日東駒専の難易度とは?勉強のポイントと英語長文対策

  公開日:2019/11/22
最終更新日:2022/09/26


※この記事は約5分で読めます。

「日東駒専」とは、関東の中堅レベル私大のグループです。

日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学の4つ。

しかし中堅とはいえ、最近は入学定員管理の厳格化が進み、合格者数を減らす傾向にあります。以前に比べて合格が難しくなってきているのです。

このような厳しい状況で、日東駒専を目指す受験生は、どのような勉強に取り組んでいけば良いのでしょうか?

 

日東駒専の難易度は上昇傾向

まずは各大学の特徴や偏差値を見ていきましょう。

 

各大学の特徴

「日東駒専」とは、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学という、同じくらいの偏差値の大学の頭文字を取ってグループにした呼び方です。

各大学の特徴を簡単にご紹介します。

<日本大学>
本部キャンパスは東京千代田区。日東駒専の中で最難関。特に私立の名門である医学部や、多くの芸能人を輩出している芸術学部(いわゆる日芸)が有名。

<東洋大学>
文京区に本部キャンパスがある。主要学部に夜間大学を設置していることが特徴で、働きながらでも通うことが可能。

<駒澤大学>
世田谷区にキャンパスがあります。野球部や箱根駅伝などスポーツ面で有名。

<専修大学>
キャンパスは千代田区と、神奈川県川崎市。語学学習に力を入れているので、将来外国語を武器にしたい人におすすめ。

 

日東駒専の偏差値を「法学部」で比較すると?

日東駒専の、どの大学も「法学部」がありますので、この学部の偏差値を比較してみましょう。

日東駒専の「法学部」の偏差値
日本大学 55.0~57.5
東洋大学 52.5~57.5
駒澤大学 55.0~57.5
専修大学 55.0

最新偏差値情報の参考:入試難易予想ランキング表 | 志望校をさがす | 河合塾 Kei-Net

上記のようにほとんど差はなく、偏差値は全体的に55前後です。標準よりもレベルが少し高い中堅レベル。ただし全体的な傾向として日、東、駒、専の順番で難易度が高い傾向があります。

もう一つ別のグループにMARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)がありますが、日東駒専のレベルはMARCHの少し下と考えるとわかりやすいです。

 

最近は入学定員の厳格化による難化傾向

日東駒専は、中堅レベルとはいえ最近難化が続いています。というのも文科省が入学定員の厳格化を進めており、合格者を減らさなければいけなくなっているためです。

特に日東駒専は「中堅大」として他大学との併願受験も多い大学なので、これまでは合格者を多め出す傾向がありました。しかしこれからはその数を減らすことは間違いなく、受験生は今までよりも受かりにくくなっていくと考えられます。

 

日東駒専に受かる勉強のポイント

難度が上がってきつつある日東駒専に合格するカギは何でしょうか?

勉強のポイントは2つです。

 

基礎固めが重要

テストとなると、「人が解けない問題を解かなきゃ!」と、つい肩に力が入ってしまうものですが、合格に本当に必要なのは、難しい問題を解ける力よりも、むしろ基礎的な問題を落とさない力です。国語であれば漢字、数学であれば計算など、基礎的な問題を確実に解くことが大事です。

基本的な問題は教えてもらった直後は簡単にも思えますが、高校の学習範囲は広いので、時間が経つと忘れてしまったり、他の分野の内容とごちゃごちゃになってしまったりするものです。当たり前のことを当たり前にできることも、とても大変です。基礎の反復をとことん繰り返しましょう。

 

英語の長文問題がカギ

どの学部でも英語の長文問題は配点が高く、合否に大きく影響します。「英語長文を制すれば日東駒専を制する」と言っても良いでしょう。その対策については以下でしっかり考えていきます。

 

日東駒専の英語長文読解対策

日東駒専の英語長文対策のカギは「英語の知識」と「英文構成の理解」です。

 

英文を読む知識を増やす(単語、文法、熟語、構文)

日東駒専ならば『ターゲット1900』で言えば、最後の部分まで覚えましょう。それから文法や熟語、構文などといった基礎知識は、瞬間的に思い出せるまで身に付けることが大切です。

 

文章構成に注目する

英文の多くは、「逆ピラミッド型」で書かれています。まずパラグラフの最初に結論を述べ、それからその結論の理由を説明していく、という構成であることが多いのです。だから最初の文をしっかり読み、あとはザッと流す、という風に、緩急を付けて読めるようになると速読力が付きます。

たくさんの演習をこなしながら、こうした英文特有の傾向に慣れ、速く、確実に読める力を付けていきましょう。

 

英語が特に苦手なら予備校も有り

勝負を分ける英語。思うように成績が上がらないとか、どうしても苦手意識が消えない人は、ぜひ予備校を活用しましょう。

できれば集団よりも個別指導のほうがおすすめ。個別ならあなたの理解度に応じて、自由に過去にさかのぼって教えてもらえますし、あなたの進捗や志望校に応じた最適なカリキュラムも組んでもらえます。また個別ならばいやでも机に向かわなければいけなくなるため、「苦手意識のせいでなかなか机に向かえず、もっと苦手になる」という悪循環を打破できます。

四谷学院なら1科目から授業が受けられるコースも用意しています。

英語長文だけとか、数学のベクトルだけとか、ピンポイントでの個別指導も可能。夏休みや冬休みなどの長期休暇を活用して受講するのもおすすめです。

 

まとめ

関東の中堅私大グループである「日東駒専」は、最近定員の厳格化が進み、合格者数を減らしてきている傾向があります。

合格のカギは2つ。

1つ目は難しい問題を解けることよりも、基本を落とさないこと。基本をきっちりと押さえて、解ける問題を確実に解きましょう。

それから2つ目は、配点の高い英語長文を得意にしておくこと。

「基礎が弱い」「英語の長文が苦手だ」と感じているならば、ピンポイントでの指導も可能な四谷学院をぜひご検討ください。


大学受験合格ブログ編集部

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