社会で活躍する先輩への
インタビュー

東亞合成株式会社

さん

2019 年に名古屋大学工学部化学・生物工学科を卒業、2021 年に名古屋大学大学院工学研究科応用物質化学専攻 修士課程を修了後、東亞合成株式会社に入社。現在は横浜工場にて勤務。将来的には、分子動力学シミュレーションという手法を用いて、より性能の良い素材や製品を作成することを目指して研究を行っている。

分子動力学シミュレーションを用いて
より性能の良い素材や製品を作成したい

――石川さんが現在の職場に入社したきっかけを教えてください。大学の授業の一環として企業の工場見学に行く機会があり、その際に東亞合成の研究所の綺麗さや充実した設備をみて興味を持ちました。その後、インターンシップ(学生が興味のある企業を訪問したり実際に働いてみたりする職業体験の場)にも参加したのですが、そこで当時私が大学院で行っていた「分子動力学シミュレーション」という研究を東亞合成でも行っていることを知ったんです。工場見学での印象と、自分がしたい研究ができる環境が整っているという点から、東亞合成への入社を決めました。

――分子動力学シミュレーションとは、どういった研究ですか?コンピュータ上で材料を分子レベル(分子の集合体)で再現し、その分子の変化を解析する研究です。例えば、ある材料に衝撃が加えられたときに分子がどのように変化しているのかを見る、というような感じです。物質には、叩いたら簡単に壊れてしまうものもあれば、相当な力で叩かないと壊れないものもあります。ある物質を実際に製品として使用する際には、この強度をより向上させるため、分子の構造がどのように変化するのかを研究する必要があります。しかし、分子がどのように変化しているのかを直接見ることは難しいので、分子動力学シミュレーションという手法を用いて解析するというわけです。

私はこの4月に入社したばかりですが、今後はこの分子動力学シミュレーションという手法を用いて、より性能の良い素材や製品を作成していきたいと思っています。

身の回りの現象を解き明かす
暗記ではない「化学」に興味をもった

――大学での研究が現在・今後のお仕事に繋がっている石川さんですが、化学の道に進まれたのはなぜですか?もともと身の回りの現象を解き明かすことに興味があり、現象解明を行える分野を学びたいと思っていました。また、姉が大学で化学の授業を受けており、大学の化学のことを聞く機会がありました。その際、高校の化学ではまだ理由がわからず暗記をしなければならない内容が多いですが、大学ではそうなる理由を根本から理解することができるということを聞きました。今まで覚えるしかなかったことにもちゃんと理由があり、大学の化学ではそれを学ぶことができるということに興味を覚え、化学を専攻したいと思うようになりました。

大学受験で「知識の総整理」ができ、
「計画を立てる力」も身についた

―― 石川さんにとって、大学受験の経験はいかがでしたか?私の年は受験が新課程に変わり大変でしたが、無事志望している大学に合格することができ、充実した受験生活でした。大学の授業は、高校よりも専門的なことが多くなります。そのため、高校までの基礎の内容を理解していないとついていくのが大変になってしまいます。そこで大学受験という形で、高校までの内容をもう一度整理し、理解することは重要な意味があったと思っています。

――大学受験で身につけたことで、その後も役に立っていることはありますか?「計画を立てる力」ですね。私は受験勉強を始める際に、まず自分がどのようなことをしなければならないかを書き出しました。その上で、どれを優先して行う必要があるかを考えながら計画を立てて、勉強を進めていきました。もちろん、いつも計画通りに勉強を進めることができるわけではないので、計画と現状を見比べ、計画を修正しながら勉強を進めていきました。

この計画を立てる力は大学院時代の研究でも役に立ちました。研究でも成果を出すためにやらなければいけないことがたくさんあり、何からすればいいかわからなくなることがあります。そのような場合にも解析の優先度をもとに計画を立てて進めていくことで、パニックになることなく研究を進めることができました。

大学では勉強だけにとどまらない
新しい体験ができた

――「計画を立てる力」は、今後お仕事をする上でも必ず役に立ちますね。では、大学生活はどのように過ごされましたか?大学の授業では今まで高校で学んだ化学の内容をその原理からより詳細に学び、また数学・物理・化学の知識を総動員して研究を進めていました。同時に、私は総合大学に進学したこともあって、今まで以上に様々な地域や分野の人と関わる機会が多くありました。例えば日本だけでなく海外の人とも触れ合う機会もありました。研究について話したり、研究報告会での研究報告や質疑応答などを英語で行ったりしました。

――単純な勉強や研究だけにとどまらない経験ができたのですね。そうですね。大学生活は、高校までとは異なり自由な時間が多い印象でした。私は勉強や研究以外に、この自由な時間を塾のアルバイトや大学のサークル、旅行などに使いました。サークルや旅行では様々な友人に出会い、コミュニケーションの輪が広がりました。また塾のアルバイトでは、自分が学ぶのではなく相手に教えるという、今まで行ったことがない経験をすることができました。大学受験でも大学生活でも、これからの人生の財産となるような貴重な経験を積むことができたと思います。

メッセージ Message

進路を決める際には、自分が何に興味があるのか、何を学びたいのかをしっかり考えてみてください。そして、自分が行きたいと思う大学が決まったら、努力を惜しまずに頑張ってください。高校生活も、悔いが残らないよう精一杯楽しんでくださいね。

同僚や友達との日帰り旅行が楽しみ。「ラーメンを食べる旅」をすることも。

職場の同僚や大学・高校時代の友達と日帰りで旅行に行くことがプライベートでの楽しみです。友達と今の仕事の話や昔の懐かしい話をするだけで、とても楽しい気持ちになります。そしてそれがリフレッシュになり、次の週からも仕事を頑張ることができます。大学の友達は全員ラーメンが好きなので、ラーメンを食べるために旅行することもあります。その際は、三食ラーメンのときもありました(笑)。またコロナが落ち着いたら遠出をしたり、海外にも行ったりしたいなと思っています。

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