使用するキャンパスは以下のように学部によって異なります。

キャンパス使用学部
三田キャンパス文学部、経済学部、法学部、商学部
日吉キャンパス文学部、経済学部、法学部、商学部、医学部、理工学部、薬学部
矢上キャンパス理工学部
信濃町キャンパス医学部、看護医療学部
湘南藤沢キャンパス総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部
芝共立キャンパス薬学部

大学名:慶應義塾大学
設立年:1858年
学生数:33,741人(2024年5月1日時点)
所在地:

  • 三田キャンパス
    〒108-8345 東京都港区三田2-15-45
  • 日吉キャンパス
    〒223-8521 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1
  • 矢上キャンパス
    〒223-8522 神奈川県横浜市港北区日吉3-14-1
  • 信濃町キャンパス
    〒160-8582 東京都新宿区信濃町35
  • 湘南藤沢キャンパス
    〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤5322
  • 芝共立キャンパス
    〒105-8512 東京都港区芝公園1-5-30
公式ホームページ:慶應義塾大学
X(旧Twitter):@Keio_univ_PR
Instagram:keio_university
YouTubeチャンネル:慶應義塾 Keio University

慶應義塾大学の学部別偏差値と難易度(レベル)

Benesseの大学受験・進学情報「マナビジョン」のデータでは、慶應義塾大学の偏差値は61~76となっています(2025年3月25日時点)。

学部ごとの偏差値は以下のとおりです。

学部偏差値
文学部74
経済学部76
法学部76
商学部72~74
医学部74
理工学部67~68
総合政策学部76
環境情報学部70
看護医療学部61
薬学部66

参照:慶應義塾大学/偏差値・共通テスト得点率(入試難易度)【2025年度入試・2024年進研模試情報最新】|マナビジョン|Benesseの大学受験・進学情報

なお、慶應義塾大学では大学入学共通テストでの出願を受け付けていないため、得点率は省略しています。

慶應義塾大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学

ここでは、慶應義塾大学と近い偏差値・難易度(レベル)の大学について、学部を絞っていくつかご紹介します。

■偏差値の近い大学「文学部」
早稲田大学 文学部(偏差値73~76)
明治大学 文学部(偏差値67~72)
上智大学 文学部(偏差値67~71)

■偏差値の近い大学「経済学部」
上智大学 経済学部(偏差値65~73)
明治大学 政治経済学部(偏差値68~72)
青山学院大学 経済学部(偏差値68~71)

■偏差値の近い大学「医学部医学科」
自治医科大学 医学部 医学科(偏差値72)
順天堂大学 医学部 医学科(偏差値70~71)
日本医科大学 医学部 医学科(偏差値70)

慶應義塾大学の入試の特徴


慶應義塾大学では、大学入学共通テストによる選抜を実施しておらず、一般選抜では学部別に独自試験が採用されているのが特徴です。

一般選抜以外の選抜方法としては、総合型選抜や学校推薦型選抜などが用意されていますが、学部により実施有無は異なります。

また、2025年度試験からは一般選抜(文学部)に「英語(外部試験利用)」が新設されるなど、従来の一般選抜からの変更点もあります。

ここでは、慶應義塾大学の「一般選抜」「総合型選抜」「学校推薦型選抜」の概要をご紹介します。

一般選抜

全学部で出願できる選抜方法です。経済学部と商学部ではA方式とB方式に分かれ、試験教科・科目に違いがあります。

試験科目数は、2~3科目(学部や入試方式によっては小論文を含む)です。試験日や時間割が学部によって異なるため、一般選抜要項をよく確認しておきましょう。

なお、2025年度以降の試験では文学部で「英語(外部試験利用)」が新設され、「中国語」が廃止されています。これにより、実用英語技能検定(英検)を外国語の得点に換算して使用できるようになりました。

そのほかの変更点は、大学公式ホームページの学部入学案内 - 入試の変更点をご確認ください。

総合型選抜

総合型選抜は次の6学部で実施されています。

  • 文学部
  • 法学部
  • 理工学部
  • 総合政策学部
  • 環境情報学部
  • 看護医療学部

このうち、文学部は自主応募制による推薦入学者選考、法学部はFIT入試、そのほかの学部はAO入試となります。

出願方法や入試方式の違いは、大学公式ホームページに掲載されている募集要項で最新の情報をご確認ください。

学校推薦型選抜

指定校の学校長推薦を受けた者を対象とした選抜方法で、以下の5学部で実施されています。

  • 経済学部
  • 法学部
  • 商学部
  • 理工学部
  • 薬学部薬学科

募集要項は例年6月頃に指定校へ送られます。学校推薦型選抜を希望する場合は、高等学校の進路相談などで相談しましょう。

上記以外に、以下の選抜方法があります。

選抜方法実施学部
帰国生入試経済学部、法学部、医学部、理工学部、総合政策学部、環境情報学部
IB入試法学部
外国人留学生入試文学部、経済学部、法学部、商学部、医学部、理工学部、総合政策学部、環境情報学部
PEARL入試経済学部

各選抜方法に関する詳細は、大学公式ホームページの学部入学案内 - 入試制度にて最新の情報をご確認ください。

慶應義塾大学の入試科目別の出題範囲とその対策

慶應義塾大学の入試対策をするには、試験問題の特徴や傾向をつかむことが大切です。ここからは、慶應義塾大学の一般選抜における試験問題の特徴をご紹介します。

外国語(英語)の対策と勉強法

外国語(英語)の試験時間は80~120分で、学部ごとに問題が異なります。難易度は私大最難関レベルです。

文学部では辞書の持ち込みが許可されていますが、長文のボリュームが大きいため辞書をじっくり引いている時間の余裕はありません。

また、英文和訳や論述など、英語力のみならず国語力が要求される出題となっているのが特徴です。

経済学部では、発音や語彙、文法の細かい知識が要求されます。こちらも英文の量が多いため、速読力が必要でしょう。長文読解については、現代社会に関する多様なテーマが取り上げられるため、日頃から英字新聞などに目を通しておくことが有効です。

英語の対策と勉強法については「【2024最新】慶應義塾の英語 入試対策 学部別の特徴と難易度を解説!」で詳しく解説していますので、こちらもご覧ください。

数学の対策と勉強法

数学の試験時間は70~120分で、学部ごとに問題が異なります。

基本的に途中過程を記述する問題が少なく、空所補充形式が多い傾向です。そのため、部分点がもらえない点に留意しましょう。

経済学部では主に標準レベルの問題が出されますが、問題量が多いためスピードと正確性が要求されます。
商学部では、文系数学としては難度が高めの問題が出されるのが特徴です。特殊な問題が出されることもあるため、応用力が必要になるでしょう。

医学部では、出題分野が年度によって大きく異なるため、幅広い範囲を網羅する必要があります。理工学部では、年度によって難易度に波があるため、基礎力が得点を左右するでしょう。

数学の対策と勉強法については「【大学受験 数学】慶應義塾大学の出題傾向とは?早稲田大学との違いを分析!」で詳しく解説しています。

日本史の対策と勉強法

日本史の試験時間は60~90分で、学部ごとに問題が異なります。経済史や文化史、外交史など、テーマ史の出題が多い傾向にあるため、独自の対策が必要です。

特に難度が高いのは法学部と経済学部で、独特な史料問題や論述問題が出されます。そのほかの学部では標準レベルの出題なので、教科書の内容を確実に押さえておきましょう。

日本史の対策と勉強法については「慶應義塾大学の日本史対策!学部別の日本史攻略法を伝授 最難関私立慶大に合格するには?」も併せてご覧ください。

世界史の対策と勉強法

試験時間は60~90分で、学部ごとに問題が異なります。

出題範囲や分野も学部ごとに大きく異なりますが、史料・地図に関する問題や近現代史が重視される傾向です。
学部によっては論述問題が出されることもあるため、学校の先生や予備校の講師に添削をお願いするとよいでしょう。

特に難度が高いのは法学部です。すべてマーク式ですが、基礎知識だけでは太刀打ちできない難問が出されます。過去問の演習を徹底する必要があるでしょう。

世界史の対策と勉強法を詳しく知りたい方は、「慶應義塾大学の世界史対策!学部別の世界史攻略法を伝授 最難関私立慶大に合格するには?」も併せてご覧ください。

小論文の対策と勉強法

小論文は国語の代わりに導入されている科目です。試験時間は60~120分で、学部ごとに問題が異なります。以下に、学部ごとの小論文の傾向と対策をまとめました。

【文学部】
文学部の小論文は、人文系の内容がテーマとなることが多い傾向です。
指定の字数は300~400文字と短めですが、課題文の抽象度がかなり高く、筆者の主張の要約や自分の意見を簡潔にまとめる文章作成能力が必要とされます。
難度の高い論説文に慣れることで、読解力を高めておくとよいでしょう。

【経済学部】
経済学部の小論文では、現代の経済や社会問題のほか、時事的な内容がテーマとなることが多くあります。配点は低めで、難易度は標準レベルです。

基本的な読解力・論理的思考力があれば問題ありませんが、より精度を高めるなら、経済用語はもちろん、さまざまな分野の知識や語彙を身につけておく必要があるでしょう。

【法学部】
法学部の小論文は、提示される課題文の内容が専門的で、難度が高めであることが特徴です。近代の法哲学や政治哲学の基礎的な枠組みをしっかりと理解したうえで、法学部ならではの反論を想定した批判的な思考ができるように鍛えておきましょう。

【商学部】
商学部の小論文は、経済学や数学に関連する内容がテーマとなっています。確率・統計やゲーム理論についての課題文も出題されているため、幅広い教養を身につけておきましょう。

また、他学部と異なり空欄補充問題が出されるなど、現代文の試験のような構成になっているのも特徴です。空欄補充問題で確実に得点したうえで、論述問題でさらなる高得点を狙いましょう。

【総合政策学部・環境情報学部】
この2学部における小論文の配点は、全体の50%を占めています。複数の資料やデータが提示され、そこから問題を発見したり、解決策のアイデアを生み出したりする形式が多い傾向です。日頃から身近な出来事や社会的な事象に対して多角的な視点で考え、問題意識を常に持つように心がけましょう。また、過去問演習では添削指導を受けるなど、本格的な対策が必須です。

慶應義塾大学の小論文対策を詳しく知りたい方は「慶應義塾大学SFC 一般入試の小論文対策!独学で大丈夫?合格するために必要な準備とは?」も併せてご覧ください。

慶應義塾大学試験の概要

ここからは、慶應義塾大学の一般選抜における出願資格と、入試日、出願期限をご紹介します。

出願資格について

慶應義塾大学の一般選抜において出願資格があるのは、以下1~3のいずれかに該当する方です。

  1. 高等学校(特別支援学校の高等部を含む)もしくは中等教育学校を卒業した者,または入学年の3月卒業見込みの者
  2. 高等専門学校の第3学年を修了した者,または入学年の3月31日までに修了見込みの者
  3. 学校教育法施行規則第150条にある高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者,または入学年の3月31日までにこれに該当する見込みの者
参照:慶應義塾大学 2025年度 慶應義塾大学 一般選抜要項(PDF)

なお、上記3に該当する場合は、詳細な内容を大学公式ホームページより最新の募集要項などでご確認ください。

入試日と出願の受付期限

慶應義塾大学の2025年度試験(一般選抜)における出願の受付期限と、各学部の入試日は以下のとおりです。

出願期間(全学部共通):
①「出願登録(インターネット)」および「入学検定料の支払」
2024年12月25日(水)10:00~2025年1月20日(月)17:00

②「出願書類の郵送」
2025年1月4日(土)~1月20日(月)※締切日消印有効

入試日:

学部試験日
第1次試験第2次試験
文学部2月15日(土)
経済学部2月13日(木)
法学部2月16日(日)
商学部2月14日(金)
医学部2月9日(日)3月1日(土)
理工学部2月12日(水)
総合政策学部2月17日(月)
環境情報学部2月18日(火)
看護医療学部2月11日(火・祝)2月20日(木)
薬学部2月10日(月)

参照:慶應義塾大学 学部入学案内 - 一般選抜:[慶應義塾]

入試科目や配点

次に、入試科目や配点、出願者数、合格者数など、慶應義塾大学入試のデータを見ていきましょう。

ここでは、慶應義塾大学の入試科目と配点について、一部学部を抜粋してご紹介します。詳細は最新の募集要項をご確認ください。

※各種データは、2025年3月25日現在の情報です。

文学部

教科科目配点
外国語ドイツ語,フランス語,英語(独自試験),英語(外部試験利用)の4科目から1科目を選択する。

(1)ドイツ語:リーディングおよびライティング

(2)フランス語:リーディングおよびライティング

(3)英語(独自試験):英語コミュニケーションⅠ,英語コミュニケーションⅡ,英語コミュニケーションⅢ,論理・表現Ⅰ,論理・表現Ⅱ,論理・表現Ⅲ

(4)英語(外部試験利用):実用英語技能検定(英検)CSE総合スコアが2,500以上(受験級および合否結果は問わない)であり,2025年度入試の場合は2023年1月1日から2024年12月31日までに受験し,本学一般選抜の出願期間中にスコアを提出できるものを有効とする。

150
地理歴史「世界史」「日本史」のいずれかを選択する。

「世界史」:歴史総合,世界史探究

「日本史」:歴史総合,日本史探究

100
小論文資料を与えて,理解力,発想力,論理的構成力,表現力を総合的に問う。100
合計350

経済学部(A方式)

教科科目配点
外国語英語コミュニケーションⅠ,英語コミュニケーションⅡ,英語コミュニケーションⅢ,論理・表現Ⅰ,論理・表現Ⅱ,論理・表現Ⅲ200
数学数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学A,数学B,数学C

ただし、数学Ⅱの「微分・積分の考え」においては一般の多項式を扱うこととする。数学Bは「数列」を,数学Cは「ベクトル」を出題範囲とする。いずれも,これらの範囲および応用を問う。

150
小論文高校生にふさわしい知識,理解力,分析力,構想力,表現力を問う。高等学校の特定の教科とは直接にはかかわらない。70
合計420

経済学部(B方式)

教科科目配点
外国語英語コミュニケーションⅠ,英語コミュニケーションⅡ,英語コミュニケーションⅢ,論理・表現Ⅰ,論理・表現Ⅱ,論理・表現Ⅲ200
地理歴史「世界史」「日本史」のいずれかを選択する。

「世界史」:歴史総合,世界史探究

「日本史」:歴史総合,日本史探究

いずれも,出題範囲は1500年以降を中心とし,基礎的理解並びに体系的理解を問う。

150
小論文高校生にふさわしい知識,理解力,分析力,構想力,表現力を問う。高等学校の特定の教科とは直接にはかかわらない。70
合計420

医学部

教科科目配点
理科「物理」「化学」「生物」の3つの中から2つを選択する。

「物理」:物理基礎,物理

「化学」:化学基礎,化学

「生物」:生物基礎,生物

200
数学数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B,数学C

ただし、数学Aからは「図形の性質」,「場合の数と確率」,数学Bからは「数列」,「統計的な推測」,数学Cからは「ベクトル」,「平面上の曲線と複素数平面」を出題範囲とする。

150
外国語英語コミュニケーションⅠ,英語コミュニケーションⅡ,英語コミュニケーションⅢ,論理・表現Ⅰ,論理・表現Ⅱ,論理・表現Ⅲ150
合計500

理工学部

教科科目配点
理科「物理」:物理基礎,物理

「化学」:化学基礎,化学

物理100

化学100

計200

数学数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A,数学B,数学C

ただし、数学Aからは「図形の性質」,「場合の数と確率」,「数学と人間の活動」のうち「整数の性質」に関する部分,数学Bからは「数列」,数学Cからは「ベクトル」,「平面上の曲線と複素数平面」を出題範囲とする。

150
外国語英語コミュニケーションⅠ,英語コミュニケーションⅡ,英語コミュニケーションⅢ,論理・表現Ⅰ,論理・表現Ⅱ,論理・表現Ⅲ150
合計500

参照:慶應義塾大学 2025年度 慶應義塾大学 一般選抜要項(PDF)

出願者数や合格者数のデータ

慶應義塾大学の2024年度一般選抜における出願者数と合格者数は、次のとおりです。

学部出願者数受験者数合格者数実質倍率
文学部4,1313,7961,0603.6
経済学部A方式4,0663,6998754.2
B方式1,8531,6913814.4
法学部法律学科1,6571,4663344.4
政治学科1,3631,2123143.9
商学部A方式4,6154,3541,5932.7
B方式2,5332,3433856.1
医学部1,4831,2701399.1
理工学部8,2487,7472,4003.2
総合政策学部2,6092,3513965.9
環境情報学部2,2872,0483446.0
看護医療学部5144651433.3
薬学部薬学科1,3721,2523173.9
薬科学科8698152902.8

参照:慶應義塾大学 一般選抜 統計総括(2024年度)(PDF)

慶應義塾大学の受験料と学費目安

慶應義塾大学の入学検定料は、1学部につき35,000円(医学部は60,000円)です。併願する場合は、学部ごとの合計額が入学検定料となります。

また、入学検定料とは別に、出願登録1回につき1,100円のサービス利用料がかかります。

入学時にかかる費用には、入学金200,000円と在籍基本料60,000円のほか、授業料や施設設備費などがあり、初年度納付金は合計1,403,350円~3,903,350円になります。

学費は学部や年度によって異なるため、必ず大学公式ホームページの【学部】学費より最新の情報をご確認ください。

慶應義塾大学卒業後の進路

慶應義塾大学の2023年度卒業生(進路未報告者を除く)7,530人の進路は、進学が1,299人で全体の約17%、就職が5,399人で全体の約72%です。

就職先を業種別に見ると、「学術研究、専門・技術サービス業」が1,171人で最も多く、次いで「金融、保険業」が935人、「製造業」が712人という結果になっています。

2023年には、公認会計士試験の合格者数が49年連続第1位、司法試験の合格者数が国内私立大学で第1位を獲得するなど輝かしい成績も多く、卒業後はさまざまなフィールドで活躍していけるでしょう。

国内大手上場企業をはじめ、国家公務員や地方公務員への就職実績も豊富です。

慶應義塾大学が気になった人はオープンキャンパスや入試説明会へ

慶應義塾大学では、全学部を対象に「講義編」と「学生生活編」に分けて、年に2回オープンキャンパスが開催されます。

2024年度は、以下の内容で開催されました。


【講義編】
日程:2024年6月30日(日)、7月7日(日)
いずれも10:30~16:00

場所:
日吉キャンパス

内容:
学部ごとの学部説明、模擬講義を中心としたイベント

【学生生活編】
日程:
2024年8月1日(木)、8月2日(金)
いずれも10:00~16:30

場所:
三田キャンパス

内容:
在学生との懇親会を中心としたイベント

上記以外にも「看護医療学部オープンキャンパス」や「SFCオープンキャンパス(総合政策学部・環境情報学部・看護医療学部)」、進学相談会など、さまざまなイベントが開催されています。

慶應義塾大学の受験を考えている方は、各種イベントに足を運んで情報収集を行いましょう。

学部入学案内 – 新着・入試関連情報一覧:[慶應義塾]

慶應義塾大学に合格するための勉強方法


ここからは、慶應義塾大学に合格するための勉強方法をご紹介します。

慶應義塾大学に入るにはどのような対策をすればいい?

慶應義塾大学の合格に必要になるのは、難度の高い問題をスピーディーに解答できる「処理能力」です。

処理能力は、まず基礎を徹底的に固めることによって培われます。教科書はもちろんのこと、それを越えた広範な知識について、きちんと学んでいきましょう。

また、問題に素早く解答するためには、そのための訓練が必要です。慶應義塾大学の入試問題は学部ごとに出題傾向が異なるため、過去問をくり返し解いて、問題の形式に慣れておきましょう。

慶應義塾大学入試の大きな特徴といえる小論文では、小手先の受験テクニックが通用しません。そのため、普段から新聞をきちんと読み込んだり、社会問題についての書籍に目を通したりすることが大切です。

慶應義塾大学の科目ごと、学部ごとの入試対策については、以下の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

【2024最新】慶應義塾の英語 入試対策 学部別の特徴と難易度を解説!
【大学受験 数学】慶應義塾大学の出題傾向とは?早稲田大学との違いを分析!
慶應義塾大学の世界史対策!学部別の世界史攻略法を伝授 最難関私立慶大に合格するには?
慶應義塾大学の日本史対策!学部別の日本史攻略法を伝授 最難関私立慶大に合格するには?
慶應義塾大学の地理対策!慶應大商学部に合格するためにつかむべき地理入試問題の特徴
慶應義塾大学SFC 一般入試の小論文対策!独学で大丈夫?合格するために必要な準備とは?

受験期の過ごし方と勉強のコツ

慶應義塾大学のような難関私立大学を目指す場合、高校3年生から勉強習慣を身につけようとしても難しい場合がほとんどです。

慶應義塾大学の合格に必要な受験勉強時間は3,000~4,000時間ともいわれているため、早い段階から勉強習慣を身につけて、高校3年生の受験期を迎えられるようにしましょう。以下を参考に年間スケジュールを立ててみてください。

  • 春(4~5月):基礎固めに取り組む時期です。教科書の内容をきちんと理解し、例題や基礎的な問題集を解きましょう。英単語の暗記なども、この時期に固めておくのがおすすめです。
  • 夏(6~8月):まとまった勉強時間が取れる夏休みは、基礎固めと苦手克服の最後のチャンスです。「問題集を週に○ページを進める」など短期的な計画を立てることでモチベーションを維持しましょう。計画を立てる際は少し余裕を持たせることが目標を達成するポイントです。
  • 秋(9月~11月):これまでに培った基礎をもとに、応用力を身につける時期です。入試レベルの問題集を解き、基礎知識をアウトプットする訓練をしましょう。また、模試で自分のレベルを確認することも重要です。
  • 冬(12月~):本番に必要な解答力を身につける時期です。第一志望校については5~10年分の過去問に取り組みましょう。時間配分を意識しながら解くことが大切です。

慶應義塾大学を目指すなら予備校を使って入試対策をしよう

独学で志望校合格を目指すことも可能ではありますが、一人で勉強していると、自分の実力がどのレベルなのかがわからなくなりがちです。また、モチベーションや学習意欲が高まりにくいこともあります。

そのため、慶應義塾大学合格を目指すなら、予備校を利用するのがおすすめです。予備校を利用すれば、学習計画の作成や受験情報のアドバイスなど、さまざまなサポートが受けられます。それにより、実力を見誤ったりモチベーションが低下したりすることを防げるでしょう。

かといって、予備校に通っていれば安心というわけではありません。大手予備校では一般的に集団授業を実施しており、一度に大勢の生徒が同じ授業を受けています。大勢の中で授業を聞いていると受け身の姿勢になってしまい、知識が定着しないこともあります。

また、集団授業で疑問点があってもすぐに質問するのは難しいでしょう。そのまま苦手分野となり、授業についていけないという状況にもなりかねません。

四谷学院のカリキュラムのご案内

予備校で起こりがちな欠点をカバーするのが、四谷学院の「ダブル教育」です。「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」との組み合わせによって、志望校合格に必要な学力を効率的に身につけられます。

科目別能力別授業

慶應義塾大学に合格できるだけの学力を身につけるには、単にレベルの高いクラスで勉強すればよいわけではなく、自分の学力に合った授業を受けることが大切です。

四谷学院の科目別能力別授業では、クラスを科目ごとに編成しています。得意科目は高いレベルのクラス、不得意科目は基礎的なクラスというように、それぞれ自分の学力に合った授業が受けられるため、勉強の効率が高まります。

また、科目別能力別授業は、講師と生徒が相互にコミュニケーションを取れるアットホームな環境です。講師は生徒の理解度を確認しながら授業を進めるため、生徒の学習意欲をより高めることができ、理解力も向上します。

55段階個別指導

科目別能力別授業で得た理解力を、解答力へと高めるのが55段階個別指導です。

55段階個別指導では、過去の入試問題を徹底分析して作られた55テストで、考え方が不完全なところ、表現が不適切なところ、理解に穴があるところをチェックし、解答力が身についているかを確認しながら級を進めていきます。また、個別指導のため、納得がいくまで講師への質問が可能です。

中学1年生レベルから志望校合格レベルまで段階を踏んで、「予習」「テスト」「添削」をくり返すことで、高い解答力を身につけられます。

慶應義塾大学に合格するには丁寧に解く力が重要!

【慶應義塾大学の入試概要】

  • 大学入学共通テストは利用できず、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜が中心
  • 他大学と異なり、国語の代わりに小論文が課される

【慶應義塾大学の入試データまとめ】

  • 慶應義塾大学の偏差値は61~76
  • 実質倍率は2024年度一般選抜で2.7~9.1倍

【慶應義塾大学合格のための勉強方法まとめ】

  • 処理能力を高めるためには基礎固めが必要
  • 小論文の配点が高い学部もあり、添削が必須

慶應義塾大学の入試は、私立大学の中でも最難関レベルに位置しています。また、一般選抜では、小論文をはじめとした独自の入試対策が必須です。各学部ともハイレベルになりやすいことから、受験を見据えて早期に学習をスタートさせることが大切です。

四谷学院の「ダブル教育」では、自分の学力に合った授業で基礎を固め、理解力アップや解答力アップを目指せます。慶應義塾大学合格に向けて効率的な勉強を進めたい方は、ぜひ四谷学院へお気軽にお問い合わせください。

※本記事でご紹介した情報は2025年3月25日現在のものです。最新の情報は大学公式ホームページにて必ずご確認ください。

失敗しない予備校選びは説明会・相談会参加が重要!

難関私立大学の合格を目指す際は、自分に合った予備校を選んで効率的に学習を進める必要があります。

気になる予備校が自分に合うかわからない場合は、説明会・相談会に参加し、授業や講師の雰囲気を実際に確かめてみましょう。

「予備校の入学説明会って何をやるの?どうやって参加する?」では、予備校の説明会・相談会に参加する際に確認したい予備校のチェックポイントを解説しています。こちらの記事も、併せてご覧ください。

大学受験合格ブログ編集部A

このブログは、大学受験予備校の四谷学院の「受験コンサルタントチーム」「講師チーム」「受験指導部チーム」が担当しています。 大学受験合格ブログでは、勉強方法や学習アドバイスから、保護者の方に向けた「受験生サポート」の仕方まで幅広く、皆様のお悩みに役立つ情報を発信しています。

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