社会で活躍する先輩への
インタビュー

糖尿病内科 医師

さん

2017 年3 月に横浜市立大学医学部医学科を卒業し、2017 年4 月~ 2019 年3 月に川崎協同病院にて初期研修。2019 年4 月より内科専攻医として神奈川県・東京都の複数の病院で勤務し、現在は川崎市内の病院で糖尿病内科の内科医として糖尿病患者の診療や生活習慣指導に従事している。

父と約束した「医師」になるという夢

―― 雑賀さんが医師を目指されたのはなぜですか?高校2年生の春に父が亡くなり、家庭環境が大きく変わる中、父と約束していた医師になるという夢を叶えるため、医学部を目指しました。父には『Dr.コトー診療所』に出てくるような医師になってほしいと前から言われていましたが、父が病床に伏してから、父の主治医の先生の熱意のある対応、そして患者・家族想いの対応に感銘を受けました。それで父が亡くなる前、改めて医師になる夢を叶えると父と約束しました。

大学受験は夢を叶える手段でもあり、
自分に自信がついた経験でもあった

―― お父様との約束を叶えるための医学部受験は、どんな受験でしたか?父との約束のためどうしても志望校に受かりたかったのですが、今一歩学力が足りておらず、最初は模擬試験でも決していい成績ではありませんでした。しかし、大学受験までにマスターしなければならないことをリストアップし、一つひとつ達成していく作業を地道に続けた結果、合格通知を受け取ることができました。家族や学校の先生、塾の先生などたくさんの方に助けていただいたので、最後まで走りきることができたのだと思います。

ちなみに父がかかっていたのは、その後私が進学した横浜市立大学の病院だったため、父の主治医だった先生とは大学で涙の再会を果たしました。

―― 大学受験での経験で、今も役に立っていることはありますか?仕事を始めてからも、今日中にやらなければならないことをリストアップし、優先順位をつけて、こなしていくというスキルは重要でした。大学受験で培ったものが今も活きていると思います。また、仕事が始まってからも最初は上手くいかないことがたくさんありました(例えば、採血など)が、大学受験を通じて「諦めずに続けることで結果が出る」という経験をしたことで、打たれ強く続けることができたのかなと思っています。

最初は、大学受験は夢を叶えるために必要な手段の一つでしたが、今ではそのときの経験が自分の自信に繋がっています。

患者さんとの対話の中で信頼関係を築き
最適な治療を提案するのが私の仕事

―― 現在はどのようなお仕事をされていますか?糖尿病患者さんの外来診療や、入院中の生活習慣指導を行っています。内科疾患の入院患者さんも受け持っています。その他、外科で手術予定の患者さんが糖尿病を持っていれば一緒にチームに入って、診療を行いますし、土曜・日曜は月に数回、救急外来で発熱や腹痛などで救急受診した患者さん、救急車で来院した患者さんの診療を行っています。また、COV I D-19(新型コロナウイルス感染症)の治療で糖尿病内科医が調整する必要のあるお薬があり、その際はCOVID-19診療チームと協力しながら診療をしています。

―― チーム医療で多岐にわたり活躍されているのですね。お仕事のやりがいはどんなところですか?糖尿病は基本的に完治することはなく、一生お付き合いしていくことが多い病気です。また、患者数もおよそ316万人(平成26年厚生労働省調査)と、とてもたくさんいらっしゃいます。食事療法や運動療法の指導を看護師や栄養士、リハビリの先生と協力しながら行ったり、患者さんの個々の性格や環境・生き甲斐に合わせて治療プランを一緒に考えたりします。飲み薬や注射など様々なお薬がありますが、患者さんが納得し、毎日続けられなければ意味がありません。ここで大切なのは、患者と医師の信頼関係だと思っています。私は患者さんとの対話の中で信頼関係を築いて、最適な治療を提案していくことにやりがいを感じています。

小児科から糖尿病内科へ
志望を変更した理由

―― 大学ではどのようなことを勉強されましたか?医師免許取得のため、1年目は一般教養、2年目では解剖学などの基礎を習い、3・4年目から臨床学を勉強しました。5・6年目は病院実習で実際の現場で診察の見学や実践をしました。途中で、薬理学教室に通って、躁うつ病に対する薬の開発に関係した研究をしました。

学生時代は小児科を専攻したいと考えていましたが、実際は全然違う科に進みました。

―― それはなぜですか?初期研修を2年間行う中で、気持ちに変化があったんです。今の研修制度では、卒業3年目で専攻を決め るようになっています。学生時代と希望する科が変わるのも、よくあることです。糖尿病の患者さんと実際に接する中で、病気の理解がなく治療をやめてしまう人や、病気を治さなきゃいけないとわかっていても通院できない人など、様々な背景の患者さんと出会いました。その中で、糖尿病治療では、患者さんの実現可能な医療を提供していくためにも、患者さんとの信頼関係を築いた上での治療が必要だと感じました。そして、人と話すのが得意な方である私には向いているのではないか、と。いわゆる「かかりつけ医」として患者さんと長く付き合っていく医師になりたいと思い、糖尿病内科に決めました。もちろん、小児科が嫌になったわけではありません。最終的に診療所の医師になりたいと思っているので、そのときは小児も診ることがあるかもしれません。志望を変更したのは、糖尿病内科の魅力が大きかったから、に尽きると思います。

メッセージ Message

大学受験が人生の全てとは思わないけれど、頑張って入学することができた志望大学では、きっと同じくらい頑張った同志がいて、そこではきっと、未来を描くためのたくさんの選択肢を得ることができます。あのとき頑張っておけばと思っても、未来のあなたは「今」のあなたに戻ることができません。高みを目指して、第一志望合格のために頑張ってください。

息子がいつか私の仕事に興味を持ったとき誇れるような、患者さんと信頼関係を築ける医師でありたい。

現在は良いご縁に巡り合えて結婚し、去年の夏には可愛い息子にも恵まれました。働きながらの子育てに追われる日々ですが、息子がいつか私の仕事に興味を持ったときに誇れるよう、患者さんと信頼関係を築ける医師でありたいと思っています。

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